■第16回(伝説の幕開け)の復習

 頼朝(大泉洋)義時(小栗旬)長男(松澤禾蘭)の名を「金剛」と命名する。

 伊豆に引き籠もっていた時政(坂東彌十郎)は鎌倉に帰っていた。

 りく(宮沢りえ)は「(じぶんは)北条の跡取りを産む」から、政子(小池栄子)にも「もっと子を産め」といった。

 木曽義仲(青木崇高)の要請によって、後白河法皇(西田敏行)が出した頼朝追討の院宣のことが鎌倉にも届き、範頼(迫田孝也)が率いる義仲追討軍の本隊が鎌倉を進発した。

 鎌倉の兵が迫りつつあることを知った義仲は迎撃の準備を進めつつ、平家討伐のための連携を鎌倉方に申し入れる。しかし、義経(菅田将暉)は義仲の判断力を鈍らせるために、あえて使者を殺し、義仲を挑発する。さらに義経は大手で派手な先陣争いをさせ、敵の注意を引き付けているあいだに、主力を渡河させる作戦を提案する。

 また義経は味方の兵力を過小に宣伝させる。油断した義仲は偵察に出て、敵が万余の兵力であることを知り、己が踊らされたことを知る。劣勢を悟った義仲は院の御所を訪れ、法皇に暇乞いをする。

 近江方面に転進した義仲に代わって入京した義経は法皇に拝謁すると、すぐさま義仲を追撃し、義仲の首を取ったら、返す刀で平家を討つと述べ、法皇を喜ばせる。

 一方、死を覚悟した義仲は巴(秋元才加)に対し、わざと捕まり、鎌倉で人質になっている嫡男の義高(市川染五郎)に手紙を届けるようにという。巴はそのとおり、和田義盛(横田栄司)に捕らえられ、義仲は今井兼平(町田悠宇)とともに北陸をめざすが、鎌倉方の矢に当たって戦死する。

 その時、大姫(落井実結子)と遊んでいた義高(市川染五郎)は虫の知らせか、不吉なものを感じて、あたりを見まわした。

 戦勝報告が鎌倉にもたらされると、梶原景時(中村獅童)の、簡にして要を得た報告が頼朝や坂東政府首脳部のメンバーたちを感心させた。祝勝ムードに沸く鎌倉であったが、義高を思う大姫の気持ちを思いやる政子(小池栄子)一抹の不安を覚えていた。義高が頼朝に殺されるのではないか心配していたのだ、「義高のことはじぶんが守る」。じぶん自身に言い聞かせるように、政子はいった。

 一方、義経は福原に集結する平軍の背後を襲撃すべく作戦計画を立案するが、奇襲を成功させるため、(平家に)和睦を命じてほしいと法皇に依頼する。

 果たせるかな、法皇の和睦命例を平家の総帥・宗盛(小泉孝太郎)の実弟・知盛(岩男海史)は一笑に付すが、宗盛は考え込んでしまう。

 さらに義経は背後の攻め口を鵯越ではなく、鉢伏山にする(※1)

 その頃、義時が出征中で留守にする江間郷では、金剛を抱く八重(新垣結衣)のもとを三浦義村(山本耕史)が訪れていた。義村の腕には初(久野楓名)という赤子(後に金剛の妻となる矢部禅尼か?)が抱かれていた。義村は初を預かってくれと、強引に赤子を八重に押し付けた。

 搦手の義経鉢伏山から逆落としを決行して平軍の背後を奇襲し、大手生田口の総大将範頼正面から平軍に襲いかかった。

 義経伝説の始まりであった。

 

 ※1)義経が「逆落とし」を行った場所については、諸説あるが、下記のサイトでは、地元・兵庫県立歴史博物館の学芸員さんが一の谷の合戦を詳しく解説している。

第14回:「坂落とし」を歩く(その1)

 

 

■第17回(助命と宿命)の予習

 タイトルや予告編からも分かるとおり、義高の処遇をめぐって悶着のある回となるようだ。

 時政と義時、三浦義澄(佐藤B作)と義村、親子の世代に別れて、繰り広げられる葛藤と義高の悲劇が主題となるだろう。

 都合の悪いことは周囲や環境のせいにして(わかりやすい悪者を創って)、主人公の正当化を図る筋立てはあまり好きにはなれない。今作の義経のように極端なキャラにしてしまうのも、アリという気もするが、主人公ともなると、長丁場のドラマで求心力を保ちつつ、好感度を維持していくためにはやむをえないのだろうか。

 そして、壇の浦が近づいている。

 

※()内はキャスト。敬称略

 

 

■ストーリー予想

【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河

 

 

■「通称&年齢(数え)」つき配役表(敬称略)

  〇義時と頼朝・政子夫妻をめぐる人びと  主人公・義時との関係
   ★江間「小四郎」義時(22):小栗旬 (本人)
   八重(-):新垣結衣  妻

   金剛(2):●  嫡男 ※後の北条泰時

   ■「鎌倉殿」源頼朝(38):大泉洋  義兄
   北条政子(28):小池栄子  実姉
   大姫(7):落井実結子  姪
   万寿(3):藤原響  甥 ※後の源頼家

   ★北条「四郎」時政(47):坂東彌十郎  実父
   りく(-):宮沢りえ  継母(牧の方)
   実衣(-):宮澤エマ  実妹(阿波局)
   「悪禅師」阿野全成(32):新納慎也  義兄
   牧「三郎」宗親(-):山崎一  ※りくの兄

  〇頼朝の血縁者たち
   「蒲冠者」源範頼(-):迫田孝也

   平賀「四郎」義信;●
   武田「太郎」信義(57):八嶋智人
   一条「次郎」忠頼(-):●  ※信義の嫡男

   佐々木「源三」秀義(73):康すおん

  ○義仲をめぐる人びと
   ■木曽「次郎」義仲(31):青木崇高
   巴御前(-):秋元才加  ※中原兼遠の娘

   「志水冠者」義高(12):市川染五郎  ※義仲の嫡男
   中原兼遠(-):●  ※義仲の乳母夫
   樋口「次郎」兼光(-):●  ※中原兼遠の子(木曽四天王)
   今井「四郎」兼平(33):町田悠宇  ※兼光の弟(木曽四天王)
   海野「小太郎」幸氏(-):加部亜門  ※義高の従者

  ○義経をめぐる人びと
   ■源「九郎」義経(26):菅田将暉
   静御前(-):石橋静河
   弁慶(-):佳久創
   「新宮十郎」行家(-):杉本哲太

   藤原秀衡(63):田中泯

  〇比企尼をめぐる人びと
   比企尼(-):草笛光子
   ★比企「藤四郎」能員(-):佐藤二朗
   道(-):堀内敬子  ※能員の妻
   比企「藤内」朝宗(-):●
   ☆安達「藤九郎」盛長(50):野添義弘  ※比企尼の娘(長女)婿
   河越「太郎」重頼(-):●  ※比企尼の娘(次女)婿
   常(-):渡邉梨香子  ※安達盛長の娘(亀御前)
   里(-):三浦透子  ※河越重頼の娘(郷姫)
   比奈(-):堀田真由  ※比企朝宗の娘(姫の前)か?
   伊東祐清(-)の未亡人:●  ※比企尼の娘(三女)

  〇三浦党の人びと
   ☆三浦「介」義澄(58):佐藤B作
   三浦「平六」義村(-):山本耕史

   初(-):久野楓名  ※後に金剛の妻となる矢部禅尼か?
   佐原「十郎」義連(-):●
   ★和田「小太郎」義盛(38):横田栄司
   岡崎「四郎」義実(73):たかお鷹

  〇御家人たち
   仁田「四郎」忠常(18):高岸宏行(ティモンディ)
   工藤祐経(-):坪倉由幸(我が家)
   天野「藤内」遠景(-):●
   ★梶原「平三」景時(-):中村獅童
   梶原「源太」景季(23);柾木玲弥
   土肥「次郎」実平(-):阿南健治
   大庭「平太」景義(-):●
   畠山「次郎」重忠(21):中川大志
   江戸「太郎」重長(-):●
   ☆足立「右馬允」遠元(-):大野泰広
   安西「三郎」景益(-):猪野学
   「上総介」広常(-);佐藤浩市
   千葉「介」常胤(67):岡本信人
   ☆八田「四郎」知家(-):市原隼人
   小山「小四郎」朝政(-):中村敦  ※政光の子
   結城「七郎」朝光(14):●  ※朝政の弟
   ☆大江広元(37):栗原英雄  ※中原親能の弟か?
   ☆中原親能(42):川島潤哉
   ☆二階堂行政(-):野仲イサオ  ※頼朝の從叔父
   ☆三善康信(40):小林隆  ※頼朝の乳母の甥

  〇平家方の人びと
   「二位の尼」平時子(59):●
   「池殿」平頼盛(52):●
   「小松少将」平維盛(26):濱正悟
   ■平宗盛(38):小泉孝太郎
   平清宗(15):島田裕仁)
   平知盛(33):●
   平重衡(28):●
   平教経(-):●

   安徳天皇(7):相澤智咲
   「建礼門院」徳子(30):●

  ○宮廷の人びと
   ■後白河法皇(58);西田敏行
   ★後鳥羽天皇(5):尾上凛  ※高倉天皇の第四皇子

   丹後局(-):鈴木京香
   平知康(-):矢柴俊博

   九条兼実(36):田中直樹(ココリコ)
   一条能保(38):●  ※頼朝の義弟(同母妹の夫)

  ○その他の人びと
   善児(-):梶原善  ※梶原景時の家来
   文覚(46):市川猿之助
   慈円(30):●  ※九条兼実の実弟

  ※()内は義仲没落(元暦元年)時の年齢
  ※「」内は通称等。●印はキャスト未定(または不明)
  ※■は頼朝とそのライバル(前半各パートのラスボス)と思われる人物
  ※★は義時とそのライバル(後半各パートのラスボス)になると思われる人物
  ※☆は13人の宿老(義時とそのライバルをのぞく)
  ※登場し(てい)ない人物も含まれています(期待値込)

■第15回(足固めの儀式)の復習

 義仲(青木崇高)追討のため、頼朝(大泉洋)代官として、はりきって先発した義経(菅田将暉)は近江国にいた。焦る義仲は、後白河法皇(西田敏行)を敵方に奔らせてはならじと幽閉してしまう。

 義時(小栗旬)八重(新垣結衣)は、時政(坂東彌十郎)りく(宮沢りえ)結婚報告をする。八重は懐妊していた。義時は不在がちになる自分の代わりに八重の面倒を時政たちに依頼する。

 一方、御家人たちのクーデター計画の会合で、スパイ景時(中村獅童)は御所に出入りしていることを怪しまれ、クーデター派に捕らえられてしまう。千葉常胤(岡本信人)三浦義澄(佐藤B作)岡崎義実(たかお鷹)の三人は人質になっている義高(市川染五郎)に、クーデターの旗頭となるよう、頼み込む。

 御所で万寿(藤原響)と遊ぶ頼朝(大泉洋)政子(小池栄子)夫妻。

 義時は、大江広元(栗原英雄)ら、坂東政府の指導部に、御家人たちのあいだに怪しい動きがあると告げる。比企能員(佐藤二朗)が真相を探りに三浦館へ偵察に行くが、逆に恫喝されて、どっちつかずを決め込もうとする始末。しかし、義時が土肥実平(阿南健治)を問い詰め、クーデター計画が発覚する。

 頼朝坂東政府指導部はクーデターへの対応策を協議する。そこで、義時はクーデターの神輿に担がれた上総介広常(佐藤浩市)がじつは御所側の人間であることを明かす。

 鶴岡八幡宮ではクーデター派の和田義盛(横田栄司)畠山重忠(中川大志)が兵を連れて、乱入し、万寿を拉致しようとする。

 範頼(迫田孝也)と義高が万寿を守ろうと、クーデター派兵士たちの前に立ちはだかると、義時が現れ、すでにクーデターは露見しており、失敗したと告げ、矛を収めるようにいう。

 無事にクーデターを阻止し、坂東政権の瓦解を回避した頼朝と広常は同志として酒を酌み交わす。政子も三浦義澄と、その叔父の岡崎義実の話に耳を傾けて、彼らの苦衷を初めて知る。

 義時は時政発案のニンジン作戦を提案し、頼朝の了承を得て、万事解決したかに見えたが、頼朝と広元は見せしめのため、クーデターの神輿役だった広常を祭りの生贄にするという。義時は猛然と反対するが、二人に押し切られてしまう。昨夜の酒別れの盃だったのだと頼朝はいった。

 頼朝は景時に広常を始末するよう、示唆する。

 

 寿永二年(1183)十二月二十二日仕事人景時は双六の最中に、広常に斬りかかる。広常は腰の太刀に手をのばすが、そこに掴むべきものはなかった。善児(梶原善)とすれ違った時に太刀を抜き取られていたのだ。景時は頼朝になりかわって、謀反人の広常を成敗するという。

 広常は信じられないといった様子で義時、そして頼朝の姿を目で追い、己の運命を知る。

 斃れた広常を前に、頼朝はニンジン大作戦の発動と、天下草創高らかに宣言した。血の雨振って地固まったのである(ドラマ的には)

 後日、安達盛長(野添義弘)が接収した広常邸から一枚の書状を見つけてきた。そこには頼朝の大願成就坂東の泰平を祈願する願文が記されていた(※1)

 同年、八重は義時の長男金剛(後の北条泰時)を出産した。

 

 慈円の『愚管抄』によれば、頼朝は後白河法皇に広常誅殺の経緯を述べている。

 坂東の自立をひたすら夢見た広常の思いと、天皇の下で武家を束ねたい頼朝の企望との距離は挙兵当初こそ大きな目的(平家打倒)をめざす上での小さな違いに過ぎなかったが、やがて深い溝となっていった。

 当初から、頼朝が朝廷を気にしすぎると不満を鳴らす広常の存在は、少しでも早く法皇に認められたいと願う頼朝にとって、大きなプレッシャーとストレスであったろう。法皇への説明からはよくよく熟考した上での決断というよりも、むしろ積もりに積もったストレスの爆発であったようにも感じられる。

 広常の最期は、反骨の英雄平将門忠常の血を強く感じさせる武人の死に様だったといえるかもしれない。

 

※1)『吾妻鏡寿永三年(1184)正月十七日条によれば、広常の願文には、頼朝の祈願成就東国泰平のための立願が書かれていた。

※2)()内はキャスト。敬称略

 

■第16回(伝説の幕開け)の予習

 次回予告にある伝説とはいうまでもなく、鵯越屋島の奇襲など、義経の戦歴にかかるものだろう。その前に宇治川も描かれるようだから、義仲と巴、そして平家の滅びの物語が始まろうとしている。

 

 

■ストーリー予想

【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河

 

 

■「通称&年齢(数え)」つき配役表(敬称略)

  〇義時と頼朝・政子夫妻をめぐる人びと  主人公・義時との関係
   ★江間「小四郎」義時(22):小栗旬 (本人)
   八重(-):新垣結衣

   ■「鎌倉殿」源頼朝(38):大泉洋  義兄
   北条政子(28):小池栄子  実姉
   大姫(7):落井実結子  姪
   万寿(3):藤原響  甥 ※後の源頼家

   ★北条「四郎」時政(47):坂東彌十郎  実父
   りく(-):宮沢りえ  継母(牧の方)
   実衣(-):宮澤エマ  実妹(阿波局)
   「悪禅師」阿野全成(32):新納慎也  義兄
   牧「三郎」宗親(-):山崎一  ※りくの兄

  〇頼朝の血縁者たち
   「蒲冠者」源範頼(-):迫田孝也

   平賀「四郎」義信;●
   武田「太郎」信義(57):八嶋智人
   一条「次郎」忠頼(-):●  ※信義の嫡男

   佐々木「源三」秀義(73):康すおん

  ○義仲をめぐる人びと
   ■木曽「次郎」義仲(31):青木崇高
   巴御前(-):秋元才加  ※中原兼遠の娘

   「志水冠者」義高(12):市川染五郎  ※義仲の嫡男
   中原兼遠(-):●  ※義仲の乳母夫
   樋口「次郎」兼光(-):●  ※中原兼遠の子(木曽四天王)
   今井「四郎」兼平(33):町田悠宇  ※兼光の弟(木曽四天王)
   海野「小太郎」幸氏(-):加部亜門  ※義高の従者

 

  ○義経をめぐる人びと
   ■源「九郎」義経(26):菅田将暉
   静御前(-):石橋静河
   弁慶(-):佳久創
   「新宮十郎」行家(-):杉本哲太

   藤原秀衡(63):田中泯

  〇比企尼をめぐる人びと
   比企尼(-):草笛光子
   ★比企「藤四郎」能員(-):佐藤二朗
   道(-):堀内敬子  ※能員の妻
   比企「藤内」朝宗(-):●
   ☆安達「藤九郎」盛長(50):野添義弘  ※比企尼の娘(長女)婿
   河越「太郎」重頼(-):●  ※比企尼の娘(次女)婿
   常(-):渡邉梨香子  ※安達盛長の娘(亀御前)
   里(-):三浦透子  ※河越重頼の娘(郷姫)
   比奈(-):堀田真由  ※比企朝宗の娘(姫の前)か?
   伊東祐清(-)の未亡人:●  ※比企尼の娘(三女)

  〇三浦党の人びと
   ☆三浦「介」義澄(58):佐藤B作
   三浦「平六」義村(-):山本耕史
   佐原「十郎」義連(-):●
   ★和田「小太郎」義盛(38):横田栄司
   岡崎「四郎」義実(73):たかお鷹

  〇御家人たち
   仁田「四郎」忠常(18):高岸宏行(ティモンディ)
   工藤祐経(-):坪倉由幸(我が家)
   天野「藤内」遠景(-):●
   ★梶原「平三」景時(-):中村獅童
   梶原「源太」景季(23);柾木玲弥
   土肥「次郎」実平(-):阿南健治
   大庭「平太」景義(-):●
   畠山「次郎」重忠(21):中川大志
   江戸「太郎」重長(-):●
   ☆足立「右馬允」遠元(-):大野泰広
   安西「三郎」景益(-):猪野学
   「上総介」広常(-);佐藤浩市
   千葉「介」常胤(67):岡本信人
   ☆八田「四郎」知家(-):市原隼人
   小山「小四郎」朝政(-):中村敦  ※政光の子
   結城「七郎」朝光(14):●  ※朝政の弟
   ☆大江広元(37):栗原英雄  ※中原親能の弟か?
   ☆中原親能(42):川島潤哉
   ☆二階堂行政(-):野仲イサオ  ※頼朝の從叔父
   ☆三善康信(40):小林隆  ※頼朝の乳母の甥

  〇平家方の人びと
   「二位の尼」平時子(59):●
   「池殿」平頼盛(52):●
   「小松少将」平維盛(26):濱正悟
   ■平宗盛(38):小泉孝太郎
   平清宗(15):島田裕仁)
   平知盛(33):●
   平重衡(28):●
   平教経(-):●

   安徳天皇(7):相澤智咲
   「建礼門院」徳子(30):●

  ○宮廷の人びと
   ■後白河法皇(58);西田敏行
   ★後鳥羽天皇(5):尾上凛  ※高倉天皇の第四皇子

   丹後局(-):鈴木京香
   平知康(-):矢柴俊博

   九条兼実(36):田中直樹(ココリコ)
   一条能保(38):●  ※頼朝の義弟(同母妹の夫)

  ○その他の人びと
   善児(-):梶原善  ※梶原景時の家来
   文覚(46):市川猿之助
   慈円(30):●  ※九条兼実の実弟


  ※()内は義仲没落(元暦元年)時の年齢84
  ※「」内は通称等。●印はキャスト未定(または不明)
  ※■は頼朝とそのライバル(前半各パートのラスボス)と思われる人物
  ※★は義時とそのライバル(後半各パートのラスボス)になると思われる人物
  ※☆は13人の宿老(義時とそのライバルをのぞく)
  ※登場し(てい)ない人物も含まれています(期待値込)

■第14回(都の義仲)の復習

 八重(新垣結衣)義時(小栗旬)ラブラブな暮らしが始まっていた。

 木曽義仲(青木崇高)人質「志水冠者」義高(市川染五郎)大姫(落井実結子)許嫁という建前で鎌倉に送られていた。

 寿永二年(1183)五月十一日倶利伽羅峠平軍を撃破した義仲は、意気揚々と入京する。

 平家の総帥・宗盛(小泉孝太郎)後白河法皇(西田敏行)に逃げられたことを知り、安徳天皇(相澤智咲)建礼門院を奉じ、神器を携え、一族を率いて、都落ちした。

 先を越されたと、地団駄を踏んだ頼朝(大泉洋)であったが、平家を都から追った勲功の第一は頼朝、第二第三が義仲と行家(杉本哲太)とされ、頼朝はニンマリする。裏で実行したプレゼント大作戦が功を奏したのだ。

 褒美なんてどうでもいいと意に介さない義仲であったが、部下たちから突き上げを食らい、行家とともに法皇に抗議する。すると、先の勲功も撤回されてしまう。

 仲良く遊ぶ大姫と義高。しかし、二人の未来にはすでに暗雲が垂れ込め始めていた。

 進撃の過程で大軍に膨れ上がった義仲軍には得体の知れない連中も多く、都の各地で乱暴狼藉を働いていた。法皇に取り入るべく院を訪れていた行家だったが、法皇の機嫌は悪い。義仲も行家も都に居座ったまま、平家追討の軍を起こそうとしないことに苛立っていたのだ。

 法皇は平家によって西海に連れ去られた安徳天皇に代わり、天皇の弟(尾上凛)を即位させ、後鳥羽天皇としていた。法皇は、本来ならば、即位に不可欠な三種の神器の奪回を義仲に厳命する。出陣した義仲は平家相手に苦戦していた。

 その頃、法皇からの命令が鎌倉に届いた。平治の乱における頼朝の流罪を赦し、頼朝による東国(東海・東山道)支配を認める、いわゆる十月宣旨である(※1)。それを知った義仲は激怒し、急ぎ都に帰還する。義仲との関係が急速に悪化し、法皇は頼朝に救いを求める。頼朝は出陣を決断するが、源氏同士の争いに巻き込まれることを嫌う御家人たちは不満そうだった。

 頼朝は範頼(迫田孝也)義経(菅田将暉)代官を命じる。義仲と頼朝の関係に亀裂が入り、人質の義高は気丈に振る舞っていたが、大姫の心中を案じる政子(小池栄子)は気が気でなかった。

 そんな中、三浦館では千葉常胤(岡本信人)三浦義澄(佐藤B作)を中心に、派兵に反対する御家人たちによるクーデター計画が進行していた。

 一方、八重は義時の子(金剛。後の泰時)を宿していた。

 派兵に消極的な御家人たちをその気にさせるにはどうすればいいのかを悩む義時は伊豆に引き籠もっている時政(坂東彌十郎)に相談する。

 恩賞(所領)をやればいいんだよ。鼻先にニンジンぶらさげられて、走らない馬はいねえよ。坂東武者一所懸命の精神(※2)を知りつくす時政は、こともなげにそういった。

 義経は頼朝に対面すると、義仲追討軍の先発隊として鎌倉を進発する。それが最後の対面となることを二人はまだ知る由もなかった。父・義仲が勝つと信じて疑わない義高は、追討軍を見送りながら、義時に「義経が不憫だ」といった。

 その頃、御家人たちのクーデター計画に梶原景時(中村獅童)と、藤原秀衡(田中泯)呪詛を請け負いながら、サボってばかりで、クビにされた恨みで、文覚(市川猿之助)が新たに加わっていた。景時の参加は、クーデター計画の全貌を探るのが目的であった。

 景時は探索結果坂東政府「鎌倉」指導部に報告する。クーデター計画自体は粗漏だが、ほぼ全御家人が参加しており、担ぐ神輿によっては成功する。そのように、景時は自らの見立てを述べた。成功する神輿とは誰か。上総介広常(佐藤浩市)を置いて他にはいないだろう。衆目の一致するところであった。これを聞いていた大江広元(栗原英雄)は義時を捕まえ、耳打ちする。

 後日、義時は広常に、クーデター計画に加わるよう、働きかける。

 果たして、広常はクーデター計画の会合に出席し、主要メンバーの歓迎を受ける。しかし、彼らの計画は、景時によって、鎌倉指導部に筒抜けだった。

 

※1)当初、宣旨には、東海・東山道だけではなく、義仲の勢力圏である北陸道も含まれていたが、義仲の怒りを恐れて、北陸道を削除したという見解もある。

※2)土地(所領)に命を懸ける生き方

 

 

■第15回(足固めの儀式)の予習

 ついにラストで死兆星フラグが立ってしまった上総介広常。しかし、残念なことに、次回の予告編にはしっかりと景時による広常暗殺と思われるシーンが……。義仲没落広常の暗殺義高の悲劇など、大きな出来事が立て続けに発生する。日本史上の画期となるがいま始まろうとしている。

 広常はそんな祭の生贄にされようとしているのかもしれない。

 

※()内はキャスト。敬称略

 

 

■ストーリー予想

【予習12】第一部 第二章 源平の争乱 編(鎌倉殿の13人:2022大河

 

 

■「通称&年齢(数え)」つき配役表(敬称略)

  〇義時と頼朝・政子夫妻をめぐる人びと  主人公・義時との関係
   ★江間「小四郎」義時(22):小栗旬 (本人)

   八重(-):新垣結衣  妻


   ■「鎌倉殿」源頼朝(38):大泉洋  義兄
   北条政子(28):小池栄子  実姉
   大姫(7):落井実結子  姪

   万寿(3):●  甥 ※後の頼家

 

   ★北条「四郎」時政(47):坂東彌十郎  実父
   りく(-):宮沢りえ  継母(牧の方)

   実衣(-):宮澤エマ  実妹(阿波局)
   「悪禅師」阿野全成(32):新納慎也  義兄
   牧「三郎」宗親(-):山崎一  ※りくの兄

  〇頼朝の血縁者たち
   「蒲冠者」源範頼(-):迫田孝也


   平賀「四郎」義信:●
   武田「太郎」信義(57):八嶋智人
   一条「次郎」忠頼(-):●  ※信義の嫡男

   佐々木「源三」秀義(73):康すおん

 

  ○義仲をめぐる人びと
   ■木曽「次郎」義仲(31):青木崇高
   巴御前(-):秋元才加  ※中原兼遠の娘

   「志水冠者」義高(12):市川染五郎  ※義仲の嫡男
   中原兼遠(-):●  ※義仲の乳母夫
   樋口「次郎」兼光(-):●  ※中原兼遠の子(木曽四天王)
   今井「四郎」兼平(33):町田悠宇  ※兼光の弟(木曽四天王)

 

  ○義経をめぐる人びと
   ■源「九郎」義経(26):菅田将暉
   静御前(-):石橋静河
   弁慶(-):佳久創
   「新宮十郎」行家(-):杉本哲太

   藤原秀衡(63):田中泯

  〇比企尼をめぐる人びと
   比企尼(-):草笛光子
   ★比企「藤四郎」能員(-):佐藤二朗
   道(-):堀内敬子  ※能員の妻
   ☆安達「藤九郎」盛長(50):野添義弘  ※比企尼の娘(長女)婿
   河越「太郎」重頼(-):●  ※比企尼の娘(次女)婿
   常(-):渡邉梨香子  ※安達盛長の娘(亀御前)
   里(-):三浦透子  ※河越重頼の娘(郷姫)

   比奈(-):堀田真由  ※比企朝宗の娘(姫の前)か?
   伊東「九郎」祐清(-)の未亡人:●  ※比企尼の娘(三女)

  〇三浦党の人びと
   ☆三浦「介」義澄(58):佐藤B作
   三浦「平六」義村(-):山本耕史
   佐原「十郎」義連(-):●
   ★和田「小太郎」義盛(38):横田栄司
   岡崎「四郎」義実(73):たかお鷹

  〇御家人たち
   「大和判官代」邦通(-);●
   「小中太」光家(-);●
   仁田「四郎」忠常(18):高岸宏行(ティモンディ)
   工藤祐経(-):坪倉由幸(我が家)
   天野「藤内」遠景(-):●
   ★梶原「平三」景時(-):中村獅童
   梶原「源太」景季(23);●
   土肥「次郎」実平(-):阿南健治
   大庭「平太」景義(-):●
   畠山「次郎」重忠(21):中川大志
   江戸「太郎」重長(-):●
   ☆足立「右馬允」遠元(-):大野泰広
   安西「三郎」景益(-):猪野学
   「上総介」広常(-);佐藤浩市
   千葉「介」常胤(67):岡本信人
   ☆八田「四郎」知家(-):市原隼人
   小山「小四郎」朝政(-):中村敦  ※頼朝の乳母(寒河尼)の子
   結城「七郎」朝光(14):●  ※朝政の弟

 

  〇幕府の文官たち
   ☆大江広元(37):栗原英雄  ※中原親能の弟か?
   ☆中原親能(42):川島潤哉
   ☆二階堂行政(-):野仲イサオ  ※頼朝の從叔父
   ☆三善康信(40):小林隆  ※頼朝の乳母の甥

   〇平家方の人びと
   「二位の尼」平時子(59):●
   「池殿」平頼盛(52):●
   「小松少将」平維盛(26):濱正悟
   ■平宗盛(38):小泉孝太郎
   平知盛(33):●
   平重衡(28):●
   平教経(-):●

   安徳天皇(7):相澤智咲
   「建礼門院」徳子(30):●

 

  ○宮廷の人びと
   ■後白河法皇(58);西田敏行
   ★後鳥羽天皇(5):尾上凛  ※高倉天皇の第四皇子

   丹後局(-):鈴木京香
   平知康(-):矢柴俊博

   九条兼実(36):田中直樹(ココリコ)
   一条能保(38):●  ※頼朝の義弟(同母妹の夫)

  ○その他の人びと
   善児(-):梶原善  ※梶原景時の家来
   文覚(46):市川猿之助
   慈円(30):●  ※九条兼実の実弟


  ※()内は義仲没落(元暦元年)時の年齢
  ※「」内は通称等。●印はキャスト未定(または不明)
  ※■は頼朝とそのライバル(前半各パートのラスボス)と思われる人物
  ※★は義時とそのライバル(後半各パートのラスボス)になると思われる人物
  ※☆は13人の宿老(義時とそのライバルをのぞく)
  ※登場し(てい)ない人物も含まれています(期待値込)