※帰国しています!毎日盛りだくさんで、なかなかやはりリアルタイムに更新できませんでした。ここからまた再開します。

 

 

 

 

 

日本から着いてきた幽霊を亡霊城(失礼!)に預けたのち、タルトゥースという地中海沿岸の街へ行きました。

 

 

 

 

 

 

因みにシリアはこんなに国土が広い。

 

 

 

 

 

 

シリアのここタルトゥースを最北に、レバノンやパレスティナの地中海沿岸地域は、古代フェニキア人の活躍したエリアです。

 

 
 
 
 
 
 
フェニキア人は地元レバノン杉をはじめ、金属、象牙などを売る隊商交易と接合して、オリエント世界の経済界を地中海沿岸地域(主に現在の北アフリカ)に橋渡しした民族。海域を植民都市として育て、意思疎通するためアルファベットを発明しました。
 
 
 
 
 
 
紀元前1500年頃に大都市アムリトのあった場所がここ。フェニキアン最古の都市といわれています。
 
 
 
 
こちらは神殿。
 
 
 
 
この中心の周りは、日本で言うお掘り的なものがあり、水が張られていたよう。
 
 
 
 
考古学としては非常に重要な遺跡ですが、近隣住民の飼う羊たちが占拠しており、
 
 
 
 
荒れ放題でした。一緒に巡った米国人の彼女は引き気味。
 
 
 
 
こちらは霊塔。
 
 

 

 

 
麓の四隅に多分ライオン?のような彫刻が成されているのが分かります。
 
 
 
 
これが、ローマによって歴史から消された紀元前海洋民族フェニキアンの建立した都市と思うと、それだけで感動する。
 
 

 

 

高さはこんなに。右に米国人のローレン。横っちょに地下へ通じる穴があるので、ここが入口なのでしょう。
 
 
 
 
ちょっと分かりにくいですが、競技場もあるのですよ。スタジアム等はローマやギリシアが作ったと思われがちですが、既に紀元前数千年期にフェニキアンはそれを建立して楽しんでいたのです。
 
 
 
 
それにしても、こんなに重要なサイトが荒れ放題でフリーで入れる状態はどうかと思う。まぁ、戦禍もあってそこまで手は回らないですよね。平和となった今、徐々に観光客も戻って修復していくことでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
人が近づくと、カエルとゲッコウの大合唱とか。笑