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コツコツ投資、のんびり暮らす

特別な才能もなく歯車として働くしかなかった私が、投資で少しずつ資産を築き、働き方を変えてきました。今は仕事をセーブして、会社に縛られず、好きなことを好きなときに楽しむ、のんびりした暮らしをしています。

株の悩みあるある、「損切りするか、しないか」。

買った株が下がると、


「ここで売ったら損が確定する」

「でも、ここから戻るかもしれない」


と、なかなか売れなくなります。


一方で、損切りせずに持ち続けた結果、含み損がどんどん大きくなることもあります。


では、損切りはしたほうがいいのか。


下がった=売る、ではない


株価が下がった理由が、


「会社の業績や将来性が悪化した」


のか、


「市場全体が下落している」


のかでは意味が違います。


一時的な相場環境で下がっているだけなら、企業の価値そのものが変わっていないこともあります。


だから私は、


「何%下がったから損切り」


と機械的に決める必要はないと思っています。


大切なのは、なぜ下がったのか。


逆に、売ったほうがいい場合もある


業績が悪化した、成長シナリオが崩れた、そもそも買った理由がなくなった。


そんなときは、


「損を確定したくない」


という理由だけで持ち続ける必要はありません。


ここで考えたいのが、


「今、この株をこの価格で買いたいと思うか?」


ということ。


買値まで戻ってほしいから持っているのか、それとも今後も保有したいと思っているのか。


この2つは似ているようで、まったく違います。


損切りする?しない?


損切りは、負けを認めることではありません。


そして、損切りしないことが正解でもありません。


株価が下がったときこそ、


「私はなぜこの株を買ったんだっけ?」


と、一度立ち止まって考える。


損切りするか、しないか。


判断するのは「含み損の大きさ」ではなく、これからもこの株を持ちたいと思えるかどうか。


私はそんなふうに考えています指差し

なぜ今、こんな話が出てきたのかというと、iDeCoの制度が大きく変わるから。2026年12月から、iDeCoの拠出限度額が引き上げられる予定です。


iDeCoといえば、

「節税になる」

「老後資金を作れる」

「運用益も非課税」


ということで、かなりお得な制度として紹介されることが多いですよね。


実際、iDeCoの掛金は全額所得控除になり、運用中の利益も非課税です。(厚生労働省)


でも、「iDeCoって、本当にそんなにお得なの?」という意見もあります。

もちろん、これは人によって答えが変わります。


所得税率が高い人なら、掛金の所得控除によるメリットも大きくなります。


一方で、そこまで所得税を払っていない人なら、思っていたほど節税額が大きくない場合もあります。


つまり、「iDeCo=誰にとっても絶対お得」ではない。


そして私が一番気になるのは、節税額よりもこっち。


途中で自由にやめられない


NISAなら、積立をやめることもできるし、必要になれば売却して現金にすることもできます。


ところがiDeCoは、老後資金として作る制度なので、基本的に途中で自由に引き出すことができません。


これって結構大きな違いですよね。


「毎月1万5,000円くらいなら大丈夫」と思って始めても、それが何年、何十年と続く。しかも、そのお金は基本的に老後まで自由には使えない。


だからこそ、加入する前に、自分の生活に本当に合っているのかを考える必要がある。私はここが大事なんじゃないかなと思います。


さらに、iDeCoには手数料もあります。金融機関によって運営管理手数料が無料のところもありますが、制度全体にかかる手数料まで全部無料になるわけではありません。


現在は、国民年金基金連合会の手数料が月105円、事務委託先金融機関の手数料が月66円。


合わせて月171円です。(iDeCo公式サイト)


年間にすると2,052円。


そして2027年1月からは国民年金基金連合会の手数料が120円に引き上げられる予定なので、事務委託先の66円と合わせると月186円になります。(iDeCo公式サイト)


もちろん、これだけで「iDeCoは損」と言う話ではありません。節税メリットのほうが大きければ、それでも十分意味があります。


ただ、「無料だからiDeCo」ではないということ。


そして、もう一つややこしいのが、出口です。iDeCoは受け取るときにも税金のことを考えなければいけません。


一時金で受け取れば退職所得控除、年金で受け取れば公的年金等控除の対象になります。(厚生労働省)


一見、「退職所得控除があるなら安心じゃん」と思うんですが、ここも単純ではない。


勤務先から退職金を受け取る人なら、iDeCoの一時金と退職金の受け取り時期によって、退職所得控除の計算に影響が出る場合があります。


しかも2026年から、この重複調整に関するルールも変更されています。(国税庁)


つまり、入れるときに節税。だけ見ていればいい制度ではなく、受け取るときまで考えておく必要がある。ということなんですよね。


一時金で受け取るのか。年金で受け取るのか。あるいは一時金と年金を組み合わせるのか。人によって正解が違う。


だから私は、「iDeCoは絶対やるべき!」と言われても、「ちょっと待って。加入する前に仕組みを勉強したほうがいいんじゃない?」と思います。


NISAもそうだけど、制度が「お得そう」というだけで始めるのはちょっと危ない。


特にiDeCoは、一度入れたお金を自由に引き出せない。ここがNISAとは大きく違います。


そして、2026年12月からはiDeCoの拠出限度額が引き上げられる予定。


自営業者など第1号被保険者は、国民年金基金などとの合算で月7.5万円まで。会社員などの第2号被保険者についても、条件に応じて拠出限度額が引き上げられます。(厚生労働省)


「もっと入れられますよ!」となるわけです。


でも、入れられる金額が増えることと、入れたほうがいい金額が増えることは別。ここは分けて考えたい。


老後資金をしっかり作りたい人には、iDeCoが合う場合もある。でも、数年後に使う可能性があるお金までiDeCoに入れてしまうのは考えもの。


私なら、「節税になるから」だけでは決めない。


いつ使うお金なのか。

途中で使えなくても困らないのか。

受け取るときの税金まで考えたのか。


ここまで考えてから始めるかな。


NISA貧乏の次は、iDeCo貧乏。投資や節税って、「やればやるほどいい」ではないんですよね。お得な制度ほど、仕組みをちゃんと理解してから使う。


これ、結構大事だと思います指差し

株を持っていると、あるあるな悩み。

「この株、権利確定日をまたぐ?」


配当がもらえる銘柄なら、せっかくだから配当をもらいたい。


でも、権利落ち日に株価が下がることもある。


じゃあ、権利確定日の前に売って、権利落ち後に買い戻したほうがいいんじゃない?


……と思ったりする。


でも、これ、そんなに簡単な話でもない。


そもそも配当や株主優待などの権利を受け取るには、基準日に株主になっている必要がある。


そのためには、権利確定日の直前まで持っていればいいというわけではなく、実際には「権利付き最終日」までに買っておく必要がある。


そして、その翌営業日が「権利落ち日」。


ここはちょっとややこしい。


そして権利落ちになると、理論上は配当金の分だけ株価が下がる。


たとえば、1株あたり100円の配当なら、


権利落ち前 1,000円

↓

権利落ち後 900円


というのが理論上のイメージ。


もちろん、実際の株価はそんなにきれいには動かない。


その日の相場全体の動きや、その会社への評価など、いろいろな要因で動くからだ。


だから、


「配当をもらって、権利落ちで株価が下がるなら意味ないじゃん」


という話でもないし、


「権利落ち前に売れば絶対に得」


という話でもない。


そもそも、権利確定日前だから株価が必ず上がるわけでもないし、権利落ち後だから必ず配当分だけ下がるわけでもない。


ここが難しいところ。


私は基本的に、長く持ちたいと思っている配当株なら、権利確定日をまたぐことにあまり抵抗はない。


配当をもらうために持っているのだから、権利を取って、そのまま持っておく。


逆に、「権利確定日だから」という理由だけで、普段なら売らない株を売ったり、買い戻したりするのは、ちょっと面倒くさい。


しかも、売ったあとに株価が上がったら、


「あれ、売らなきゃよかった……」


となる可能性もある。


反対に、権利落ち後に安く買い戻せることもある。


結局、どちらが正解というより、


その株をこれからも持ちたいのかが大事だと思う。


配当株を長期で持つなら、権利確定日は「売らなきゃいけない日」ではなく、


「今年も配当をいただく時期が来たな」


くらいに考えておく。


もちろん、含み益が大きくなっていて一度利益を確定したいとか、投資方針を変えたいとか、売る理由があるなら別。


でも、


「権利落ちが怖いから、とりあえず売る」


なんてことは私はやらない。


株って、こういう細かいところまで考え始めると、どんどん難しくなるんですよね。


権利確定日をまたぐか、またがないか。


結局、自分の投資スタイルに合うほうを選べばいい。


私は長く持ちたいと思える株なら、淡々とまたぎます。


そして、配当金が入ったら、


「今年もありがとう」


と感謝しながらいただくだけです指差し