真言行の「一座」は、一万遍ですが、大日如来、大隋求菩薩ときて、
妙吉祥菩薩の一座も、ちょうど、半ばに達すると、なぜ、真言行が、
一座一万遍を、一つの目標にするかが、よくわかってきました。
ザワーッと、押し寄せてくるんですね。
座禅や入眠時の意識状態のときです。
気功では、「変成意識」といっています。
こういうときに、五千遍をすぎると、それぞれに、独特なものが、押し
寄せてきますね。
気功の深い変成意識の状態では、「至虚」といわれる漆黒の闇を経験
します。これを、「玄」といったりします。玄は、黒という意味ですから、
まったくの漆黒なんですね。老子のいう「玄牝」です。
「牝」は、従順の極まった状態です。虚に対して、もっとも、従順である
あるとき、ということです。
さて、文殊菩薩。
般若経にも、関係しますね。
不動明王秘密陀羅尼も、です。
ほかも、いろんなところで、仏教の世界にいます。
たいへんなキーマンなんですが、つかみにくい菩薩です。
密教での名称は、その性格がよく著されるようにできていますから、
「妙吉祥」というのが、この菩薩の性格なんでしょう。
「妙なる吉祥」ですか。また、わからないですね。
こういう場合は、文殊経を読経してみることです。
陀羅尼にかかわる菩薩だというこが、わかってきます。
つまり、真言行ですね。
智恵にかかわることも、いうまでもないようですね。
聡明。ですね。
こういうときは、読経して、真言行をするほうが、結局、理解の早道です。
そして、また、さっぱり、わからなくなる。
そしたら、また、文殊菩薩の真言でも、唱えるしかないです。
アラパチャナ。
人間の智恵の浅はかさが、わかりますね。
ふーむ。しかし、すごい子供たちが、最近、いる。
どうも、ではなく、まったく、普通の知能じゃない。
昔から、統計的には、いるわけですが、別段に、目立つわけでもない。
ともかく、一つのことに、飛びぬけている子供というのが、います。
アメリカでは、「ギフテッド」と呼ばれて、教育学の対象になっています。
学校の勉強には、なじめないのですが、特別な才能をもった子供たちですね。
これは、ちょっと、人間離れしてますね。
だから、ギフテッド。神様からの贈り物と呼ばれているそうです。
なんやかんやと、名称をつけて、それで、ほとんとうのところが、わかったような
つもりになっていますね。アカデミックな世界では、特に。
まるで、生物の新種でも、見つけたように。
実際、それを有用にするのは、産業界だったりします。
あるいは、軍備だったりします。サイバー防衛に、ハッカーを採用するとか。
これも、人間離れした能力です。
証券会社でも、こういうトレーダーを採用しているでしょう。
まったく、ちがうタイプの能力が、登場して、しかも、実際に、社会を動かしている
ことは、たしかですね。
ここんとこ、チェックしておく必要があると思います。
実際、かれらが、キーマンになっているのが、今、みなさん、見てらっしゃるネット
世界ですからね。