Ready Steady Go! -24ページ目

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

1月7日、正月気分などは感じる間もなく、慌ただしく今年最初の海外出張が始まった。

今回は3週間のラウンドトリップで、まずは夏の南米に向かい1週間の滞在となる。

いつもの如くバタバタと余裕なく2個のスーツケースに夏服と冬服を詰め込み、目黒インターから首都高速に乗り、成田に向かう。

飛行機に搭乗するワクワク気分を感じたことも懐かしく想い出されるほど昔の話で、今はただ退屈極まりない時間となってしまっている。

成田を夕方5時過ぎに飛び立ち、ロサンジェルスまで10時間のフライト、ANAのクルーの人に親切にしてもらったので気分はそれほど悪くはなかったが、大嫌いなアメリカ式のイミグレーションに向かうと、とんでもない混みようで長い行列待ちで気分は一気に急降下。

パスポートにスタンプをもらうのに30,40分も時間が掛かり、機嫌はすこぶる宜しくなかったが、行列して待っている間に機内で親切にしてくれたクルーの人がクルー専用のイミグレーションに向かう途中わざわざ手を振って応えてくれたので、ほんの一瞬癒される。

そして預けていた荷物をピックアップ、乗り換えでターミナル移動の途中で最終到着地まで再度荷物を預けるが、再度経由することからロストラゲージにならないかと不安がよぎる。

徒歩で10分ほどのターミナル移動後、再度手荷物検査、到着から1時間以上が経過して、やっとラウンジで一息つける。

午前9時45分到着だったが、14時25分のヒューストン行きまで5時間弱のトランジット待ちで、かなり時間は経過した気がするが、それでも後3時間以上はここで時間をつぶさなくてはならない。 

過去にも何回か書き綴った30時間を越すフライトの長旅が3分の1ほど経過したところだが、いつもここからがとてつもなく長く感じられる。

もちろん体力消耗もあり、思考回路もほぼスイッチオフ状態の中、何かに集中したくても出来ないまま、ただ搭乗までの時間をひたすら待つ。

今回初めて利用するコンチネンタル航空でまずはアメリカ南東部に位置するヒューストンまで向かうが、NASAの宇宙センターのひとつでスペースシャトルや宇宙ステーションくらいの認識しか持ち合わせていない。

随分とご無沙汰してしまっていたブログも、1ヶ月経ちやっとアップ出来るほど多忙な日々を送っていた。

古い話で申し訳ないがこの続き、ヒューストンから乗り換えた南米の??????に向かう機内から再度お届けします。


Cheers

新年を迎えたお屠蘇気分もあっという間に過ぎ去り、いつもの如く忙しなく仕事に追われる日々が過ぎて行く。

お伝えするのが途中となっていた昨年12月のロンドン滞在中の話題に戻り、SAMERSET HOUSEの Courtyard Rooms で観たファッションデザイナー Matthew Williamson / マフィュー・ウイリアムソンの写真展。


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彼の特徴をひと言で言うと、キャットウォークショーのモデルを見ていただければお分かりのように、このカラフルな色目使いで、日本人には正直着こなせる術がないほど美しい。


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ストリートで見つけたコンビニエンスストアの入口のドアに貼られていた BOSSA NOVA AND THE RISE OF BRAZILIAN MUSIC IN THE 1960sのポスター


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日が沈んだ夕方、久しぶりにSOHOを散策中に見つけたファッションショップのデスプレイ・ウインドウは、一瞬夜の繁華街にいると錯覚してしまいそうなくらいエロチック?


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日本だとこの雰囲気は明らかに新宿歌舞伎町界隈の世界感と相成りそうだが、ここはロンドン、空気感が違います。


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そしてイギリスといえば、この映画 『 Quadrophenia/ クゥアドロフェニア 』日本語タイトル『さらば青春の光』のオリジナルのポスターは日本ではなかなかお目にかかれない本物?


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1964年に結成された英国モッズ ・カルチャーを代表するロックバンド The Who/ ザ・フーのビッグユニオン・ジャックをまとったポスター


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同じく英国のモッズムーブメントの影響を受け、流行りものに左右されない個性を音楽&ファッションシーンでアピールし続けるカリスマ・ミュージシャン『 Paul Weller/ ポール・ウェラー 』のジャム時代の若かりし頃のモノクロ写真


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ネオ・モッズ・バンド「マートン・パーカス」のオルガンプレイヤーであったミック・タルボットとともにポップス/ソウルユニット、ザ・スタイル・カウンシルを結成、1985年に発表された全英1位となったセカンドアルバム『 OUR FAVOURITE SHOP / アワ・フェイバリット・ショップ』のオリジナル写真


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60年代後半から、英国でデヴィッド・ボウイ、クィーン、ロリー・ギャラガー、ラモーンズ、ブロンディー、エアロスミス、ロキシーミュージック、ルー・リードなど数々のロックスターを撮り続けてきたフォトグラファーMICK ROCK / ミック・ロックの写真展がイーストロンドンで開催されていた。


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ウィンドウの写真が妙に気になり、雨の中写真におさめるが、色が変化していてシャッターを切るタイミングが難しく苦労した一枚


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アップで捉えたポールダンサーが稼動して色が七変化?していたが、おそらくタイミングよくとらえた1枚


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『 JAKE LOVES ME 』


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ロンドンのNEW BURGH STREETにショップをオープンした Châteauroux /シャトー・ルーのTシャツは、ショットガンで百発以上打ち抜いた迫力あるオリジナルは、Ready Steady Go ! イズム?


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短いロンドン滞在中も自分なりのアンテナ& 触覚を有効使用して、ストリートから得る感性をくすぐる出逢いは魅力的で、永遠に記憶にきざまれていく。


All the best







2011年新春を迎え、心新たに今年の抱負を祈願をする。

ニュースによると全国的に悪天候で雪の中、新年を迎えた所もあったようだが、有り難いことにここ東京は穏やかな青空である。

今年に期する願いと思いは図々しくも誰よりかも格段に多い気がするが、謙虚に自分なりの元旦を向かえる。

厳かに新年の抱負を心に願い、我流のスタイルで幕開けする。

昨年12月21日の夜、松山インセクトの柴田社長とおとなのクリスマス前祝いを今回で3回目となるわらじやに招かれる?

毎回新鮮な肴の味に驚愕するが、今回は柴田社長の愛娘菜々子嬢も同伴?して3人で熱いクリスマス・パーティー&忘年会? 


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愛媛県松山市千舟町2-7-37


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本日のおすすめというか、社長がもしかすると珍しいネタをリクエストしてくれていたかもしれない、きざみネギがたっぷりとのっかったふぐのぶつ切りは絶品。



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驚くなかれ5歳の同伴した菜々子嬢もこのふぐを美味しいとこの満面のスマイル顔だが、微妙なシャッターチャンスで、お気に召さない可能性もあるかと、、、、、、、、


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もしかすると上の写真に満足せず、ご立腹されるとよろしくありませんので、お澄まししたこちらの写真もアップしておきます。


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これまでにあまり日本のお店を紹介してきておらず、ポリシーに反して掟やぶり?となるが、ここわらじやの瀬戸内の新鮮なお刺身はネタの珍しさはもちろん、東京でもお目にかかれないほどの美味でございました。


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そして生ビールに続き、親方のおすすめでいただいたにごり酒の333 ?


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このシャレたネーム 333はイーストロンドンにあるクラブ名と同じだが、味はこれまでに飲んで来たにごり酒とはまったく異なり、舌に残る甘ったるさがなく、すっきりとのどを通っていく美味さ。


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こちらは天ぷらにしてもらった活きな海老。


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帰り際、無理を言って撮らせてもらった親方とおかみさんのツーショット


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ほどよく酔っぱらったというか、かなり酔っぱらった心地いい気持ちを、更に快感指数を最高レベルにしてくれた柴田社長の愛娘菜々子嬢からの手書きのクリスマスカードは感動ものでございました。


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今年の2月ニューヨークの展示会コーテリーで、バギィーに乗った彼女に初対面。


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その晩、ニューヨークで一緒におそば屋さんに晩ご飯を食べに行ってから、10ヶ月ぶりの再会でしたが、子供の成長には目を見張るものがあり、随分とお姉ちゃんになって驚きました。


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元旦の今晩、柴田社長からお土産にいただいた愛媛の地酒 大吟醸 吹毛剣/ すいもうけんで自分なりの縁起担ぎです。


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仏教における縁起は、仏教の根幹をなす思想の一つで、世界の一切は直接にも間接にも何らかのかたちでそれぞれ関わり合って生滅変化しているという考え方を指す、とある。


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今年も我が道を突き進み、こだわりを忘れることなく、個性豊かに邁進したい。

今年こそは控えめな夢が叶い、道が開けることを待望して、新年のごあいさつと。



合掌




大晦日を迎え毎年思うことは、1年はあっという間に過ぎて行く。

そのスピードは間違いなく加齢とともに加速され、時間の大切さを痛感させられる。

されど年頭の願望とは裏腹に人生そんなに甘いものではなく、毎年この日を迎えれば後悔の念にさいなまれる心の繰り返しとなる。

今年の春、長年入院生活をしていた母を亡くしました。

あまりある母親の愛情の中、何不自由することなく育ててもらい感謝の念に堪えないが、失ってから気がつくことも多くあり、昔から言われるように後悔の気持ちで数ヶ月過ごしていた気がする。

あーすれば良かった、こうすれば良かったと自問自答の日々だったが、いつまでもうつむいていても仕方なく、人はいつか死を必ず向かえる運命の中で生きている。

もっと生前、感謝の気持ちを行動に移せば良かったと思う気持ちがわき起こり、そのうち、そのうちと自分に甘えてしまい、日常生活のことで精一杯な状況を理由にして行動しなかった後悔を今悔やんでも遅すぎた。

少し気持ちが落ち着いた頃から、真言宗智山派の満願寺・等々力お不動尊さまの護摩供に東京にいる時は必ず毎週日曜日に出かけ、供養と感謝の念を忘れないように般若心経を唱えております。


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護摩(ごま)とは、「焚く」「焼く」を意味するサンスクリットのホーマ(homa)を音訳して書き写した語である


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護摩供とは古代インドの「ホーマ」ということばの音を漢字で表したことばで、「清らかな火を焚き、その火中に供物を投じてご本尊さまに供養する」という意味です。


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『心をおだやかにして慎み、相手を敬うこと。茶道で重んじる精神の一つ 』とある。


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亡き母と少しだけ語り合う時間をここで見つけ、心を無にする己の修行の場と拝む日々は来年も続きます。


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2010年も皆さまに私のブログに訪れていただいたことに感謝するとともに、世界が平和でありますことを祈願して、一年を締めくくりたいと思います。

良いお年をお迎え下さい。


合掌


2日目の夜も寒空の中を歩き回って疲れたわりには日本から西移動にもかかわらず、めずらしくロンドンで時差ボケが発症?か、熟睡感がないまま日曜日の朝を迎えてしまう。


これまでの経験上、海外に来れば日本では不可能な五感に刺激を与え、感性を磨くことに出逢える可能性が生まれる。

今回はインターネットから入手した情報から、屋外スケートリンクがあることでも有名な SOMERSET HOUSE / サマセットハウスに早朝から地下鉄に乗って出掛ける。

観覧車の London Eye /ロンドン・アイが目の前に見えるEmbankment 駅から吐く息が白い寒さの中、テムズ河沿いを東の方向に歩いて行く。

サマセット・ハウスには、 『 Dior Illustrated: René Gruau and the Line of Beauty 』と ファションデザイナー Matthew Williamson の展覧会が開催されている情報を入手して、興味津々で出掛けたわけであります。


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Rene Gruau / ルネ・グリュオーがディオールの為に描いた年代物の数々のイラストを公開中で、20世紀のファッションとコスメ界で数々のアイコン的ビジュアルを創作したことで名高いイラストレーターであり、特にクリスチャン・ディオールとのコラボレイションにより数々の傑作を生み出したと紹介されている。


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数々の年代物のポスター作品はファッションと美の共演と感じられ、うっとりと見とれてしまうほどである。


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ロゴのデザイン&バランスと色彩感は、時代の変化の中でも古めかしさなど微塵ものなく、モノがあふれる現代でも決してまね出来るものではないと本物の価値観を十分に感じ取れた。


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おそらく日本では接することが出来ない貴重なアート&ファッションに触れて、その刺激から意識が高まった気がする。


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途中息抜きにテラスに出て、これまでに100回以上ロンドンを訪れても、仕事中心ゆえ頻繁にこの場所には訪れているわけではないだけに一段と新鮮に映る。


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久々に目の前に見えたテムズ河とロンドン・アイとビッグベンの景色が、澄んだ空気と冬のまぶしい日差しもあわせて気持ちをリフレッシュしてくれる。


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ふれてみて初めて感じることから、学ぶべきことは多い。


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明日は、別の部屋で展覧されていた イギリス人ファッションデザイナーのカラフルな色使いが特徴で、『色の魔術師』と呼ばれる Matthew Williamson / マシュー・ウィリアムソン の写真の数々をお届けします。



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All the best






12月のここロンドン、想像していたよりかは暖かい?といっても、もちろん東京に比べれば気温は低く、朝晩の冷え込みはかなりのもの。

昨日までの寒波は自分と入れ違いでどこかに飛んで行ったらしく、とりあえずマイナス気温の生活は回避出来そうだ。

金曜日夕方ロンドンに到着したわけだが明日からの週末は仕事となる為、シャワーを浴びた後、近所のスーパーTESCOに食料買い出しに行き、成田空港で買って来た太巻きと持参したカップ麺で簡単に晩ご飯を終わらせベッドに入るが、目覚めた時間は午前3時。

冬時間で日本とは9時間の時差があるわけで、現在日本は日付が変わった土曜日の正午。

疲れていても身体は正直で、有り難くないことに体内時計はみじんも狂っていない。

二度寝を試みたが結局眠れず、その後はだらだらとベッドの中で冬のロンドンの遅い夜明けを待つことになってしまう。

朝食後、11時のアポイントにあわせて出掛けるが、東京と違って一段と冷たい空気が肌をさす。

まずは、insideout のジェームス・ファミリーと再会だが、案の定というか、典型的なイギリス人というか、約束の時間に45分遅れでやって来た。


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2時間ほど次シーズンの仕事の打ち合わせ後、遅いランチタイムとなり、いつものローカルな人たちで賑わっている Golborne Rd /ゴルボーン・ロードの Cafe Porto / カフェ・ポルトで一息入れる。


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カフェのはす向かいにあるコンビニエンスストアのドアのウインドウに貼られていた VOGUE のポスターです。


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それから土曜日ということでポートベロー・マーケットをゆっくりとノッティング・ヒル方向に歩き出す。

30年前の早朝のあの寒さが思い出されるくらい、ここポートベローに吹き付ける風は冷たい。

市場調査という名目でショップを見て回り、シネマやレストランがある The Electric の白いドアとクリスマスツリーを一緒に1枚。


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映画ノッティング・ヒルにも出ていた色鮮やかな八百屋さんのストール


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ウエスト・ロンドンの中でも特にお気に入りの場所で、Westbourne Grove /ウエストボーン・グローブの道の真ん中のスペースにある花屋さん


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パリに続き、ここロンドンでもスタートした自転車レンタルを初めて見て驚いた。


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かなり寒い冬はやはり借りる人も少なそうで、新車の自転車が出番待ちの様子。


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私のブログにも時々登場する Themes & Variations のディスプレイ・ウインドウには、Fornasetti / フォルナセッティのカワイイ椅子が並んでいた。


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コスメティックショップのエントランスドア横には、潤いの為のポンプ式のモイスチャークリームが設置されていて自由に使用出来るサービスには驚いたが、もしかすると入店する人だけを対象としているのかもしれない?


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Westbourne Grooveを左に曲がり Ledbury Roadを進むと、驚くなかれ Hermes / エルメスのスカーフショップが誕生していた。


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ハート柄に見えるようにライトセッティングした3枚のスカーフのウインドウ・デスプレイは、その美しさに見とれてしまい、中にいる人たちを無視してミーハー心でシャッターを切らせてもらった。



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再度 Westbourne Groove に戻り、教会のクリスマスチャリティーの会場を覗き、同じ並びにあるレディースブティックのシンプルなクリスマス・ツリーも写真に収める。


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と、そのツリーの横のウインドウ・ディスプレイ


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日が落ちて凍えそうなほど寒くなって来たのでカフェに逃げ込み暖をとるが、ランチからは3時間ほどしか経っていないが、ジェームス・ファミリーの食欲につられて4人で夕食をいただく。


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食後、通りで見つけたおそらく一般家庭と思われる家の玄関ドアのネオンサインは、若干の時差ボケ&睡眠不足&寒さの中、歩き回った疲れを癒してくれた。


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週末土曜日のロンドンの町の様子を私の目線で久々に観賞して、満足して家路に着いたのでありました。


All the best



ここ数日穏やかな師走である。

10日から今年最後となる海外出張に出掛けることとなり、慌ただしく旅の準備に取りかかる。

2010年の海外出張の〆で向かう目的地は久しぶりにロンドンだが、12月に入りヨーロッパを襲っている寒波のせいで本音で言えば極寒の場所には行きたくない心境。

されど仕事ゆえ毎度のごとくノーと我がままを言って逆らえるはずもなく、今ひとつ乗ってこない気分のまま成田に向かう。

五十日の金曜日、首都高速は当然込んでいると想像したが、心配をよそに見事に期待?を裏切られ、搭乗時間の2時間20分前の9時15分に家を出発したにもかかわらず、一度も渋滞になることなく余裕を持って空港に到着することが出来た。

そのままANAのチェックインカウンターに直行、搭乗券をもらい、セキュリーチェック、税関検査を終えて、ラウンジで時間をつぶす。

オフシーズンで航空運賃も安い時期だからか、学生らしき若者が目立ち、ほぼ満席とある意味有り難くない環境に大人げなく心境は複雑。

いつものごとく機内食の後はやることがなく退屈だが、ANA SKY CHANNELのプログラムから過去しつこいくらい観てはいるが、ノッティングヒルの恋人を選択する。


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ヒュー・グラント演じる旅行専門書店を経営しているバツイチのさえない男ウィリアムとジュリア・ロバーツ演じるハリウッドスターのアナのまったく対照的な環境のふたりのラブストーリーだが、ウエストロンドンのあまりに知りすぎているエリアだけに身近なご近所感覚で観れてしまう。

ウィリアムが住んでいた住所は Westbourne Park Roadにある工具屋さんNU LINEのちょうど向かいで、以前ジョアンナが経営するガーリックという不動産屋があり、その隣に青いドアがあったが、映画の公開後に家を見に来るひとがやたら居て大家さんが売ってしまい、今は青いドアは存在していない。


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あまり今回のロンドン行きに気が進まなかったのも事実だが、この映画を観たことによりミーハー気分がくすぐられ刺激を受けて、再度ロンドンの町の良さに酔いしれそうだ。

単純な思考回路もプラスに働き、ヒースロー空港に到着する頃には、すっかりロンドナー気分に移り変わる。

特に寒い冬は海外にひとりで来るとやはりうら寂しさを感じてしまうのも事実だし、夜ひとりで食事をする時などはなんとなく感傷的にも落ち入りがちだが、滞在先でこころに残る数々の出来事は長い人生の通過点で感性を磨き、見聞を広げるには大切なことのように思う。

機内アナウンスの気温は9度と、驚くほど寒くはなさそうだ。

すでにクリスマス・デコレーションが輝くロンドンの町に1週間の滞在予定で、仕事の合間に撮ったロンドン・ストリート写真を明日以降、お見せ出来ればと思います。

cheers




最近はブログのアップが思いのほかスローで、今回のタイトル『 London Calling Tokyo 』はさかのぼること日付は11月12日、すでに1ヶ月が経ってしまっているが、遅ればせながらお詫びの気持ちを十分に込めてお届けします。

ロンドンパンクの雄セックス・ピストルズと並び称される『 The Clash / ザ・クラッシュ 』は1976年に結成され、1986年まで時代を象徴するロック・パンクバンドとして、本国イギリスだけではなくアメリカでも評価を受けたほど主張性のある音楽性を持ち合わせていた。


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1979年に発売されたサードアルバム『 London Calling / ロンドン コーリング 』のジャケットは、ニューヨークでのライブのステージ上で興奮したベーシスト/ ポール・シムノンがベースギターを床に叩き付ける瞬間を撮影したもの。


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ピンぼけした写真だが、このジャケットのデザインを手がけたのが、2008年に急逝したマンチェスター出身のイラストレーター&グラフィックデザイナー Ray Lowry / レイ・ローリー


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80年代初頭のイギリスは不況の真っただ中で、インフレに苦しみ高い失業率で若者のフラストレーションが音楽やファッションによって表現されていた。


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経済政策として規制緩和と国営化されていた主要産業を民営化へと導き、マネーサプライをインフレ抑制の維持のためにコントロールするというマネタリズム /サッチャリズム理論が進められていたが、彼らのイギリス体制批判のパンキーなメッセージが当時の若者たちへ強烈な影響を与えていたことは言うまでもない。


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今年イギリスでレイ・ローリーの意志を継ぐ財団が設立され、ジャケットデザインのアイデアスケッチを始め、数多くのクリエータの賛同のもと作製された作品のチャリティー・オークションがロンドンでスタートし、第二の会場としてここ東京に場所が移された。


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作品の販売売り上げは、財団を通して若いアーティスト育成に充てられるとのことです。


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30年の歳月が流れていても古くささなど全く感じられず、改めてUKカルチャーに感銘を受けた1日でした。


そして、久しぶりに会場でスタイリストの島津氏に会ったこともご報告して、これからもレイの意志が受け継がれていくことを切に願います。


Ready Steady Go!


cheers




まったく図々しい日本人がいたもんだが、潜入したガーデンパーティーはインド人女性作家 Anuja Chauhan / アニュジャ・チャウハンの二作目の恋愛小説の出版記念パーティーで、地元のテレビ局の取材など、このインドではかなり有名な女性のようです。

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まったく見ず知らずの異国の女性作家ではあったが、販売されていた本を200ルピー ( 約400円 ) で購入、カウンターにいた女性スタッフが気を利かせてくれて挨拶まわりで忙しい作家を呼んでくれて、直筆サインをいただき、記念にと写真も1枚撮らせてもらう。


Ready Steady Go!


インド女性ファッションの基本であるサリー衣裳を身にまとった彼女のルックスに驚き、美人顔の彼女に一瞬見とれてしまうが、本に書かれている彼女のヒストリーには夫と3人の子供 ( 娘ふたりと息子ひとり ) がいるとのことで、ときめいた気がしたその輝きも流れ星のごとく消え去ってしまった。


Ready Steady Go!


それでも普通ではあり得ない出会いで、初めてのインド・デリー滞在の貴重な思い出となることでしょう。


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ミーハー心十分で、おねだりした甲斐もあり運良くサインをもらった本を大事に日本に持ち帰ったのです。


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折角だから、2008年7月に出版された彼女の一作目タイトル The Zoya Factor もご紹介しておきます。


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人間の森といわれるインドには、人に出会わずしてインドを旅することは出来ないとの喩えがある。

旅の醍醐味は異国の見知らぬ人とのふれあいで、感動をもたらす。


namaste



これぞまさにインドというにふさわしい街中の光景だと思うが、動物園やサーカスでしか見たことがない私にとっては、手が届きそうなくらいの距離に出現したインド像に口あんぐりで驚嘆するばかり。


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夜、ゲストハウス近くのインドレストランに向かう途中出逢ったローカルな若者たちの集団


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1930年に英国で誕生した Royal Enfield Bullet 350 Classic / ロイヤル・エンフィールドのバイクは、工場がインドにあることもあり身近かな存在で、日本であまり見かけないだけにオシャレかも?


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万が一、事故にあったらいけないと乗車に腰が引けていたが、タクシーより安いということもあり、折角インドに来たのだからと記念にブラジルカラーのリクシャーに勇気を出して乗ってみた。


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貧困の中にでもこんなに輝く無垢な笑顔が存在していて、少女たちの未来に幸多かれんことを願わずにはいられない。


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ゲストハウス近くの大通りを渡った所にあった RODI GARDEN / ロディ・ガーデンはイギリスにいるかと錯覚してしまうほど、緑まぶしく美しい公園。


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大きなトラブルもなくデリー滞在も残すところあと1日、カレーに始まり、ほぼカレー三昧のスパイシーな毎日であったが、最後の夜くらいは自分で自分にご褒美をと、ロディ・ガーデンで見つけた雰囲気あるレストランでレッドワインにチキン&レモンリゾットで乾杯。


Ready Steady Go!


店内はほとんど欧米人が中心で、ここがインドだということを忘れてしまうくらいだ。


支払いを済ませ外に出た時、ガーデンではインド人の人たちのパーティーが行われていて、何を思ったか興味本位でそのまま人だかりのバーカウンターに直行して、カウンター内のスタッフに言われるがままにインドビールの Kingfisher/ キングフィッシャーをグラスに注いでもらいグラスを握りしめ、まったく見知らぬインド人の集団の輪の中へ潜入してしまっていた。


Ready Steady Go!


どこで身につけたかは定かでないが、厚かましいというか、図々しいというか、常識がないというか、どうみても違和感ある日本人にお前は一体何者なのかと会場からつまみ出されはしないかと内心ドキドキしながらも、誰も私のことを不信に思うこともなく、酔いも手伝ってか30分ほどここインドの異国のパーティー会場の雰囲気を満喫する。


この後、ちょっとした出来事がデリー滞在をより鮮明に記憶に残る思い出にしてくれた。


この続きは、またあした


cheers