2017〜2018年の年末年始に訪ねた東アフリカの旅を綴っています。








セイシェルから、中継地ケニアのナイロビを経てこの度の最終目的地マダガスカルへ。



煩雑になるので、上の地図ではセイシェルから直線にしていますが、ケニアのナイロビを経由しています。









ナイロビは夜中の出発で、アンタナナリボに早朝着。そのまま国内線に乗り換えて別の都市へ行く予定です。










さて、夜中のフライトだからか乗客ほとんどおらず、ナイロビを予定通りにテイクオフし、離陸してから1時間くらいたったころでしょうか。










音楽を聴きながらウトウトしていたところ、目的地まであと2時間以上あるはずなのに、飛行機が降下し始めたような気がしました。










ん?










しっかり目を覚まし窓から外を見ると、地上(海面)がやたらと近い。










トラブル?









後部座席のイギリス人に聞いたところ、「機体中腹にある非常ドアに、異常を知らせる警報が鳴った」らしく、低空飛行で元の空港に引き返してるとのこと。

 

 

 

 

 

 

 



マジか。。。









マダガスカルのアンタナナリボから地方都市へ行くフライトは、何かあった時のために十分な乗り換え時間を取ったつもりですが、このままナイロビへ引き返して整備などに時間が取られたら乗り遅れる。








アンタナナリボからその地方都市へのフライトは一日一本。ひどいと数日に一本しかないので、目的都市までバスで移動するしかなくなる。そうなると確か20h近くかかるとどなたかのブログで読んだ気が。。私にはムリ。









ここまで1時間かけて飛んで来れたうえ、低空飛行で1時間もかけて戻ることができるなら、このまま低空飛行でアンタナナリボまで2時間かけて行けばいいんじゃないの?爆









シートベルトをガッツリ締めときゃ、この低空飛行なら飛行中に非常ドア開いても、早々放り出される事もないしょ。








あとはパイロットの腕次第で、ドアの一枚落ちたくらいなんとかなるんじゃん?









というのが私の心の呟きです。飽くまでも「そう思った」だけで、できれば引き返さずに先へ進んで欲しいという個人的な願望です。笑









そんな願望も虚しく、ナイロビに再び到着します。









が、さすがナショナルフラッグの本拠地!









既に待機していた飛行機に荷物を乗せ替え、人間も乗り換え再出発。この用意周到ぶりにエライ感動しました。日本なら当たり前と思われるかもしれませんが、これ、欧米でもなかなかないです。














そして4時間遅れで無事、マダガスカルの首都アンタナナリボに到着。



間に合わないのでは?と心配しましたが、着いてみたら次のフライトまで結構な時間をつぶす必要があり、空港の建物を出てベンチに座りボーーーーッ。









そこに、小さな男の子がやってきた。









「お腹が空いてるから何かちょうだい」のジェスチャー。









ここもか。









この子もガリガリ。









セイシェルの空港ショップで、余っていた現地通貨を全てプリングルスのチビ缶に変えていたことを思い出し、それを開けて一緒に食べました。









「近くに住んでるの?」









・・・









英語は通じない。そうだここは元々フランス領。公用語はフランス語だ。









二人で無言でプリングルスをボリボリ食べてると、さらに2人の子供がやってきた。もう一つ開けて、4人でボリボリ。









こんなんじゃ足りないよね。残りの2つを開けて3等分し、3人にあげた。









ほんとはカロリーメイトなどのバランス栄養食をあげたかったのだけど、こうやって乞われるときに限って持ち合わせないんだ。









もう食べ物はないよ。というジェスチャーをすると彼らは去っていき、今度は中国人っぽいの団体ツアーに囲まれた。









そして、そのうちの一人に「どこの国から来ましたか?」と聞かれた。中国人が話しかけてくるなんて相当珍しいなと思いながら、「日本から来た日本人です。」と伝えると、「キャーーー!日本人!」となった。









皆様口々に「日本人だって!」「えーーー!うそー!」とエライ盛り上がるのです。









え?あなたたちにとって、日本人はそんなに珍しくないよね?










そして、彼女たちに、「もしかして一人ですか?」と聞かれたので、そうだと応えると、今度は男性まで「ええ?一人で?日本人女性が?」と何故かこれまた異常に驚かれるのです。そんなに一人旅の日本人女性は珍しいか?











そして、今度はツアコンの男性がやってきて皆で少し世間話。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らもセイシェルへ数日前に訪ねたそうなのですが、サイクロンでフライトキャンセルになり、何日も足止めされたそう。









え?サイクロン?どこらへんで?全然知らなかったのですが、私はうまくすり抜けていたよう。









すっかり打ち解け「中国人団体ツアーのわりにはソフトで珍しいな」と思った私は、「皆様、どちらのご出身なのですか?」









と聞くと、「台湾人です。」「香港人です」「シンガポールから来ました!」









てっきり中国人だと思ってた。なるほど、どおりでフレンドリーだと思ったら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってかまあ何といいますか、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大枠、中国人ですよね?









でも、「中国人」とは言わないんだなあ。と思いました。









日本で言ってみれば「東京人」とか「大阪人」と言ってるようなものじゃないですか。でも、やはりそこはしっかりと区別するのだなと。まあ、嫌気してるのでしょうね。そういうお国事情ですものね。









そう言えば私、雨傘革命の時にちょうど香港に居たのですよ。あの時の人々の熱気を見るにつけ、このまま香港は独立するのだろうなと思っていました。まさか食われるとは。。









でも、その意思が今でも一市民、一国民としてある限り、終わった話にはならないだろう。と期待はする。









彼らも同じフライトで、そろそろ搭乗口へ向かうとのことで一緒に荷物検査場へ。








空港の発着スケジュールは手書き。笑 様々なものが未だアナログです。

{B636C1D3-2F74-454E-B573-8BC71AEFBCFB}

マダガスカルは、国営のAir Madagascrと新参のMadagaskara Airways二社が運行していました。昔のJALとANAみたいな感じね。


 

行き帰りで両方乗りましたが、新鋭マダガスカル・エアウエイズは機内で配られた軽食が美味しくて驚いた。




その後には、自社名入りチョコまで。



さあ、この旅で最も期待していた街へ参ります。














実際のところ、低空飛行でもドア開いたら放り出されるの?

おすすめスーツケース