第31位までの

ランキング発表が終わりました。

 

それではランキングの続き。

30位からカウント~ダウン!

 

 

 

 

 

 

第30位

Peel the Apple

『冬色センチメンタル』

(2023年10月16日配信発売)

作詞・作曲:多田慎也

編曲:島田尚

 

 

2020年に26時のマスカレイドの

オーディション最終候補者で

結成したアイドルグループ。

「Peel the Apple(ピール・ジ・アップル)」

「りんごの皮にも価値がある」という意味。

この楽曲のライブ動画が流れるたび

サブスク解禁されるのを

今か今かと待ちわびていて、

10月の2ndミニアルバム

『Apple bobbing』に収録された。

 

『冬色センチメンタル』は

明るく爽やかなアイドルソングで、

『夏、恋はじめます』

『青春グラフィティー』と同じ

多田慎也&島田尚の最強タッグによる楽曲。

誰もが普遍的に好きになる

メロディーを作る才能がすごい。

 

振付師カミヤサキによれば

『夏、恋はじめます』と

対になるイメージで振付をしたそうで、

言われて見ればこの2曲は

友達以上恋人未満の男女の恋の

もどかしさを描いた共通点がありつつ

夏と冬で対になっていて

見たり聞き比べてみるのも面白いと思う。

 

こちらはライブ動画です。

(やや音量が低いので注意)

 

 

 

 

 

 

 

第29位

22/7

『神様だって決められない』

(2023年1月11日発売)

作詞:秋元康

作曲・編曲:YU-JIN

 

 

アニプレックスと

ソニー・ミュージックが組み、

秋元康がプロデュースする

デジタル声優アイドル

22/7(ナナブンノニジュウニ)の

10thEP『神様だって決められない』表題曲。

この曲で初めてオリコンデイリー1位を獲得。

 

ナナニジは2018年の「このアイ」第8位

『理解者』以来5年ぶりのランクインになる。

正直やっと来たか、

やっと康仕事したかという印象。

 

作曲は『覚醒』

『打ち上げ花火の拒否権』で組んだ

若手作曲家YU-JINが担当。

未来に向けて歩き出そうとして

不安になっている人に

正解はないから信じて進めば大丈夫だよと

優しく背中を押してくれる応援ソング。

とくにこの2年間は

メンバーの加入と脱退や活動休止で

大きくグループが動いただけに

この曲に勇気付けられることも

あったのではと思う。

 

こちらはリアル声優バージョンの

公式ライブ動画。

ピョコピョコしたり

ツンツンする振りが可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

第28位

タイトル未定

『夏が来れば』

(2023年9月2日配信発売)

作詞・作曲:石原玄清

編曲:青葉紘季、大山聖福

 

 

北海道の4人組アイドルグループ

「タイトル未定」の

17作目の配信シングル。

 

良い音楽を歌うと誰もが認める

アイドルグループに成長し、

一昨年の『青春群像』29位、

昨年は『灯火』36位と

当ランキングでも3年連続で入っている。

 

アイドルとファンの楽しい時間を

あっという間に過ぎゆく

夏の儚さに例えた歌詞に、

ストリングスの美しい旋律と

感情を乗せた歌声が哀愁を誘う。

とくに歌い出しの

冨樫優花の柔らかな声とブレスで

曲の世界観にグッと引き込まれた。

 

こちらはライブ映像です。

 

 

 

 

 

 

 

第27位

鷹嶺ルイ

『TSUBASA』

(2022年11月28日配信発売)

作詞:鷹嶺ルイ、杉山勝彦

作曲・編曲:杉山勝彦

 

 

ホロライブのアイドルVTuber

鷹嶺(たかね)ルイの

2曲目のオリジナルソング。

 

自身が大好きと公言する乃木坂46、

その多くの楽曲を手掛ける

憧れの存在・杉山勝彦に作曲を依頼。

歌詞には本人も参加し、

ルイ友へ向けての

感謝の気持ちを綴った内容に涙が止まらない。

とにかく楽曲が強すぎる。

どちらにとっても最高のプレゼントだった。

 

この曲は鷹嶺ルイ1周年ライブで初披露され

MVになって映像がつくと

ストーリーがより鮮明になって

さらに感動が深まった。

普段の話してる声や

かっこいい系の歌声と違う

優しく包むような歌声とのギャップもいい。

 

 

 

 

 

 

 

第26位

ソラネルカンパニー

『yozora』

(2022年12月13日発売)

作詞:横井香菜

作曲:横井香菜、YU-JIN

編曲:YU-JIN

 

 

「会社組織」をコンセプトに

それぞれが役職を持って活動するアイドル

ソラネルカンパニーの2ndミニアルバム

『恋はタイミング』に収録された楽曲。

 

疾走感のあるメロディーが

夜空を駆ける流星を連想させる。

サビの左右に手を振る振付に合わせて

サイリウムを振りやすいので

一体感で盛り上がれるのがいい。

 

作詞・作曲の横井香菜は

『僕はキミに恋をした』や

STU48『笑顔のチャンス』でも

美しいメロディーラインを生み出した。

そしてYU-JIN作編曲、

このコンビも要注目です。

 

 

 

 

 

 

 

第25位

翡翠キセキ

『E.S.P.E.R』

(2023年4月1日配信発売)

作詞・作曲:村雲順樹

 

 

2021年に「透色ドロップ」の

オーディション最終候補者で

結成されたアイドル

「翡翠キセキ」の

6枚目の配信シングル。

 

ベースとバスドラムが気持ちよくて

「E.S.P.E.R」のリズムが楽しい。

聴くとノリノリになって

体が揺れてしまうこと間違いなしの

グルーヴィーなシティ・ポップ。

この曲マジで中毒性がやばい。

ヴィブラスラップとか

アイドルソングで聞かない

パーカッションまであって斬新。

 

そもそも翡翠キセキは

『Rainbow』が好きなのですが、

正統派アイドルのイメージだったから

予想外の路線でびっくりした。

4月1日に合わせた

エイプリルフール的なバンドネタで

ガチな良曲をもってくるのは面白い試み。

 

 

 

 

 

 

 

第24位

遥か、彼方。

『senkou_hanabi』

(2023年8月14日配信発売)

作詞:夏目嵐

作曲:夏目嵐、新Q

編曲:新Q

 

 

HOVERBOARD.incが楽曲を提供する

「あの頃の夏」をコンセプトに

今年デビューしたアイドル

「遥か、彼方。」

この楽曲は

プレデビュー期間に配信された

3曲のうちの1曲で、

正統派アイドルのイメージを形成した代表曲。

 

夏祭りで一緒に歩く好きな男子に

自分の想いを口に出すと

今の関係を壊してしまうのではないかと

一歩目を踏み出す勇気が出ない

女の子目線の恋の物語。

一瞬で関係が崩れてしまう脆さを

すぐ消えてしまう線香花火や

破れやすい金魚のポイに例えた歌詞が秀逸。

 

ピアノの旋律が美しくて叙情的で、

本当はさ 手を繋いで私のこと支えてほしい

ここのメロディーがとくに好み。

そして山下千晶の感情のこもった

ポエトリーリーディングがエモすぎる。

一瞬、感情が昂ぶって

倒れたのかと思わせる演出はドラマチックだ。

 

 

 

 

 

 

 

第23位

kimikara

『キニナル!』

(2023年2月19日配信発売)

作詞:利根川貴之

作曲:中島靖雄

編曲:中島靖雄&Wicky.Recordigs

 

 

利根川貴之が代表プロデューサーを務める

Wicky.Recordsのアイドルグループ、

「You&MeSongを世界中に届けたい」を

テーマに今年2月にデビューした

「kimikara(きみから)」の

1stデジタルシングル。

 

恋に戸惑うジレンマを歌った

真っ直ぐ王道なアイドルソング。

サビの「気に気に気になる」が

気になりすぎて頭から離れないんですよ。

さすがアイドルやアニメに

幅広く楽曲を提供する利根川貴之と、

キャッチーさが命のCM曲を

手掛けてきた中島靖雄の作編曲。

こういうのが好きなんでしょと言わんばかりの

売れ線の音楽をわかってる感が心憎い。

 

コミカルで可愛い振付もいい。

なんだか微笑ましくなってしまう。

あの頭の上の丸は目の表現なのかな?

気に気に気になる~。

 

 

 

 

 

 

 

 

第22位

群青の世界

『春夏秋冬』

(2023年6月26日配信発売)

作詞・作曲:杉山勝彦

編曲:杉山勝彦、石原剛志(BIG ISLAND RECORDS)

 

 

デビュー5年目のアイドル

群青の世界の配信シングル。

このグループは楽曲の強さに定評があり、

今回のランクインで

「このアイ」ではデビューから

5年連続トップ50以内という新記録を達成。

(過去は4年連続が最高記録)

デビュー5年目ともなれば

新規層を狙った新しいジャンルへの挑戦で

王道アイドルソング重視の

自分の好みから外れてしまうことが多いが、

群青の世界は軸がブレず

王道路線を走り続けていて素晴らしい。


作詞・作曲は

昨年の『However long』

『最後まで推し切れ』に続き

アイドルソングの神・杉山勝彦。

大袈裟だがイントロを聞いた瞬間から

これは名曲が来たと確信。

切なさをかき立てるメロディーと

優雅なダンスパフォーマンスに魅了された。

 

5月に町田ほのかが加入し

さらにパワーアップしたかと思ったが、

残念なことに群青の世界は

12月23日に現体制を終了することが決定。

訳なんかなくたって写真を撮ろう

どんな君も焼き付けたい

こんなに歌詞が響くことになろうとは……。

 

 

 

 

 

 

 

第21位

FRUITS ZIPPER

『ハピチョコ』

(2023年2月1日配信発売)

作詞・作曲・編曲:ヤマモトショウ

 

 

2022年4月に結成されたアイドルグループ

「FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)」

10曲目のオリジナルソング。

 

昨年は『わたしの一番かわいいところ』が

TikTokを中心にバズってアイドル界を席巻。

今作も同じヤマモトショウによる作曲、

振付は槙田紗子という最強の布陣で贈る

甘くて可愛すぎるバレンタインソング。

こちらも真似したくなる振付と

つい口ずさんでしまうメロディーがウケて

2月~3月頃にTikTokで流行った。

 

しかも2番の櫻井優衣の歌詞

「ねえ呼び出しなんてなになに?」を

TikTokerが

「なぁぜなぁぜ?」と替え歌にして

流行語の元ネタとして認知されることに。

ただそれ以前に本人が

「なあになあにの人です」と

自分から積極的にアピールしていた結果が

ここについてきただけなのだろうと思う。

やっぱり発信することは大切。

 

こちらは「なあになあに」動画です。

(しかも公式)

 

 

 

 

今回は

第30位から第21位まで

10曲を紹介しました。

 

第20位から第11位は

次のブログで紹介します。