こんにちは、ろんです。
昨年9月にこのブログを始めてから約1年。前編・中編では、「資金力のない個人投資家でも相場で生き残る方法=勝ち筋」について、投資とトレード、インデックスと個別株という視点から考えてきました。
今回は後編です。
ここまで読んでくださった方の中には、「結局、ろんはなぜ配当+優待投資を選んでいるの?」と思われた方もいるかもしれません。
・利回りが高いから
・下落に強いから
もちろんそれも理由の一つです。しかし、この1年間ほぼ毎日銘柄を調査し、100銘柄近くを保有するようになった今、私が感じている最大の魅力は少し違います。
それは、
「株式投資をすると、世の中に色がついて見える」
ことです。
今日は、私がなぜ配当+優待投資を個人投資家の勝ち筋の一つだと考えているのか。そして、優待が単なる“お得な制度”ではなく、企業や社会への興味につながる仕組みだと思う理由について書いてみたいと思います。
ご訪問いただいた方の資産形成に、少しでもお役に立てれば幸いです。
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■個人投資家の勝ち筋とは?前編と中編はこちら
■大型株だけでポートフォリオを組めば十分なのでは?
前編と中編を読まれた方の中には、
「だったら伊藤忠商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、東京海上やNTTのような大型株だけを買っておけば十分なのでは?」
と思われた方もいるかもしれません。
私もそう思います。
実際、大型株だけでポートフォリオを組んでも十分戦えますし、それも立派な勝ち筋の一つでしょう。何より、安心感が大きい。だって、誰もが知っている会社だもの。
ではなぜそうしないのか?それには二つの理由があります。
①大型株は多くのアナリストが目を光らせており、割安になりにくいから
②優待には利回りだけではない価値があるから
です。
①は、特に今は商社、銀行株に言えるでしょう。私は商社、保険、通信については、昨年4月のトランプ関税ショック以前に利回り5%以上で仕込むことができました。
一方で銀行については地銀とネット銀行をわずかに仕込んだのみで、メガバンクはもう今は購入できない水準になってしまいました。これらの業界の大型株を仕込むのは、当面先かな、と考えています。
端的に言うなら、大型株は配当+優待 利回りで5%以上になりにくいから、ということですね。
②について、私は、この優待こそが個人投資家にとって非常に面白い制度だと思っています。
■優待が届くと、その会社が少し身近になる
先日、AIフュージョン(254A)の株主優待が届きました。うなぎの引換券です。
(なお、254AはVol.303で投稿した通り、"夢見るバンドマン"枠です。購入は推奨しません)
余談ですが、私は優待券が届いたら、特に初めての優待の場合は、リビングの食卓テーブルのマットに挟んで、しばらく毎日眺めながら幸せな気分を味わっています。ファイルに挟んで立てかけておくのもいいかもしれません。
しょうもないなぁ、と思われるかもしれませんが、是非やってみてください。幸せ度が2割はアップしますよ(ろん調べ:笑)
脱線しました。戻ります。
株価だけ見れば数字です。利回りだけ見れば計算式です。しかし優待が届くと話が変わります。
・「この会社はどんな事業をしているんだろう」
・「なぜうなぎを優待にしたんだろう」
・「利益はどこから生まれているんだろう」
そんなことを自然と考えるようになります。
配当だけだと証券口座に数字が増えるだけです。
もちろんそれも嬉しい。
でも優待は違う。
会社との距離が少し近くなるのです。
■株式投資をすると、世の中に色がついて見える
投資を始める前。私は飲食店を見ても、
「今日は何を食べようかな」
くらいしか考えていませんでした。
しかし投資を始めてからは少し変わりました。街を歩いていると、
・「この店はどこのグループだろう」
・「個人店かな」
・「上場企業かな、あ、この業態にも進出したのか」
と考えるようになります。業界ごとにみると面白いです。例えば小売は
・コンビニ
・ドラッグストア
・スーパー
それぞれの強みと課題があることが分かります。更に、小売業界のなかで横並びに比較するのも面白い。
コンビニ←→ドラッグストア←→スーパー
個人的な意見ですが、私はコンビニは消費者目線ではもともと割高だったのが、更に割高になったように感じます(特にお惣菜)。
そのため、私は出先で飲み物を購入する時にはドラッグストアで購入するようになりました。スーパーよりも種類は選べませんが、お値打ちのように感じます。
つらつらと書きましたが、私はこれを、
「株式投資をすると世の中に色がついて見える」
と感じています。
■ラーメン業界から見る社会の流れ
上記は業界比較でしたが、投資を長年続けていると、社会の流れのようなものも感じることができるようになります。例えばラーメン業界です。
昔はラーメンは中華料理店のメニューの一部でした。その中から、専門店としてラーメンが独立します。
ラーメンのスープの系統としては、しょうゆ、塩、味噌、とんこつなど多くの種類があります(詳細は詳しい方にお任せします)
とんこつ系統の中でもその中身は細分化されますが、その中の1つに「家系ラーメン」があります。とんこつ+醤油の濃厚スープで、太めのストレート麺、具はチャーシュー、ホウレンソウ、海苔、というものです。
家系ラーメンの大元は、もともとは吉村家という個人店から始まっています。
私が初めて家系ラーメンを食べたのは大学4年生のころ。1997年のことです。その時吉村家はまだ創業の地、磯子区新杉田の街道沿いにありました。実験の帰りに先輩が連れて行ってくれました。
初めて家系ラーメンを食べた時の印象は強烈で、こんなに美味しいものが世の中にあるのか、と感動した記憶が強く残っています。
話が逸れましたが、吉村家を例に挙げたのは、
・個人店の中から人気店が出てくる
・のれん分けによって味が広がる
・競合店が出てくる
・新しいジャンルとして定着する
・チェーン化が進む
・さらに海外へ進出する企業まで現れる。
一風堂などはその代表例でしょう。私はこういう流れを見るのが好きです。一般化すると、
・才能ある個人が新しい事業を始める
・そこに人が集まる
・競争が起きる
・やがて標準化される
・淘汰が進みながら規模を大きくしていく
資本主義社会はこの繰り返しで発展しているように見えます。
その発展を支えているのが株式会社という仕組みです。
私は29年投資を続けてきて、
「株式会社という仕組みは、人類の発明の中でもかなり優秀なものの一つではないか」
と思うようになりました。なぜそう考えるようになったのか。そして、なぜ私が配当や優待を「企業活動の分け前」だと思っているのか。
その話をすると、もう少し長くなりそうです。続きは次回にしたいと思います。
■本日のまとめ
・大型株だけで資産形成するのも立派な勝ち筋の一つ
・私が多くの銘柄を保有する理由の一つは株主優待
・優待は企業や事業を知るきっかけになる
・株式投資を始めると世の中に色がついて見える
・ラーメン業界の歴史からも社会の発展の流れが見えてくる
・社会の発展に貢献するのが株式会社という仕組み
■次回予告
次回は株式会社という仕組みと、私が考える個人投資家の勝ち筋の結論について書きたいと思います。
・なぜ株式会社という仕組みが社会の発展に大きく貢献しているのか。
・なぜ私が配当や優待を「企業活動の分け前」だと考えているのか。
・そして、「個人投資家の勝ち筋とは何か?」
について、このシリーズの結論を書きたいと思います。
トレードでなく、インデックス投資だけでもなく、なぜ私が配当+優待利回り5%投資を続けているのか。
29年間投資を続けてきた今の考えを、生活者の目線でまとめます。
土曜日はゆっくり、一緒に積み上げていきましょう。
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