練習試合 | Monster Parent [改]

練習試合

入ったばかりのチームで練習試合があった。

2、3ヶ月前に対戦したときは互角の勝負をしたとのことで
この間の成長を確認するためのマッチメイクだったらしい。

しかし、わが子が加入したことで脆くもコーチの目論見は崩れた。
わが子からみればグループ戦術もチーム戦術もなしでいとも簡単に
ねじ伏せることが可能な相手だった。

トレーニング時のミニゲームではできても相手のある対外試合で
「(負けてもいいから)今まで練習してきたことをやってみようよ」
というのは小学3年生にはとてつもなく難しいことのようだ。
「強い相手だと想定したら」と言い聞かせても
「だって強い相手じゃないもん」という答えが頭に浮かんでいたのは
明らかで、せっかくパス回しのトレーニングを日々やってきたのに
すべてを台無しにしてひとりで密集をチンチンに切り裂いて
相手をフルボッコにしてしまった。

これを見たチームメイトにも伝染して無理なドリブルを繰り返す子が多発。。。
結果は慌ててわが子をGKにした試合を除いて
全試合ラグビーのようなスコアで圧勝。
コーチは頭を抱えていた。

・・・・直前の書き込みで心配していた

「やるべきこと」と「やれることのバリエーション」が大きく開いてしまうため
自分の中で「やれること=引き出し」と勘違いしてしまう。

という心配がやはり現実になってしまった。

前のチームなら「大活躍だ!」で終わっているところだろう。

ただ、これを問題だと思ってくれるコーチ陣であること自体が
やはり移籍して正解だったと思える証なのだろう。

難しい課題だが、必ずや早い段階で手を打ってくれるはずである。