特殊工具製作
こんにちは。。。
毎度ですがだいぶご無沙汰しております![]()
日々元気に仕事はしております。
表題の通りの作り物からの修理です。
4サイクル50ccのスクーターのエンジンです。
何をするかというと・・・
エンジンのマウントブッシュがちぎれてしまっています。
こちらの車両は業務使用で、一般の方の使用状況よりは過酷です。
ブッシュはご覧の通り圧入状態。
エンジンをばらした状態であればプレスで抜き差し出来ますが、
今回はエンジンをばらさずに交換なので工具製作からです。
使い方は適当に想像してください。
時短の為手を抜くところは抜いて作っています。
汎用、代用品で間に合わせたり、少々パワープレイでも抜いたり圧入出来ると思いますが、自分が使い易そうな物を作ってしまった方が確実かな?と思い旋盤で制作。
ニードルベアリングを交換するときなんかにもこのような工具を作りますね。
ただ、このようなブッシュの場合ベアリングなどよりかは狙う寸法が少々シビアでしょうか。
鉄の部分の肉が薄いので作る工具の径が小さいとゴム部を押すだけで抜けませんし、当然ブッシュと同径にしたら工具が圧入されてしまいます![]()
簡単に言うとブッシュの径よりちょっとだけ小さく金属部分を押す工具を作ればいいのです。
寸法をしっかり出して、旋盤に正確に目盛りを入れれば旋盤は100%の仕事をしてくれるので、出来栄えは私次第。
上が新品。
叩いたりするより遥に簡単に確実に抜けます。
勿論圧入も簡単確実。
エンジンの脱着はありますが、ブッシュ交換している時間より工具作っている時間の方がかかる・・・というあるある![]()
それでもその場しのぎの工具で作業するよりかは時間、出来栄えは良いと思っています。
実際の作業時間よりかかるというケースで・・・
バイクのスイングアームなんですが、やりたいこと(頼まれたこと)をする為に
やりたい事が出来るようにするまでの準備が時間もかかるし、頭も少々使います。
いわゆる治具作り。
時間かけずに簡単に使い易い物をちゃっちゃと作れる人は羨ましいです。
という感じでバイクの修理・整備したり物を作ったりして過ごしています。
キャブスタンド
こんにちは。。。
東京の桜も咲き始めたようでようやく春がきましたね![]()
今回も表題の通り作り物で、これを流用、追加工してみようかと。
汎用のエンジンスタンド。
写真は実際の使用例。
珍しいエンジンです。K車2サイクルタンデムツイン。
新規で作るかとも思いましたが、出来れば流用、追加工で出来れば
これにも使えて、それにも使える。なんだったらあれにも使える。
という感じにしたいのですよね。
そうしないと物がどんどん増えていってしまいますので![]()
頻繁にやるのであれば専用でしっかり作った方が良いでしょうが。
ちなみに4サイクル4気筒用のキャブです。
カラーやボス等を旋盤で作り、Migで溶接。
今回作ろうと思った理由は・・・
この角度。
車両搭載角度をキャブ単体で再現して確認したい事があったので。
そもそもバイクのキャブなんてサイドスタンドの状態、センタースタンドの状態で
調子が変わるものでもないし、走れば加速時、減速時、バンク中等常に角度は
変わっているのですがね。
作ろうかそれとも簡易的に木など使って角度作ろうか?
なんて思っていたらもう一台キャブ仕事の依頼が。
車種は違いますが同じメーカー。
似たような仕事が続くのもバイク屋さんあるあるですね。
ということで作ってしまう事にしました。
こういった物は作ったからお金になる物ではないのでね![]()
忙しいお店なら作れるけど作ってる時間が無い。
そういったお店もあるのでしょうが、私はそこまで忙しくないので時間が取れるのがありがたいです。













