■第16回(伝説の幕開け)の復習
頼朝(大泉洋)が義時(小栗旬)の長男(松澤禾蘭)の名を「金剛」と命名する。
伊豆に引き籠もっていた時政(坂東彌十郎)は鎌倉に帰っていた。
りく(宮沢りえ)は「(じぶんは)北条の跡取りを産む」から、政子(小池栄子)にも「もっと子を産め」といった。
木曽義仲(青木崇高)の要請によって、後白河法皇(西田敏行)が出した頼朝追討の院宣のことが鎌倉にも届き、範頼(迫田孝也)が率いる義仲追討軍の本隊が鎌倉を進発した。
鎌倉の兵が迫りつつあることを知った義仲は迎撃の準備を進めつつ、平家討伐のための連携を鎌倉方に申し入れる。しかし、義経(菅田将暉)は義仲の判断力を鈍らせるために、あえて使者を殺し、義仲を挑発する。さらに義経は大手で派手な先陣争いをさせ、敵の注意を引き付けているあいだに、主力を渡河させる作戦を提案する。
また義経は味方の兵力を過小に宣伝させる。油断した義仲は偵察に出て、敵が万余の兵力であることを知り、己が踊らされたことを知る。劣勢を悟った義仲は院の御所を訪れ、法皇に暇乞いをする。
近江方面に転進した義仲に代わって入京した義経は法皇に拝謁すると、すぐさま義仲を追撃し、義仲の首を取ったら、返す刀で平家を討つと述べ、法皇を喜ばせる。
一方、死を覚悟した義仲は巴(秋元才加)に対し、わざと捕まり、鎌倉で人質になっている嫡男の義高(市川染五郎)に手紙を届けるようにという。巴はそのとおり、和田義盛(横田栄司)に捕らえられ、義仲は今井兼平(町田悠宇)とともに北陸をめざすが、鎌倉方の矢に当たって戦死する。
その時、大姫(落井実結子)と遊んでいた義高(市川染五郎)は虫の知らせか、不吉なものを感じて、あたりを見まわした。
戦勝報告が鎌倉にもたらされると、梶原景時(中村獅童)の、簡にして要を得た報告が頼朝や坂東政府首脳部のメンバーたちを感心させた。祝勝ムードに沸く鎌倉であったが、義高を思う大姫の気持ちを思いやる政子(小池栄子)は一抹の不安を覚えていた。義高が頼朝に殺されるのではないか心配していたのだ、「義高のことはじぶんが守る」。じぶん自身に言い聞かせるように、政子はいった。
一方、義経は福原に集結する平軍の背後を襲撃すべく作戦計画を立案するが、奇襲を成功させるため、(平家に)和睦を命じてほしいと法皇に依頼する。
果たせるかな、法皇の和睦命例を平家の総帥・宗盛(小泉孝太郎)の実弟・知盛(岩男海史)は一笑に付すが、宗盛は考え込んでしまう。
さらに義経は背後の攻め口を鵯越ではなく、鉢伏山にする(※1)
その頃、義時が出征中で留守にする江間郷では、金剛を抱く八重(新垣結衣)のもとを三浦義村(山本耕史)が訪れていた。義村の腕には初(久野楓名)という赤子(後に金剛の妻となる矢部禅尼か?)が抱かれていた。義村は初を預かってくれと、強引に赤子を八重に押し付けた。
搦手の義経は鉢伏山から逆落としを決行して平軍の背後を奇襲し、大手生田口の総大将範頼は正面から平軍に襲いかかった。
義経伝説の始まりであった。
※1)義経が「逆落とし」を行った場所については、諸説あるが、下記のサイトでは、地元・兵庫県立歴史博物館の学芸員さんが一の谷の合戦を詳しく解説している。
■第17回(助命と宿命)の予習
タイトルや予告編からも分かるとおり、義高の処遇をめぐって悶着のある回となるようだ。
時政と義時、三浦義澄(佐藤B作)と義村、親子の世代に別れて、繰り広げられる葛藤と義高の悲劇が主題となるだろう。
都合の悪いことは周囲や環境のせいにして(わかりやすい悪者を創って)、主人公の正当化を図る筋立てはあまり好きにはなれない。今作の義経のように極端なキャラにしてしまうのも、アリという気もするが、主人公ともなると、長丁場のドラマで求心力を保ちつつ、好感度を維持していくためにはやむをえないのだろうか。
そして、壇の浦が近づいている。
※()内はキャスト。敬称略
■ストーリー予想
【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河
■「通称&年齢(数え)」つき配役表(敬称略)
〇義時と頼朝・政子夫妻をめぐる人びと 主人公・義時との関係
★江間「小四郎」義時(22):小栗旬 (本人)
八重(-):新垣結衣 妻
金剛(2):● 嫡男 ※後の北条泰時
■「鎌倉殿」源頼朝(38):大泉洋 義兄
北条政子(28):小池栄子 実姉
大姫(7):落井実結子 姪
万寿(3):藤原響 甥 ※後の源頼家
★北条「四郎」時政(47):坂東彌十郎 実父
りく(-):宮沢りえ 継母(牧の方)
実衣(-):宮澤エマ 実妹(阿波局)
「悪禅師」阿野全成(32):新納慎也 義兄
牧「三郎」宗親(-):山崎一 ※りくの兄
〇頼朝の血縁者たち
「蒲冠者」源範頼(-):迫田孝也
平賀「四郎」義信;●
武田「太郎」信義(57):八嶋智人
一条「次郎」忠頼(-):● ※信義の嫡男
佐々木「源三」秀義(73):康すおん
○義仲をめぐる人びと
■木曽「次郎」義仲(31):青木崇高
巴御前(-):秋元才加 ※中原兼遠の娘
「志水冠者」義高(12):市川染五郎 ※義仲の嫡男
中原兼遠(-):● ※義仲の乳母夫
樋口「次郎」兼光(-):● ※中原兼遠の子(木曽四天王)
今井「四郎」兼平(33):町田悠宇 ※兼光の弟(木曽四天王)
海野「小太郎」幸氏(-):加部亜門 ※義高の従者
○義経をめぐる人びと
■源「九郎」義経(26):菅田将暉
静御前(-):石橋静河
弁慶(-):佳久創
「新宮十郎」行家(-):杉本哲太
藤原秀衡(63):田中泯
〇比企尼をめぐる人びと
比企尼(-):草笛光子
★比企「藤四郎」能員(-):佐藤二朗
道(-):堀内敬子 ※能員の妻
比企「藤内」朝宗(-):●
☆安達「藤九郎」盛長(50):野添義弘 ※比企尼の娘(長女)婿
河越「太郎」重頼(-):● ※比企尼の娘(次女)婿
常(-):渡邉梨香子 ※安達盛長の娘(亀御前)
里(-):三浦透子 ※河越重頼の娘(郷姫)
比奈(-):堀田真由 ※比企朝宗の娘(姫の前)か?
伊東祐清(-)の未亡人:● ※比企尼の娘(三女)
〇三浦党の人びと
☆三浦「介」義澄(58):佐藤B作
三浦「平六」義村(-):山本耕史
初(-):久野楓名 ※後に金剛の妻となる矢部禅尼か?
佐原「十郎」義連(-):●
★和田「小太郎」義盛(38):横田栄司
岡崎「四郎」義実(73):たかお鷹
〇御家人たち
仁田「四郎」忠常(18):高岸宏行(ティモンディ)
工藤祐経(-):坪倉由幸(我が家)
天野「藤内」遠景(-):●
★梶原「平三」景時(-):中村獅童
梶原「源太」景季(23);柾木玲弥
土肥「次郎」実平(-):阿南健治
大庭「平太」景義(-):●
畠山「次郎」重忠(21):中川大志
江戸「太郎」重長(-):●
☆足立「右馬允」遠元(-):大野泰広
安西「三郎」景益(-):猪野学
「上総介」広常(-);佐藤浩市
千葉「介」常胤(67):岡本信人
☆八田「四郎」知家(-):市原隼人
小山「小四郎」朝政(-):中村敦 ※政光の子
結城「七郎」朝光(14):● ※朝政の弟
☆大江広元(37):栗原英雄 ※中原親能の弟か?
☆中原親能(42):川島潤哉
☆二階堂行政(-):野仲イサオ ※頼朝の從叔父
☆三善康信(40):小林隆 ※頼朝の乳母の甥
〇平家方の人びと
「二位の尼」平時子(59):●
「池殿」平頼盛(52):●
「小松少将」平維盛(26):濱正悟
■平宗盛(38):小泉孝太郎
平清宗(15):島田裕仁)
平知盛(33):●
平重衡(28):●
平教経(-):●
安徳天皇(7):相澤智咲
「建礼門院」徳子(30):●
○宮廷の人びと
■後白河法皇(58);西田敏行
★後鳥羽天皇(5):尾上凛 ※高倉天皇の第四皇子
丹後局(-):鈴木京香
平知康(-):矢柴俊博
九条兼実(36):田中直樹(ココリコ)
一条能保(38):● ※頼朝の義弟(同母妹の夫)
○その他の人びと
善児(-):梶原善 ※梶原景時の家来
文覚(46):市川猿之助
慈円(30):● ※九条兼実の実弟
※()内は義仲没落(元暦元年)時の年齢
※「」内は通称等。●印はキャスト未定(または不明)
※■は頼朝とそのライバル(前半各パートのラスボス)と思われる人物
※★は義時とそのライバル(後半各パートのラスボス)になると思われる人物
※☆は13人の宿老(義時とそのライバルをのぞく)
※登場し(てい)ない人物も含まれています(期待値込)