プロアマ
自分が吹奏楽について悩んでいるその根幹にあるのは
「プロとアマチュア」の問題じゃないかなと思う。
アマチュアだからこそできる良い事もたくさんあるんだけど
同時にアマチュアということに甘えている気がする。
大学のサークル活動としての吹奏楽団にはいろんな人がいて
みんないろんな理由で楽器を吹いている。
色々な人間がいるのは分かる。でも団としてできることは一つ。
100近くの意思を統率するのはまず無理。なら誰にレベルを合わせればいいのか。
結構、難しい問題だけど明確な目的を持っている人に合わせるのが客観的に見ても
一番いい気がするんだけど・・・。
あ、けっして「自分に合わせろ」と言いたい訳じゃないです。
どちらにしても「所詮アマチュアなんだから・・・」とは言われないようにしたい。
とは言いつつ今までのことを考えるとイマイチがんばりの足りない自分。
夏合宿がんばらねば。
引き合い
自分がやっているバイト(コンビニバイト)には発注という作業(品物の注文ね)があって、
それがうまくできない後輩にどうやって注意したら良いかをふと考えてみた。
単純に考えられるのは何かを引き合いに出すことだと思う。「自分がこうやっている」とか「先輩がこうやってた」とか「他の店ではこうやっている」とか引き合いに出すと結構簡単だ。けど、微妙なお客さんの流れや天気なんかの要素に左右される発注に絶対的な正解があるとは思えない。
一番良いのはたくさんの事例を踏まえて自分で取捨選択して結論を導くことだと思うんだけど、自分にそんなデータベースはないし、そこまでする(他店を調べるとか・・・?)情熱がない。
結局大部分を憶測で語っているんです・・・。
演奏会のプログラムとか演出について話していても大分「憶測」で語っている部分が多い。とりあえず「引き合い」の部分が少ない。「ここの団体がこうやっていたからこうしよう」とか「いろんな団体でこうだからこうしよう」ということがあまりないんです。あってもせいぜい昔の自分たちの演奏会と比べるぐらい。
多分みんなにはそういったことに関するデータベースがないんだろう。
自分にはすくなくとも吹奏楽に関するデータベースがあるとは思ってるんだけど、それが正しいとは限らないし、もっといい方法があるかもしれない。
もう数人吹奏楽で語れる人がいればもっといい演奏会案ができると思うんだけど・・・
韓国の吹奏楽
アジアの吹奏楽事情、日本以外は結構謎に包まれている。
今日韓国帰りの人に聞いてみたんだけど・・・。
CDショップには韓国の吹奏楽どころか韓国オケのCDすら置いてなかったらしい(店員に聞いた結果)。
そういえばシンガポールもそうだったなー。
WASBEの時は直接吹奏楽を見に行くという目的で行ったから現地の吹奏楽に少しでも触れることができたけど、普通の旅行で現地の吹奏楽について知ることはなかなか難しい。
どうやら韓国では日本の中学・高校のような部活動がないらしい。勉強をするということが第一で大学に進学して初めて自分の趣味やサークルを始める人がいるのだそうな。
おそらく他のアジアの国もそうなんじゃないかと思う。軍楽はあるだろうけど。
日本の特殊さを改めて実感。中学生・高校生の演奏が普通にCD化しちゃう日本吹奏楽界。
それとは別にアジアに吹奏楽の作曲家はいると思うんだけど日本ではさっぱり知ることができない。
演奏される機会がない+良い作品がない+世界の人が聞く機会がない 、といったところか。
WASBEは良い転機になったんだろうか・・・?
"吹奏楽事情"と検索したらなかなか面白そうなページにヒットした。
マレーシアの吹奏楽と日本をつないでくれそうな人。
こういう人がいるのはすばらしいことだと思う。
あと津高校のページにもヒットした。指揮者の先生がなかなか良い事いってます。。
吹奏楽の旅
笑ってこらえて"吹奏楽の旅"ということで最近テレビでも
吹奏楽が取り上げられるようになったのは喜ばしい。
でも、それは吹奏楽自体に焦点が当てられているわけではなくて
スポットがあたってるのはコンクールに臨む高校生の姿。
勝負事であるだけにそっちのほうがテレビ的にも面白いのはわかるんだけど・・・。
オーディション・・・
罵声を浴びせる指揮者・・・
あの体育会系のノリ何とかならんもんかねー。
なんか吹奏楽が誤解されるような気がしてならないのは俺だけだろうか。
すごく人気があるのは分かるんだけどどうも批判的な目で見ちゃう。
結論。あの番組は吹奏楽ファンが見るものであって
吹奏楽オタクが見るものではない。
あういう番組が好きな人は高校生の「一度の演奏に賭ける情熱」とか「青春」を感じ取って感動しているんだと思う。
それが悪いことだとは全然思わないし、
前にOBさんに「お客さんはうちの演奏会のそういうアマチュア臭さを見に来るんだよ。」と言われた事もある。
なんか甲子園に似ている。野球好きの中に甲子園野球が好きという人がいるように吹奏楽愛好者の中にもアマチュアの演奏会(特に中学・高校)が好きな人がいるんだろう。
ただ吹奏楽は野球と違って「芸術」だし、「情熱」だって「引退」とか「年功序列」というカテゴリーに関わってくると途端にくだらないことのように思えてくる・・・。
まあ、感動させたもん勝ちっていう意見もあるけど・・・。
吹奏楽単体で愛されるようになれば申し分ないなー。
ジャズと吹奏楽
東京佼成ウインドオーケストラの12月の演奏会のテーマは《Jazz Wind Vol.2》だそうで。BCM International(ウィッテカーなどが所属しているアメリカの若手作曲家4人組)の作品を取り上げるとか。
そう言えばこのVol.1に当たる佼成の第79回演奏会《Jazzy Winds》は見に行ったなー、サークルサボって。その時はゲストプレイヤーに今回の演奏会にも出演されるオリタノボッタ氏、片岡雄三氏に加え、エリック・ミヤシロ氏が出演していてすごく豪華でした。
(1曲目の「エスカペイド」の中間部のFunkパートでは突然舞台が暗転しエリック・ミヤシロ氏とオリタ氏が舞台袖から登場、ソリを吹いていたのが印象的だった)
結構この演奏会盛り上がって、第2弾を切望する声も少なくなかったので、見に行っていた客としてはうれしい限り。
今回のプログラムはデューク・エリントンとかネスティコとかカウント・ベイシーの曲が多い模様。ビッグバンドでやるんかな、それとも吹奏楽アレンジでやるんかな。よくわかんない。
J.マッキー・・・知らんなー・・・
渡辺香津美氏は・・・男かー?DVDもでているらしい。ギター界はよく分からん。
吹奏楽ではJazzyな作品が多く存在するけど吹奏楽とジャズの関係を掘り下げてみても面白いかも。
吹奏楽とクラシック、ジャズ、J-Pop・・・
「吹奏楽はいろいろなジャンルの曲ができるから良い」なんてのは愚論だけど、いろいろなジャンルを取り入れて発展?してきた「吹奏楽の歴史」を振り返ってみることで自分たちの演奏会スタイルのプラスになったらそれはそれでいいと思う。
その結果ポップスを捨てる演奏会もありだし、ポップスオンリーのコンサートもありだと思う。
好き勝手なプログラムで演奏会やるのもわかっててやるのだったらそれでいいと思うけど。
ぱくっちゃいけない?
WASBEにて洗足が一曲目に演奏していた「Salty Music」について調べてみた。
例のAチューニングから曲に移行するやつ。ジャジーな曲調。
これ聴いたときから思ってたけどふつうこんな突飛な演出思いつくわけがないから
「作曲家の指定」かな、等と推理しつつ調べてみたのだが・・・
どうやらブレーンで楽譜がレンタルされているらしい。
スコアの1ページ目が公開されていたので見てみると・・・
http://img01.wisecart.ne.jp/co_img1/brainmusic/doc/YDOM-A01.pdf
ん、1stクラリネットのAのロングトーン?どうやらAチューニング→曲への移行は作曲家(スコア)の指定ということではないらしい。すると洗足の演出はクラリネットのロングトーンを受けて思いついたってとこ?
もしかしたら作曲家と洗足のつながりがあるみたいだから、本人のアドヴァイスをうけたのかもしれないし、指揮者の趣味かもしれない。
しかしインパクトのある「つかみ」だったなー、あれは。
やっぱり「つかみ」は大切です。
53定の「トッカータ」もそうだったけど。お客をクッと演奏会に引き込ませるような工夫はしたほうがいいと思う。