第50位から第41位までの
ランキング発表が終わりました。
それではランキングの続き。
40位からカウント～ダウン！
第40位
キミと永遠に
『恋上昇Chart love』
（2023年3月10日配信発売）
作詞：穂積雨
作曲：Ms.Music
“心揺さぶる”をテーマに
昨年デビューしたアイドルグループ
「キミと永遠に」の4th配信シングル。
y＝axの比例関係に見立て
Day（日にち）を重ねるごとに
y（君）への想いが増えていく、
相乗と上昇をかけた
なかなかシャレた歌詞です。
サビの軽快なメロディーも印象に残る。
MVは恋愛の相手役を子役タレントが演じ
校長先生を好きになって告白する
明るくコミカルなMVになっている。
第39位
シンデレラ宣言！
『夕焼け溜息』
（2023年7月23日配信発売）
作詞：スフレ
作曲：FUNKY
2020年12月に
「シンデレラの犬project」により
結成された「シンデレラ宣言！」
王道路線アイドルのデジタルシングル。
夕焼けに問いかける台詞に始まり、
自分がやりたいことは何なのか、
自分は誰に必要とされているのか、
人生の選択を考えさせられる歌詞が良い。
とくにサビのアウトロのギターが好き。
このグループは明るく楽しく
可愛い曲のイメージが強いので
この『夕焼け溜息』のような
聴かせるエモ曲は逆に刺さった。
「努力は必ず報われる」
どこかでよく聞いたこの言葉に
「ちょっとさ無責任じゃない？」と
やり返す歌詞にアイドルファンは
ニヤリとすることだろう。
こちらはライブ動画です。
第38位
DIALOGUE＋
『かすかでたしか』
（2023年3月22日発売）
作詞・作曲：田淵智也
編曲：広川恵一(MONACA)
田淵智也がサウンドプロデュースする
声優アーティストユニット
「DIALOGUE＋（ダイアローグ）」の
8thシングル。
当ランキングでは
4年連続の50位以内ランクインとなる。
TVアニメ「久保さんは僕を許さない」
エンディングテーマに起用された。
温かみのある歌声に癒やされる
壮大なオーケストラアレンジの
ミディアムバラード。
サビのカノンや変拍子が特徴的で
急に高音になったり転調したり、
今作もまた高難度の田淵ソングです。
MVは教室に集まる卒業生をイメージ。
アウトロが学校のチャイムに
なっているのは面白いアレンジ。
歌詞でいうと
「幸せでありますように だね！」の
「だね！」が天才的で、
この「だね！」があることで
距離感が全然違う。
そばに寄り添ってくれている感じがいい。
第37位
宝鐘マリン
『美少女無罪♡パイレーツ』
（2023年7月31日配信発売）
作詞・編曲：ナナホシ管弦楽団
作曲：岩見 陸
ホロライブのアイドルVTuber
宝鐘マリンのオリジナルソング。
前作『I’m Your Treasure Box
*あなたはマリンせんちょうを
たからばこからみつけた。』から
1年ぶりのリリースとなる。
通称「びしょパイ」
ファンにはお馴染みの小ネタを盛り込み
耳に残るキャッチーなメロディーと
クオリティーの高い
アニメーションダンスがウケて、
昨年の「マリ箱」に続き、
8月頃にTikTokでバズり散らかした。
YouTubeのMVも
3000万回再生を記録。
美少女はなにをしても無罪と主張し
反論は圧をかけて黙らせる内容の
キミたち一味への船長流ラブソング。
美少女？美少女って……。
ちょっとよく意味がわからないが
いい曲はいい曲だ。
それ以上でもそれ以下でもない。
第36位
SUPER☆GiRLS
『リボン』
（2023年7月12日発売）
作詞・作曲：aio（大塚愛）
編曲：hiroo
13年目の「スパガ」
第6章の新体制となって最初の楽曲。
29枚目のシングルとなる今作は
事務所の先輩、
大塚愛が楽曲を提供した。
スパガといえば夏曲。
これまでも『MAX!乙女心』
『プリプリSUMMERキッス』
『ナツカレ★バケーション』と
キラーチューンを生んできた
水着で踊るMVは伝統といえる。
私はあなたが一番好き
このラスサビのメロディーと
阿部夢梨の伸びやかな
ボーカルが素晴らしい。
新しい世界へ踏み出す例えで
リボンを「ほどく」と表現し、
後の『Heart Diamond』MVでは
卒業する阿部夢梨が、
アイドルの象徴であるリボンを
ほどいて立ち去る演出に繋がっている。
第35位
STRAY SHEEP CLAYMORE
『STRAY SHEEP CLAYMORE』
（2023年5月26日配信発売）
作詞：ハシバタカナリ、古川朋久
作曲：ハシバタカナリ
2020年にデビューした
「STRAY SHEEP CLAYMORE」
（ストレイシープクレイモア）
迷える子羊が未来を切り開くという
コンセプトのアイドルグループ。
5月28日に行われたワンマンライブ
「バイバイ、さよなら、またね」で
現体制を終了し、
8月27日に新体制で再スタートした。
グループ名を冠するこの楽曲は
2020年から歌われてきた代表曲で
今年の現体制終了時に
大手配信サイトにサブスク解禁されたので
今年の楽曲としてランクインしました。
これぞアイドルロックなかっこよさと
熱くて力強いボーカルが最高。
ラスサビのたたみかけるような
曲の盛り上がりに
思わず拳を掲げたくなる。
こちらはライブ映像です。
第34位
ExWHYZ
『As you wish』
（2023年10月19日配信発売）
作詞：JxSxK
作曲・編曲：oni
ストリングスアレンジ：Shu Moromizato
2022年に「EMPiRE」を終了し
新レーベルで再始動したグループ
「ExWHYZ（イクスワイズ）」の
9枚目の配信シングル。
「あなたの望むままに」
すべてを受け入れる愛のかたちを歌った、
ストリングス＆バンドの
エモーショナルなミディアムバラード曲。
WACKの多くのグループで
編曲を手掛けてきたoniが作編曲した。
メンバーの歌唱力の高さに圧倒されて、
静かに聴くことしかできない。
そして聴いた後は押し寄せる感動で
誰もが動けなくなる。
拍手までの静寂の長さがそれを物語っている。
まるで1本の映画を見たような満足感。
すごいとしか表現できない。
第33位
いぎなり東北産
『負けないうた』
（2023年4月9日配信発売）
（2023年8月9日発売）
作詞・作曲・編曲：the仙台ズブロッカ
STARDUST PLANET所属
東北出身メンバー9人のアイドル
「いぎなり東北産」の
『負けないうた』は4月に配信され
8月の3rdミニアルバム
『THE 東北産』に収録された。
今年で結成8年目になり
いままで積み上げてきた
アイドルの集大成とも言える楽曲。
青春の色は履き潰したスニーカーの色
透明なガラスの靴より綺麗だ
スタプラアイドルフェスで
2代目シンデレラに選ばれた橘花怜が
ここを歌うのがエモい。
シンデレラのガラスの靴は綺麗だけど、
貴重な青春という時間を
アイドルに捧げて駆け抜けた
汗と涙が染みこんだスニーカーは
それに負けないくらいに美しい。
ライブの間奏で円陣になって
メンバーが名前を言う場面や
「歌も踊りも上手く出来なくて」の歌詞に、
曲調は全然違うのに
AKB48の『初日』を思い出して
泣きそうになってしまった。
第32位
zanka
『アスター』
（2023年4月15日配信発売）
作詞：ユニ(Anddy Mule)
作曲・編曲：thug.B
グループの解散や脱退で
一度は夢から遠ざかってしまったが
夢を諦められなかったメンバーが集まった
4人組アイドルユニット
「zanka（ザンカ）」の
1stEP『アスター』表題曲。
zankaは「残火」が由来になっている。
最初は元ラストアイドルのMiinaが
参加していることで興味を持ったが、
4人それぞれ声質が違って個性的で
しかも全員歌が上手くてかっこいい。
「ダ・ダ・ダ dang dang 踊る」
「ラ・ラ・ラ 雷鳴に酔う」の
サビのリズムとテンポが良くて
聴けば聴くほどハマるスルメ曲。
第31位
yosugala
『ひとりごと』
（2023年5月20日配信発売）
作詞：TKT
作曲・編曲：EREN
昨年we-B studiosとsakebiの
プロジェクトで誕生したアイドルグループ
「yosugala（ヨスガラ）」の
1stアルバム『ヨモスガラ』収録曲。
アウトロにサビのメロディーを
コーラスで重ねて最後の
「だってこれはひとりごと」で
パッと音が止まるので
曲を聴いた後の余韻がすごい。
鳥肌が立った。
今年は「楽曲のいいアイドル」として
yosugalaの名前が
よく挙がっていたように思う。
今後もアイドル界の
大きなトピックになりそうです。
今回は
第40位から第31位まで
10曲を紹介しました。
第30位から第21位は
次のブログで紹介します。