開演15分前の影アナが「まもなく開演いたします」と告げたので、客席がざわつく。しかし、もちろんまもなく開演はせず、15分後に本当にラストの影アナが流れた。ラストの影アナだけ有明、名古屋と同じ。録音なのかな。

 

座席はスタンド4列目の通路脇。今回は通路にちょっとはみ出して立つことができた。名古屋では2日間とも相撲でいう向正面側だったが、この日はようやく正面側から見られた。

 

NiziUのライブに行ったときの興奮が冷めやらないあ~ちゃんは、いつもの5割増しのハイテンションで最初のMCをしゃべりまくる。隣の席のPerfumeライブ初参加女子がカラカラと笑うのを聞いて、こちらもうれしくなる。ただ、本人はとても緊張していたと最後のMCで話していた。

 

最初のMC後2曲目で、のっちの踊りを真正面から見ることができた。陶然とした。この1曲だけで東京から来た価値があった。

 

のっちの踊りは進化が止まらないが、のっちのMCはむしろ退化しているようなのが謎だ。

 

通路を挟んだ席の女性客の曲中の手拍子が巧みで感心した。同じ曲中に何度かリズムを変えて叩いている。日ごろ手拍子はどちらかというと退屈なリアクションだと思っていたが、ああいう手拍子ならいい気がした。

 

大阪の客席の拍手は有明、名古屋より大きいように感じた。P.T.A.コーナーでは拍手にかき消されてあ~ちゃんの声が聞こえづらいときもあった。

 

そのP.T.A.コーナーでは夏の踊りが変わったほか、手拍子の練習の後に3人がNiziUのCLAP CLAPを踊る。あ~ちゃんがどうしてもやりたかったみたいだ。

 

P.T.A.コーナー後2曲目が、名古屋②のあの曲から有明①②名古屋①のあの曲に戻った。チームPerfumeも観客の反応を見定めかねているのだろうか。

 

スタンドの規制退場は後ろのほうから基本1列ずつアナウンスされる。せめて2列ずつでもいいんじゃないかな。

席は2階スタンド最前列。しかも通路際。「通路にはみ出して動き回れるぞ」とほくそ笑みながら席につく。


しかーし。座って初めて気づいた。席の横の通路スペースの途中に階段の段差があり、はみ出して立つことができない。かくしてこの日も可動域は広がらず。


左隣の男性が「動き回る派」+「お約束をよく知っている系」だったので、私も気兼ねなく動きやすい。もちろん視界も良好。ただし、前日と同じブロックなので、ステージを見る角度は前日とほとんど代わり映えしない。


最初のMC明けの曲で、のっちのしなやかな振りに注目するのが、今回のツアーの楽しみのひとつになっている。この日ものっちばかり見ていたので、あ~ちゃんが外し忘れた冷感タオルを曲中に投げ落としたという場面に全く気づかなかった。


最後のほうで、あの相当前の曲がもっと前の曲に差し替わって驚く。相当前の曲は私のお気に入りだが、客席の反応はいまひとつな気がしていた。もっと前の曲のほうがファン歴の浅いお客さんにもウケがいいし、会場の一体感も増した感じがした。この曲の演出が最後のMCでののっちの涙声をもたらしたわけだし。


ところで、この日のMCでメンバーがツアー内容のネタバレを解禁した、という解釈が広がっているようだ。確かにそれっぽい話はあったが、私はネタバレを正式に解禁する意図まではなかった気がした。


ただ、これも広く指摘されているように、今回のツアーでは公式サイトや会場アナウンスでネタバレ禁止を告知していないようだ。ということは、このブログでもわざわざ「相当前の曲」とか書かなくてもいいのか。


まあ、このブログを読んでいる人はほとんどいないので、どっちでもほぼ影響ゼロだが。

座席は2階スタンド4列目。アリーナにはなかなか降りられないな。

開演30分前と15分前の影アナは有明とは別の人だった。ちょっと不慣れな感じ。開演直前だけ、あの有明で好評だった人に替わった。

音量は有明2日目よりさらに大きい。座席は有明より狭い。ドリンクホルダーなし。立ち上がって座席を折りたたむと、下に荷物を押し込みづらい。足元の可動空間がさらに狭まる。

周辺、前方を見渡し、ノリのいいお客さんを探しては自分を鼓舞する。左隣は体を結構動かしている。右隣はおとなしめ。

ラスト前の曲とラストの曲が入れ替わった、ような。ほかにも曲順が変わったところがあった、ような。

右隣は終演直後に規制退場を無視して帰っていった。お行儀よくないよ。

※ ※ ※

規制退場のおかげか、笠寺駅は帰りも混雑はそれほどひどくない。駅係員がホームで乗客を上手に誘導している。


快速を臨時停車させたりしているので、電車の中もちょっと込み合っている程度。JRさん、ありがとう。


この日の座席は2階スタンド最前列(表記は13列)。メンバーの顔を肉眼で確認できる。前日の3階スタンド中盤列は音圧がイマイチだったが、この日はオープニングから重低音ブリバリで文字どおり身が震えたステージ上方にラインアレイスピーカーがドドーンとぶら下がっているのが見える。

そして気が付いた。ふだんイヤフォンでさらっと聞いていたアルバム「PLASMA」のオシャレ系の幾つかの楽曲が、ライブ会場では踊れる系のサウンドに変貌していることを。心の中で「いいぞ、いいぞ」とつぶやく(孤独のグルメの井之頭さん風で)。

とはいえ、この日もそれほど飛び跳ねることはなく、汗だくには程遠かった。ひとつ目の理由は、両隣のお客さんがおとなしかったこと。左隣の2人組はほぼ座ったままだった。もう一つは、前方の手すりが意外に低く、真下を見ると足がすくんだこと。ちなみに、ぴあアリーナMMと違い、最前列もスタンディング禁止ではなかった。

というわけで、次回ガイシでは足場のいいアリーナ席を是非お願いします。

 

 


 

アルバムを聴いたときから予想はしていたが、踊ったり飛び跳ねたりして盛り上がるというより、ステージをじっくり鑑賞するといった雰囲気が一段と強まった。はっきり言って、今のところ1月の [polygon wave]より満足度は低い。

確かに、3人の大人っぽさ、美しさはこれまでにも増して鑑賞に値するが、「でも、それってブルーレイ/DVDで見てもいいんじゃない」と思ってしまうのだ。せっかくのライブなのだから、爆音を浴びながら体を動かし汗を流したい。

まあ、勝手に動けばいいだけの話だが、周囲の観客がおとなしいと一人で騒ぎづらいのが日本人の悲しい性だ。明日以降は徐々に熱量を上げていくつもりではいるけど。

 

 

※ ※ ※

 

開演前に1時間半並んでTour Tとタオルを買う。Tour Tは思いのほかしっかりした生地で、夏は少々暑い。サイズはいつもどおりMにしたが、Lでもよかったかな。

全国ツアーの初日が東京公演というのは珍しいな、と思ったら、有明アリーナのこけら落としという意味合いがあったのね。

有明アリーナは東京オリンピックのバレーボールとパラリンピックの車いすバスケットボールの会場として使われたので、いまさらこけら落としと言われてもピンとこないが、オリンピック後の一般利用としては今年8月20日が「グランドオープニング」らしい。

施設の運営会社(株式会社東京有明アリーナの構成員にはアミューズが名を連ねる。

Perfumeが2019年10月にこけら落とし公演を行ったLINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)と同じ図式だ。

社業が絡んだ業務命令みたいな感じだが、こういうときにお声がかかるのは会社から信頼されている証左だろう。

 

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昨日発表されたツアーグッズ。

今回はツアーTとタオルを初日開演前に購入予定。

先週末、京都を訪れた。当初、年末年始を過ごすつもりで、Go To Eatの食事券も買い込んでおいたのだが、強烈な年越し寒波に怖気づいて直前に行くのをやめてしまった。手元に残った京都府限定の食事券を無駄にすると大損なので、利用期限(3月15日)に一番近い週末の宿泊予約を年始早々に取っておいたというわけだ(ただし、食事券の期限は最近になって5月まで再延長された)。

せっかくなので京都迎賓館と桂離宮の見学・拝観予約もし、当日はそれぞれガイドの説明を聞きながら施設内を歩いて回った。まだ時間はたっぷりあるので、「ほかにどこへ行こうか?」と考えたとき、ひらめいたのが東映太秦映画村だ。

京都には中学の修学旅行以来たぶん20回くらい行っているが、映画村はいかにも俗っぽい気がして行ったことがない。15年くらい前に乗ったタクシーが映画村の横を通ったとき、京都人の運転手が「ここが映画村。まあ、遊園地ですわ」とあざけるように言うの聞き、ますます足が遠のいた。

それが一転して行くことにしたのは、もちろん「カムカムエヴリバディ」の影響だ。事前に映画村のウェブサイトを調べてみると、NHK京都主催の番組展示コーナーが映画村の敷地の一角にちょうど12日から設けられているらしい。

というわけで、展示初日の12日に太秦へと向かった。NHKの展示コーナーは思ったより小規模で、来場者も思ったよりは少なかった。「妖術七変化 隠れ里の決闘」のポスターやら、すみれがサインをしてひなたに贈った「破天荒将軍」の台本やらが飾られている。私がカムカムを見始めたのはひなた編からなので、安子編、るい編の展示物は残念ながら理解不能。

入口横にはひなたに扮した川栄李奈さんの等身大(?)パネルが置いてあったが、あれ本当に等身大なのかな。ずいぶん小さかったが。川栄さんは身長152センチらいしけど。

NHKコーナーを見終わり、本当の映画村に入場した。入場料は大人2,400円。けっこう高い。建物の外のオープンセットをぐるっと1周したが、確かに「まあ、遊園地」だった。うーむ、20分くらいしか時間をつぶせないぞ。建物の中は仮面ライダーとかアニメとかの展示しかないし。

どうしたものかと思っていたところ、ロケ地ガイドツアーという掲示が目に止まった。東映の俳優さんが村内を案内してくれるそうだ。この日のガイド役は平井力さん総髪のかつらに着流し2本差しの侍姿がさすがに様になっている。参加者20人ほどを引き連れてツアーが始まる。

このツアーが予想外におもしろかった。平井さんが、わざとらしくなりすぎない、いい塩梅で盛り上げてくれる。虚無蔵がひなたを呼び出した橋。モモケンが映画村のCM撮影をしたところ。文四郎がひなたの前で寝ころんだあたり…。

熱心なお客さんが多いことにも驚いた。小学校に入るかどうかの年ごろの男の子は遠山の金さんや暴れん坊将軍が好きらしい(いつどこで見たんだ?)。40歳くらいの男性はカムカムの大ファンらしく、同行の奥さんの解説によるとNHK展の初日を目掛けて駆けつけたらしい。ほかにもカムカムのファンとおぼしき若い女性が複数。

ツアーは20分ほどで終わったが、平井さん1人のおかげで入場料の半額分くらいは楽しめた気がする

村内の売店では回転焼も売っていたが、1個300円の観光地価格に買いの手が引っ込んだ。ドラマの中では100円だったな。翌日、御所の近くで通りかかった大判焼屋さんでは120円で売っていたが、ちょうど満腹だったので買いそびれた。

 

妖術七変化(二代目)

NHKの朝ドラを久々に見ている。昨年11月に始まった「カムカムエヴリバディ」。ただし、私が見始めたのは、川栄李奈さんの姿を画面で偶然目にしてからだから、まだ半月ほどだ。

川栄さんについては、何年か前の何かのインタビュー記事で「私は主役向きじゃないから脇役でいい」みたいな発言をしていたのを読んで、妙に感心した記憶がある(我ながら、ひどく雑な記憶だ)。

「カムカムエヴリバディ」の3代目ヒロインひなたを演じる川栄さんを改めて見ると、確かにいかにも朝ドラ主役風な女優さんではないが、昭和の時代設定にマッチしたお顔立ちが実に好ましい。

ストーリーも、「なつぞら」や「おかえりモネ」のようないかにも朝ドラ物語感が薄く、何やら心安らかに見られる(「なつぞら」も「おかえりモネ」もろくに見てはいないが)。

ところで、見始めてしばらくして気が付いたのは、ひなた(川栄さん)が時折、「えっっ」という強めの驚きの声を上げることである。

どこかで聞いたことのあるような…。そう、あれは「ちりとてちん」の主役、貫地谷しほりさんが度々発していた声に似ている。

「ちりとてちん」は朝ドラ中のマイベストだが、リアルタイムで見始めたのが放送開始から3カ月以上たってからだったため(今回と似ている)、放送終了後にNHKオンデマンドで初回から通しで見直した。

そこでひらめいた。「ちりとてちん」と「カムカムエヴリバディ」は、脚本家が同一人物なのでは。

調べた。はやりそうだった。どちらも藤本有紀さんの脚本だった。どうりで話の出来がよいはずだ。

ちなみに、藤本さんの脚本で思い出すのが、中山美穂さん主演の「二千年の恋」。中山さんの役名は忘れたが、金城武さんが演じた某国のスパイ、ユーリ・マロエフの名は頭にこびりついて離れない。

というわけで、「カムカムエヴリバディ」を4月初旬の最終回までNHKプラスで見続ける日々がほぼ確定した。その後はたぶん、NHKオンデマンドで初回から見直すのだろうな。

最終日は初の2階スタンド。2階は3階と比べ、ステージ奥方向に通路を隔てて5席ほど多く客席がある。私はその5席目。MCのときは3人をやや斜め後方から見る形になるが、手前の出島は前日よりずっとよく見えるし、なんといっても通路沿いだ。

 

係員が見回りに来ると怒られそうなので、最初はごく控えめに通路にはみ出して観覧。様子をうかがいながら徐々に通路側にシフトし、安全に飛び跳ねるスペースを確保した。おかげで今回の6daysで一番いい汗をかくことができた。

 

私はいつも観客席に入る前に、会場内の廊下で上着を全部脱ぎ、客席ではパフュT1枚で観覧している。今回も同様で、それでも開演前から全然寒くなかった。公演が始まれば動き回るので、むしろ暑い。暑いので、タオルは首に巻かず、イスに掛けておく。

 

ところが、周囲を見ると、結構厚着の人も多かった。前席の女性は肩にストールを巻いていたし、その前の席の女性はウールっぽい上着(ショートコートみたいな感じ)を着込んでいた。左隣の体格のいい男性も、トレーナー(あるいはWAVE LONG Tか?)の上にパフュTを着ていたようだったし。私の温度感覚がおかしいのか?

 

最後のMCで、あ~ちゃんの話の巧みさにまたもや感心した。有観客ライブができない間にファンから届いたメッセージに励まされた、という一般的な話で終わらせず、「コロナでお給料が減っちゃったけど、Dream Fighterを聞いて元気をもらいました」みたいな、メッセージの具体的な内容まで話に織り交ぜるところが秀逸。のっちやかしゆかも参考にしてほしい。

 

あ~ちゃんの話からすると、おそらくそのうちアルバムが出て、その後にツアーをやるのだろう。遠くない未来にnext stageでまた会えますように…。

 

ステージ側の端から2番目の席。ふだんの公演ならステージ奥の大画面がほとんど見えない「見切れ席」のはずだが、今回はステージ構成が特殊ゆえ、前日より視界が若干劣る程度の十分な良席だ。


右側1メートルほど先の壁に小さなモニターが設置されていて、メンバーの表情やダンスが鮮明に見える。モニターを見るべきか、ステージ上の実物の3人を見るべきか、悩みながら視線を左右に交互に向ける。


左隣が空席だったので、横幅はこの日も広めに使えた。空席は売れ残りか、それとも当日来場を控えた観客がいたのか。


最初のMCの後、かしゆかにステージを譲ったのっちがこちら側のステージ下に降りてきて、ステージのすぐ横で一休みしているのが見えた。ふつうならステージ袖の、観客の見えないところに引っ込むところだが、このステージだとあそこくらいしか適当な場所がないのかな。


最後のMCで、あ~ちゃんが曲中に指を鼻に強くぶつけたことを話していた。鼻がなくなってしまったか、と心配したとか。こういう話をのっちができるといいのだけど。