こんにちは。
Naoです。
今日はちょっとマジメな話をします。
ご興味がない方はスルーして下さいね。
先日、名古屋市名鉄瀬戸線の踏切を渡ろう
とした高齢女性を間一髪で男性が救出した
というニュースを観ました。
専門職としてはあ~またなの~と
胸がつぶれる思いがしました。
高齢者などが安全に踏切を渡るためには
どうしたらいいんだろう?
幸い、こころある男性が
自分の身も返りみず、
線路内に立ち入って、
間一髪で高齢女性を救出し
女性は九死に一生をえたようです。
事実はどうなのかわかりませんが
専門職の端くれとして
客観的に動画を観てみました。
もしかすると、
あの高齢女性は
認知症もしくは、認知症状に近い
判断能力の低下があるのかなあ?
という印象を持ちました。
そう思ったのは
① 歩行者用遮断機が閉まり始めたのを見て、敢えて移動し車両用のまだ下りてきていない線路内の方に進入、歩いて行っている。
② 後ろから男性に抱きかかえられ助けられた時、拒否?びっくりした仕草が全く見られない
③ 遮断機の音が聞こえているはずなのに、
急いで歩く様子が全くない
④ 助けられた後に、助けてもらったという自覚がない
(男性にお礼らしきこともなく淡々と歩き始めている)
等です。
TV番組では
高齢女性が押していたシルバーカーの
車輪が線路のレールにハマり
前進できなかったので、
男性は女性を抱きかかえて退避したと
インタビューに応えていらっしゃいました。
また、
踏切のシグナルの位置を検討すべきでは?
シルバーカーの車輪がレールに
ハマらないように検討すべきでは?
などの番組内でのコメントもあったようです。
通常、遮断機が下りたら
歩行者用、車両用関わらず渡らないのでは?
視界もせまく、難聴でいらっしゃったかなあ。
後ろから急に抱きしめられたら
ビックリすると思うのですが
それもないように見えました。
助けられたら、事の重大さを
認識できるはずなのに?
あの歩きぶりは近隣に住んでおられて、
渡り慣れた踏切だったのかなあ?
独居生活で買い物の途中だったのかなあ
等といろいろな思いが巡りました。
高齢者だから、外に出ちゃダメ
踏切渡るのは禁止!なんて言えませんし。
鉄道会社が悪いとも言えない。
専門職の視点でみると
地域で踏切を利用し生活をしている方の
実態調査みたいなものが必要なのかなあ
(要援護者のみ対象ですが、
個人情報保護法も関係してきます)
行政、警察、地域、当事者、介護事業者、
鉄道会社、もちろん専門職等も含め
包括的、官民一体となった取り組みが必要なのかあと思ったりしています。
認知症高齢者は2025年には700万人を突破すると言われており
65歳以上の5人のうち1人は認知症高齢者と言われています。
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このままでは、痛ましい事故が起こりうる可能性があり、
対策が急がれると思われます。
これはあくまでも私の印象、感想です。
高齢者などが安全に踏切を渡るためには
どうしたらいいんでしょう?
今日は京都はめちゃよいお天気です
平穏な一日が過ぎますように
体調を整えていきましょうね