キックボクシングの練習の中にマススパーリングという対人練習があります。
本気で打撃を当てるスパーリングとは違い、マススパーは、打撃を当てなかったり、当てたとしても加減をしながら行います。(※スピードは全力です。)
ライトスパーリングと言った方が伝わりやすいのかもしれません。
体格差がある相手とでも、男性と女性とでも行うことが可能な練習です。
ただ、当てないからと言って、全然届かない距離でやっても意味はありません。
加減をすると言っても、スローモーションのような動きでやっていても、まったく意味はありません。
実際に当たる距離で、当たる軌道で技を出します。
でも当てない。
止めるのが技術です。
このまま打ち抜けば入っている。
もし、相手が止めてくれなかったら喰らっていた。
そうやってイメージを持てれば良いんです。
止めてくれるからといって、避けなくて良いと思っていたらディフェンスの技術は身に付きません。
ムキになって大振りのパンチを振り回していたら、いつまで経っても上達しません。
マススパーは考える練習です。
これは何度も言っていますが、たぶん耳に入っていないんだと思います。
力ずくで相手をねじ伏せるような練習ではないんです。
理詰めで相手を攻略できるようにしましょう。
その為に火曜日20時からと、土曜日の16時から行っている「ハードスタイルキックボクシング」では、受け返しの練習を繰り返しやっています。
相手のこの攻撃にはこうやって対処する。
相手の得意な攻撃を出させない為にこうする。
と、いうような事をやっています。
これは、即実戦に繋がります。
過去に多くのプロ選手(チャンピオンや日本ランカーを含む)を指導してきましたが、その頃よりも、今はもっと細かく説明しています。
もしかしたら、それがダメなのかもしれません。
考えなくなるから、教えすぎは良くないということなのかもしれませんね。
現在のROOTSは、フィットネス路線を前面に押し出していますが、やっていることは、実戦でも通じることなんです。
先日、無料体験に来た男性は、関西の方で4、5年キックボクシングのジムに通っていたそうですが、実際に「ハードスタイルキックボクシング」のクラスに参加して、全然印象と違っていたと言っていました。
もっと、フィットネスよりのジムなんだと思っていたそうです。
こんなに本格的なアドバイスを受けるとは思わなかったと言ってくれました。
だから、ROOTSのキックボクシングは
「健康になれて、強くなれて、誰でもできる」
なんです。
練習で怪我なんてして欲しくないんです。
趣味でやっていることで、日常生活に支障が出るようなダメージを負って欲しくない。
そして、どうせウチでやるなら上手になって欲しい。
マススパーの取り組み方や、認識を変えてみてください。
長くなってしまいましたが、時間のある方は、8年前のこの記事を読んでみてください⬇️
文章を読んでみると、この頃に比べて、今はかなり穏やかになりました
未経験者大歓迎!