※四国で地震があったようですね。情報が少ないですが大丈夫でしょうか。。

政府ニトッテ都合ノ悪イ情報ガ流レルト即日大地震キマスネ、Tokyoカラ離レタ地デ


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昨夜、首都ダマスカスに戻ってきました。ここでドライバーとローレンはさよなら。







今日は一日、ダマスカスを散策します。ガイドと一緒でないと入れない施設が一つだけあり、ハンナの好意で連れて行ってくれることに。

 
 
 
 
 
ここはダマスカス旧市街。旧市街は城壁に囲まれており、ホテルを出るとそこにはゲートがあります。
 
 
 
 
まず連れてきてくれたのが国立博物館。

 
 
 
ここは2024/3現在、外国人個人では入館できないとのことでした。

  
 
 
広い庭園には、シリア国内の遺跡で出土したものが展示されています。
 
 
 
 
少し前にご紹介したパルミラやアレッポの博物館からも重要な作品は退避してきており、非常に重要な古代の展示物のあるシリアに来たら必見の博物館です。
 
 

 
これ、、、バビロニア遺跡のものとそっくりだな。。
 
 
 


シリアの古代暦はざっとこんな感じ。
 
アムリト(紀元前3000~紀元前148)
パルミラ(紀元前2200~?)
ボスラ(紀元前1300~?)
アパメア(紀元前300~?)




ボスラ行きたかったなぁ。

 
 

まぁ、今日を潰して、行こうと思えば行けたのですけど、個人的にはこの博物館はじめ旧市街に点在するモスクや宮殿も同じくらい重要で、こっちを取りました。

 
 

このガゼルを捉えた獅子は、絵ではよく見ても彫刻は希少ですよね。パルミラから(だったかな)


 

わりと適当に置かれている城のコラムや、


 
 
雨風にやられました的なボコボコした石のレリーフ。


 


その他、多くの遺物が並んでいます。



 

外はフリータイムなので、思う存分、時間使って見て回ります。

 

 


これは、どっかの美術館から取り急ぎ移送されたものか?笑 もはや青空倉庫。



 


一通り回った頃にハンナ登場し熱弁。いつもゆっくり話してくれるので、英語の得意でない私にはとても分かりやすいです。


 
 

こちらも重要な石板です。パルミラのスーク(市場)前に掲げられていました。


 
 
現在のパルミラ遺跡のある場所は、当時はかなり重要な一大都市で、世界中から物売りが集まって商売していました。






中国からはシルク、インドから香辛料、ウズベキスタンやイランからはキャラバンが絨毯や貴金属と、幅広く世界各地から行商を集めていたのです。






そしてこの石板には、パルミラのtaxが商品別に彫られているのですよ。シルクの巻物は一反いくら、香辛料は何グラムいくらと事細かに記されているのだとか。しかも、パルミラ語で書かれているのです。もはやパルミラ語を話せる人は殆どいなくなってしまったそうですが。






ところで、日本語は世界一、起源の分からない不思議な言語と言われています。世界の殆どの言語系は起源が特定され、それが派生して様々な変化を遂げており、どれも言ってみりゃ似たり寄ったりです。






でも日本語は違う。






日本語はどの言語系統にも属しません。日本語の平仮名と片仮名には秘密が隠されているとする言説もありますよね。





そもそも同じ読みを違う形で48 文字ずつ2種類(ひらがなとカタカナ)、揃える必要ありますか?英語の大文字小文字とはワケが違います。あ行か行さ行・・・と一文字だけ平仮名と片仮名がほぼ同じものあり、あとは違う。





 

話をシリアに戻すと、フェニキア系の古ヘブライ文字や、同じくフェニキア系でアラム文字の変化したパルミラ文字には、日本語のひらがな・カタカナに形・読みと同じ物が数十個存在しますよ。






興味深く思いませんか。






さあ、次はいよいよ屋内展示です。