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トレセンセレクション

チームから区トレセン5年生前期セレクションの推薦をもらった。

しかしながら今年のはじめに書いた短所はそれなりに改善はされたものの
依然として解決はしていない。

唯一にして最大の問題、
「周りを見ることが十分にできていない。」

ただでさえ近年のセレクションはフィジカル重視の傾向になりつつあるため
肉体的成長がまだ十分でないわが子はこのままではたぶん合格しないだろう。

指導クオリティの非常に高いチームに移籍したが、そこに先に入っていた
他の子との間にある二年間の遅れは予想以上に大きなものだった。

チーム主催者の指導テーマは
「子どもたちに楽しくサッカーをさせてあげること」
これは非常に長期的ビジョンでの考えで、つまり人生の中でサッカーを
長く楽しんでもらいたい、そんな思いが込められている。

楽しむためには上手になる必要がある。
上手になるためには正しいサッカーを覚える必要がある。
そして楽しむとはやりたいプレイをできるようになることである。
ただし、正しいサッカーを覚えるためには「間違っているやりたいプレイ」を
しないことが重要となる。しかし小さいうちは理屈で教えても間違っている
ことが理解できず、強制すればストレスとなり、楽しくないためヤル気が失せる。

このトレードオフを克服するためにはストレスを感じさせないように
チームではじっくりと時間をかけて正しいサッカーを刷り込みをかけてきた。
これにより当初からチームにいる子たちは、極端に言えば、何が正しいのか?
など考えずとも自然と正しいサッカーが身についている。
ただ、全員がそれを高いクオリティで体現できるというわけではないが。

わが子においては二年間の遅れがあるため過度の意識を持って
この一年という短期間にやりたいプレイを封印して正しいサッカーを
身につけることに努力をしたため、本来の楽しむことを忘れかけている気がする。
これはやりたい(間違った)プレイの引き出しを多く持つわが子にとって非常に
苦痛を伴った(今でも伴っているかも)ことは容易に想像できる。
今、わが子はもう少しで正しいサッカーが手に入れられそうな状況と見ているが
ここにきて上手くなることと楽しさの間でモチベーションの置き方に苦しんでいる。
また、今後、急激なフィジカルの成長が見込まれる中、これによりできることが
拡がることと正しいサッカーが身についたのかを錯覚しないように注意して
いかないと大きな間違えにつながると思われる。


わが子は正しいサッカーを身につけさえすれば、それを高いクオリティで体現
できるだけの下地としての技術を持っているだけに、これからの二年間が
本当の勝負どころになると思う。

【現状】

<短所>
・周りを見て判断することと事前準備をすることができていたりできなかったり(泣)
・キックがいまいち(インパクトのタイミングどり)
・動作のスムーズさがいまいち→プレイの連続性が足りない
・試合中に消えることがある

<長所>
・コーチングができる
・集中するとすごい集中力を発揮する
・度胸がある
・対面ディフェンスが抜群に上手い(並走の場合は普通)
・足元のテクニック全般(特にキープ)
・決定力がそこそこある


年の初めに書いた記事ほど順調なわけではない。


所属チーム

わが子が新しく加入した(とは言ってももう2011年10月の話だが)
チームは実は加入時点では区の少年サッカー連盟へは未加盟だった。
いろいろなオトナの事情で連盟加盟はたやすいことではなく、
チームの悲願ともいえる課題だったが、ようやく2012年4月からの
加盟が承認された。

そういう意味で本当に伝統もない新参団体なのだが、
ここには3年のレベルとして相当スゴイ子がいる。
この子のスゴイところはドリブルテクニックとか状況判断とか
足が早いとかではない。体も小さい。
しかしこの子は
「体のすべての関節のクッションが、まるでベンツやレクサスのように
柔らかくしなやかでかつシームレスに動く。」
のである。
とにかく何をやらせてもエレガントに動き、無理と無駄がない。
理にかなった動きをするので力が強いわけではないのに競り合いに強く、
無駄なエネルギーを使わないのでスタミナ切れもない。
教えてできることでもマネをして簡単にできることでもない。
こういうのをセンスというのだと痛感させられる。
すぐ近くにこのような子がいることはわが子にとっては
非常に良いことだと思っている。

この子がその気になってわが子がこの子との連携を意識できれば、
この子は時間をかけて中央で3、4人平気で引っ張ることができるため、
開いて待っているだけでわが子は得点を量産できると見ている。

また、この団体は最近多い、チームとスクールの併設型NPOで
わが子もチームとスクール両方に通わせている。
チームは新設のため3年生までしかないが、スクールは中学生までいる。
ここには区内および近隣のチームに所属している志の高い子が
技術を磨くために加入していて、区トレセンやブロックトレセンに
選ばれるような各チームのエース級の子と一緒に練習ができる。
現6年生にはナショナルトレセンに選ばれている子もいる。

そういうオマエの子はどうなんだということは書いていないが
そう捨てたもんでもないと思っている。

<短所>
視野が狭い
事前準備が極端に少ない → 未来予想ができない
動きに無駄が多い
(オレに言われないと)自力で集中できないことが多い
足があまり早くない
・・・・・要するにオコチャマ(泣)

<長所>
元気・勇気・根性・負けん気がある
集中するとものすごい集中力を発揮する
経験がある
プレスが強い
足元のテクニック全般
決定力がそこそこある


コイツの短所は精神年齢に依存している可能性が高いことが多いので、
ある程度克服できそうだし、区トレセンはいけるかな?
上手くいけばブロックも、ってところ。

以上、年初の雑感でした。

練習試合

入ったばかりのチームで練習試合があった。

2、3ヶ月前に対戦したときは互角の勝負をしたとのことで
この間の成長を確認するためのマッチメイクだったらしい。

しかし、わが子が加入したことで脆くもコーチの目論見は崩れた。
わが子からみればグループ戦術もチーム戦術もなしでいとも簡単に
ねじ伏せることが可能な相手だった。

トレーニング時のミニゲームではできても相手のある対外試合で
「(負けてもいいから)今まで練習してきたことをやってみようよ」
というのは小学3年生にはとてつもなく難しいことのようだ。
「強い相手だと想定したら」と言い聞かせても
「だって強い相手じゃないもん」という答えが頭に浮かんでいたのは
明らかで、せっかくパス回しのトレーニングを日々やってきたのに
すべてを台無しにしてひとりで密集をチンチンに切り裂いて
相手をフルボッコにしてしまった。

これを見たチームメイトにも伝染して無理なドリブルを繰り返す子が多発。。。
結果は慌ててわが子をGKにした試合を除いて
全試合ラグビーのようなスコアで圧勝。
コーチは頭を抱えていた。

・・・・直前の書き込みで心配していた

「やるべきこと」と「やれることのバリエーション」が大きく開いてしまうため
自分の中で「やれること=引き出し」と勘違いしてしまう。

という心配がやはり現実になってしまった。

前のチームなら「大活躍だ!」で終わっているところだろう。

ただ、これを問題だと思ってくれるコーチ陣であること自体が
やはり移籍して正解だったと思える証なのだろう。

難しい課題だが、必ずや早い段階で手を打ってくれるはずである。

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