本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -109ページ目

■書評 豊田譲『中島知久平伝』 光人社NF文庫2013/12/31

中島知久平伝―日本の飛行機王の生涯 (光人社NF文庫)/潮書房光人社
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今の若い人は、たぶん『中島知久平』と言う名前を知らない。
おそらく、僕と同じオヤジ世代でも殆どの人は知らない。
しかし日本の経済界・製造業にとっては、未だにその影響を無視できない巨人。

海軍の技術将校から、一代で中島飛行機という、東洋一/世界有数の航空機メーカーを立ち上げた後、政界に進出、政友会から大政翼賛会を経て戦後大臣として敗戦処理、そして消えていった巨人。
いや、敗戦で消えていったわけでは無い。脳出血で倒れてしまった。


彼の作った中島飛行機は、陸軍の隼や鍾馗、疾風の戦闘機の開発製作、そして零戦の2/3の機数の製作を担当した。
当時の日本の航空機産業を担っていたと言って間違いない。
戦後解体され、富士重工(スバル)や日産自動車に吸収されたプリンス自動車etcになった。
日本のロケットエンジンの開発も源流を辿れば中島飛行機に行き着く。
日本の製造業に与えた影響は計り知れない。


政界に進出してからも、戦後首相となる鳩山一郎と勢力争いを繰り広げる。
もう少し長生きすれば、戦後日本の有り様も変わったかも知れないと思わせる迫力がある。

この本は戦記文学の大家、豊田譲による中島知久平の伝記。
政界に進出してからの部分が得意分野との違い故か、古い文献の引用が多く激しくつまらなくなる。
残念。

X星人 オリンピックに現わる

ソチ五輪のスピードスケート女子パシュート準決勝、日本選手達を観て思った。


X星人!!


つい、子供に戻るオヤジ。
扇風機の代わりに、口の前で手を振りながら宣言してみる。
「ワレワレハ、Xセイジンダ」

東宝特撮陣が半世紀前、細いサングラスをしているアジア人をX星人と認識する様、オヤジ達を洗脳してしまった結果。


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浅田真央のオリンピック

仕事でバタバタしている内に、ソチ五輪が始まって、そして終わろうとしている。

出張先で深夜まで仕事をして、夜中の2時過ぎに夕食を取ろうとお好み焼き屋に入った。
その店でフィギアスケート団体、ペアのショートプログラムのTVが流れていた。
オリンピックが始まったのを知った。

しかし、仕事は忙しい。
出張で無い時も、12時近くに帰宅し、テレビに齧り付いている家人の横で食事をする。
その場で放送されるハイライトとかで、誰それがメダルを取ったとかが判る。

家人はフィギアスケートを熱心に観ていた。
録画もし、同時に夜更かしをしてライブでも観る。
朝、起きて出勤する時に、寝ぼけ眼で「羽生、金メダル!!」とか、ニュースキャスターの様に教えてくれる。

女子ショートの有った翌日2/20朝は頗る機嫌が悪かった。
機嫌の悪さから、浅田真央がトリプルアクセルに失敗したのだなと、すぐ判る。

フリーの演技があった翌朝、2/21の出張途上、一緒に出張した同僚達に聞くと、同僚達の奥様方も、夜中に、浅田真央の応援を熱心にしていたらしい。
資料をまとめるために徹夜した同僚の報告によれば、彼の奥方は浅田真央の演技が終わった時、感極まって泣いていたらしい。
中高年の女性の間で浅田真央の人気は絶大なのだ。

メダルこそ取れなかったけれど、いや、メダルを取れなかったからこそ、今回のオリンピックで浅田真央は多くの日本人に強い印象を残した。

ソチ五輪は浅田真央のオリンピックとして、日本人の記憶に残るのだろうなと思った。
(僕自身は浅田真央には全く関心ないのだけれど…)

<追記>
今回の冬季五輪は、アルペンスキーの競技を目にする事が殆どなかった。という点でも印象的だった。
自身がスキー歴40年近い事もあって、冬季五輪の花形競技はアルペンスキーだと思っていたのだが、メダルを取れそうな日本選手がいないもあって、国民的には関心は低いのかも知れない。