■第19回(果たせぬ凱旋)の復習
鎌倉を追われた義経(菅田将暉)に愚痴をいう妻の里(三浦透子)
そこへ叔父の行家(杉本哲太)が現れ、頼朝(大泉洋)を討つように焚きつける。
義経が鎌倉へ帰ってきやすくするために、受領に任官させてはどうかと大江広元(栗原英雄)が提案する。頼朝は早速、義経を伊予守に推挙する。伊予守任官の知らせを受けた義経は喜ぶが、義経を手放したくない後白河法皇(西田敏行)は義経に鎌倉へ戻る口実を与えないため、検非違使との兼帯を義経に命じる。
頼朝と義経を和解させるため、義経を鎌倉へ来させる方法を相談する北条ファミリー。
そこで実衣(宮澤エマ)の夫・阿野全成(新納慎也)がある提案をした。
彼らの父・源義朝の菩提を勝長寿院で弔うから、その席へ義経の出席を促してはどうかというのだ。義時(小栗旬)がそれを坂東政府の首脳たちに提案しにいくと、新しく首脳部に加わり、問注所執事に内定している三善康信(小林隆)を紹介される。彼は、拮抗する有力者同士を競わせて、操縦しようとするのが法皇の常套手段だから気をつけろと警告する。
勝長寿院に葬る義朝の首を文覚がもってきたころ、京都の義経邸では正妻の里(三浦透子)と愛人の静(石橋静河)が女の戦いを繰り広げていた。
義朝の供養に出席する許可をもらうため、義経が院御所を訪れると、法皇はあっさり許可すると思わせたところで、仮病を使って義経を京都に引き留める。
やむなく義経は京都に留まり、頼朝はそれを義経の意思表示と受け止める。
文治元年(1185)十月十七日、土佐房昌俊(村上和成)が里の手引で、六條室町の義経邸を襲撃する(※1)。頼朝と義経を争わせようとする行家の企みであったが、頼朝の殺意を感じ取った義経は法皇に頼朝追討の院宣を求める。
院宣のことはすぐに早馬で鎌倉へ知らされ、頼朝は義経追討を決意するが、御家人たちは義経を怖れて出兵に反対する。これを見て、梶原景時(中村獅童)が追討軍の大将を買って出、三浦義村(山本耕史)が御家人たちを鼓舞して、義経追討が決定する。
頼朝の怒りを知った法皇はすぐに手のひらを返して、義経追討の院宣を頼朝に与える。
一方、北条時政(坂東彌十郎)の胆力を買っていた頼朝は、時政を京都守護として上洛させ、法皇との折衝役を命じる。
上洛した時政は早速、院御所を訪れ、法皇を「日本第一の大天狗」(※2)と非難し、頼朝の怒りを伝えると、守護地頭の設置と兵糧米の徴収を認めさせた。
その夜、時政・義時父子の宿舎に狼の遠吠えとともに、ウルフ義経が現れる。兄・頼朝との和解が絶望的になったこと、すでに法皇から見捨てられたことを知った義経は「政子の膝の温もり(と愛情)は忘れない」との伝言を残して闇の中に消えていった。
※1)『吾妻鏡』十月九日条によれば 頼朝が義経襲撃の刺客を募ったとき、御家人たちはみな尻込みし、辞退した。そこで昌俊が刺客を買って出て、老母と幼い子どもの事を頼朝に託し、鎌倉を出立したという。ドラマでは、義経を頼朝と戦わせたい行家の企み(黒幕は法皇というニュアンスをもたせている)として描かれている。
※2)『吾妻鏡』十一月十五日条によれば、法皇側近の高階泰経が義経と行家の謀反は天魔のしわざ(じぶんたちには無関係)と弁明したことに対して、「二人が逃げ回っている間、人民がどれだけ迷惑することか。(その原因をつくったのだから)日本一の大天狗とはいったい誰のことだかねえ」と頼朝が(書状で)言い返したもの。
■第20回(帰ってきた義経)の予習
来週は平泉へ「帰ってきた義経」が主題になる。
義経を庇護し、その力を借りて、鎌倉に対抗したい藤原秀衡(田中泯)。田中さん演じる奥州の王者の振る舞いも見どころの一つだ。一方、天下の草創を標榜する頼朝は義経を口実に一気に奥州まで平定を目論む。「漁夫の利」戦法を得意とする後白河法皇の動きも見逃せない。
※()内はキャスト。敬称略
■ストーリー予想
【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河
■「通称&年齢(数え)」つき配役表(敬称略)
〇義時をめぐる人びと 主人公・義時との関係
★江間「小四郎」義時(23):小栗旬 (本人)
八重(-):新垣結衣 妻
金剛(3):● 嫡男 ※後の北条泰時
■「鎌倉殿」源頼朝(39):大泉洋 義兄
「御台所」北条政子(29):小池栄子 実姉
大姫(8):落井実結子 姪
万寿(4):藤原響 甥 ※後の源頼家
★北条「四郎」時政(48):坂東彌十郎 実父
りく(-):宮沢りえ 継母(牧の方)
実衣(-):宮澤エマ 実妹(阿波局)
「悪禅師」阿野全成(33):新納慎也 義兄
牧「三郎」宗親(-):山崎一 ※りくの兄
〇頼朝の血縁者たち
「蒲冠者」源範頼(-):迫田孝也
平賀「四郎」義信;●
武田「太郎」信義(58):八嶋智人
佐々木「源三」秀義(74):康すおん
○義経をめぐる人びと
■源「九郎」義経(27):菅田将暉
里(-):三浦透子 ※義経の妻。比企尼の孫娘(郷姫)
静(-):石橋静河 ※義経の愛妾
弁慶(-):佳久創 ※義経の家臣
「新宮十郎」行家(-):杉本哲太 ※頼朝・義経たちの叔父
藤原秀衡(64):田中泯
藤原奏衡(31):山本浩司 ※秀衡の嫡男
「西木戸太郎」国衡(-):平山祐介 ※秀衡の庶子
〇比企尼をめぐる人びと
比企尼(-):草笛光子
★比企「藤四郎」能員(-):佐藤二朗 ※比企尼の甥、猶子
道(-):堀内敬子 ※能員の妻
比企「藤内」朝宗(-):●
比奈(-):堀田真由 ※比企朝宗の娘(姫の前。比企尼の孫娘)か?
☆安達「藤九郎」盛長(51):野添義弘 ※比企尼の娘(長女)婿
常(-):渡邉梨香子 ※源範頼の妻。安達盛長の娘(亀御前)
河越「太郎」重頼(-):● ※比企尼の娘(次女)婿
伊東祐清未亡人(-):● ※比企尼の娘(三女)
万寿(4):藤原響 ※後の源頼家
〇三浦党の人びと
☆三浦「介」義澄(59):佐藤B作
三浦「平六」義村(-):山本耕史
初(-):久野楓名 ※後に金剛の妻となる矢部禅尼か?
佐原「十郎」義連(-):●
★和田「小太郎」義盛(39):横田栄司
岡崎「四郎」義実(74):たかお
〇御家人たち
「大和判官代」邦通(-);●
仁田「四郎」忠常(19):高岸宏行(ティモンディ)
工藤祐経(-):坪倉由幸(我が家)
天野「藤内」遠景(-):●
★梶原「平三」景時(-):中村獅童
梶原「源太」景季(24);柾木玲弥
善児(-):梶原善 ※梶原景時の家来
土肥「次郎」実平(-):阿南健治
大庭「平太」景義(-):●
畠山「次郎」重忠(22):中川大志
江戸「太郎」重長(-):●
☆足立「右馬允」遠元(-):大野泰広
安西「三郎」景益(-):猪野学
千葉「介」常胤(68):岡本信人
☆八田「四郎」知家(-):市原隼人
小山「四郎」政光(-):● ※頼朝の乳母(寒河尼)の夫
小山「小四郎」朝政(-):中村敦 ※政光の子
結城「七郎」朝光(19):● ※政光の子
☆大江広元(38):栗原英雄 ※中原親能の弟か?
☆中原親能(43):川島潤哉
☆二階堂行政(-):野仲イサオ ※頼朝の從叔父
☆三善康信(46):小林隆 ※頼朝の乳母の甥
○宮廷の人びと
■後白河法皇(59);西田敏行
★後鳥羽天皇(6):尾上凛 ※高倉天皇の第四皇子
丹後局(-):鈴木京香
平知康(-):矢柴俊博
九条兼実(37):田中直樹(ココリコ)
一条能保(39):● ※頼朝の義弟(同母妹の夫)
○その他の人びと
文覚(47):市川猿之助
慈円(31):● ※九条兼実の実弟
※()内は平家滅亡(文治元年)時の年齢
※「」内は通称等。●印はキャスト未定(または不明)
※■は頼朝とそのライバル(前半各パートのラスボス)と思われる人物
※★は義時とそのライバル(後半各パートのラスボス)になると思われる人物
※☆は13人の宿老(義時とそのライバルをのぞく)
※登場し(てい)ない人物も含まれています(期待値込)