本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -82ページ目

■書評 多和田葉子『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』 岩波現代文庫2012/10/16

エクソフォニー――母語の外へ出る旅 (岩波現代文庫)/多和田 葉子
¥929
Amazon.co.jp

多和田葉子の母語と外国語を意識したエッセイ
日本語だけではなくドイツ語でも作品を発表している著者だからこそ書けるエッセイ。

いろいろと考える事はあるけれど、母語さえ怪しいオヤジには、著者が伝えたい内容は少し難しい話なのかもしれない…

いつの間にか年度末

いつのまにか年度末だ。
仕事がうまく行かずバタバタしていると日が経つのが早い。
出張の電車の中に春休みや卒業旅行と思われる学生や、これから都会に出て新しく一人暮らしを始めるらしい若者が多くなり、あぁ、もうそんな季節だなと思う。

出張の多さにブログも放置状態となってしまった。
その間に、読んだ本、観た映画について記録として残す。
読んだ本は
夏目漱石「行人」
夏目漱石「坊ちゃん」
芥川龍之介「河童」

映画は
「はじまりのうた」
「アメリカンスナイパー」
「エージェント・ライアン」
「アヴァロン」
「攻殻機動隊」
「イノセント」
「スカイ・クロラ」

書籍で読了したのはタブレットで読んだ青空文庫ばかり。
読みかけの紙の本も数冊あるのだが、長めのの出張に荷物を増やしたくないので置いていく為、進まない。
電子書籍はこういう点では便利だ。
AmazonのKindleが1月からPCにも対応したから、今後、本の種類-読み捨てに近い新書や実用書によっては、紙の本ではなく電子書籍に切り換えた方が良いかも知れない。
一方で、電子書籍ではちょっとダメだろうな…と思う本もある。
専門性の高い本。
文字の流れとして読むのではなく、図やグラフを見ながら頁を往き来しながら読むために、紙の本の方が理解が早い。電子書籍では、画面の中に提示される情報が現状では足りないし、頁の往き来の時間が長い。
本の作り手側からすると流通量が少ないこうした専門書の方を電子書籍にしたい様な気もするのだろうが、受け手側からすると事情は逆だ。


映画は封切られた映画と、WowWowで放送していた押井守監督特集を録画したもの。
押井守についてはいつかまた書く機会もあるだろうから省略。
まとめてみると、今までよりわかりやすい部分もあったと言う事は書いておく。

アヴァロン [Blu-ray]/マウゴジャータ・フォレムニャック(日本語吹替版 声:財前直見),ヴァディスワフ・コヴァルスキ(...
¥8,190
Amazon.co.jp
EMOTION the Best GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [DVD]/田中敦子,大塚明夫,山寺宏一
¥1,995
Amazon.co.jp
イノセンス スタンダード版 [DVD]/大塚明夫,田中敦子,山寺宏一
¥4,104
Amazon.co.jp
スカイ・クロラ (通常版) [Blu-ray]/菊地凛子,加瀬 亮,谷原章介
¥8,424
Amazon.co.jp

■書評 人見光夫『答えは必ずある 逆境をはね返したマツダの発想力』ダイヤモンド社2015/2/1

答えは必ずある---逆境をはね返したマツダの発想力/人見 光夫
¥1,620
Amazon.co.jp

マツダのSKYACTVEエンジン開発の責任者の書いた本。
自動車に興味がある人しか知らないだろうが、SKYACTIVEは従来型エンジンを用いながら燃焼効率を高め、ハイブリッドや電気自動車と同等以上の燃費を実現した画期的な技術。

この本はその技術的な側面と、会社組織の風土的な側面の改革について述べている。

大事なのはその風土的な側面。
この本に書かれている風土的な課題、現状維持のバイアスの強さは、日本企業が必ず抱えている病気だといって良い。
根本的な矛盾や無理を現状が抱えていた場合は、それを矯正できずにその場に停滞する。
しかしその停滞に気が付かない…か、気が付かないふりをする。

しかし答えは必ずある。
そういう事がこの本には書いてある。