ひもじい・・・さむい・・・もぉ死にたい・・・

わたしが前職のときは全国各地津々浦々に出張で行ったり、転勤や出向やらで数カ月から長いときで一年くらい、本来の勤務地とは違う場所にいたりした。大学は東京、仙台で就職し、大阪、広島、高松、東京などに滞在していたものである。現在は用もないのに何故か名古屋だ。その習慣はわたしにジプシー的な行動原理を植え付け、いまだに２日以上の休みになると、自家用ジェット機(タイヤついててガソリンで地上を走るタイプ)を飛ばして色々なところへ行ってしまう。

わたしは色々な外的要因で、すぐに影響を受けてしまうタイプだ。そんなわたしが注意しているのが、エセ関西弁とかエセ京都弁とかそういうエセ方言は使わないようにする、と、これである。たまに東京出身のサラリーマンとかが大阪に赴任して一年くらいすると不自然な大阪弁とか使い始めるようになるではないか。アレが酷く不愉快なのだ。「〇〇〇やで～」とか「ちゃうわ～」とか、東京モンが何いうとるねん！(←アレ)という感じなのである。

もっとも、最近はテレビに関西の芸人さんたちがよく顔をだすようになったので、普段から関西弁ポイ(あくまでポイ)イントネーションで話す方もいらっしゃる。中にはなんかオモシロ話(たいていさほど面白く無い)をするときに、なんとなくオモロイ感を出そうとして使う方もいる。アレもようわからん。自分の言葉で話しやがれとか思う。ツッコミんときの「なんでやねん！」とか。いいか？西の言葉はただの方言であって、言葉自体は面白くないぞ？なんか『面白い雰囲気』だけで西の言葉つかうのやめなはれ(←アレ)。まぁ大きなお世話なんだけどさ。

かくいうわたしは、東北の漁村出身の海洋民族なので、バリバリの東北弁である。「んだなー」とか「◯◯だべ」とか普通に使う。たまになに言ってるのかわからんと言われる。よしえ(母)の実家(今だに弓矢でイノシシとって、クワで畑耕しているレベルの土人)に行った時なんかは、もう東京モンや大阪モンが聞いたらなに言ってるのかほぼわからないと思う。たまに「かきくけこ」だけで会話が成立するのだ。例をあげると、「か(彼-これ)」「く(食-くう)」「け？(かい？)」。『かくけ？』は『コレ食べるかい？』という意味なのだ。もはや異国語である。もっと山奥(姥捨て山がまだ残っているレベルの土人)のジジババの言葉なんか、わたしでも解読不能だ。コミュニケーションの手段はただ一つ。なに言ってるか解らなくても、薄ら笑いを浮かべてうんうん頷いておけばよい。最後にはダイコンとか白菜とかをビニール袋にギッチギチに詰めて出してくるから黙って受け取るのだ。それが土着の民の精一杯の好意の証しなのである。

わたしを含めた彼らはテレビとかで標準語に触れてなんとか日本人のテイを保っているのだ。田舎もんを馬鹿にするな！蝦夷地を舐めるなよ、ヤマト民族共！ぼくらはみんな生きている。生きているから唄うんだ。

なんで言葉の事をいきなりいいはじめたかというと、ここ数日というもの、ずっとhuluで『じゃりん子チエ』を見てて大阪の言葉が伝染ってしまったからだ。作業してて失敗すると「こらあかん」とか言ってしまう。外では絶対に言うもんか・・・。

オバアはんの名言

そんなわけで宣伝。ひもじいのイヤやからな。

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