被害者意識というのは誰しも持っているものですが、いろいろと足を引っ張ってくる厄介な面も多いです。
では「被害者意識が強い」とはどういう状態なのか?
被害者意識とは自分を被害者だと思いたがる意識のことです。
自分は誰かや何かのせいで害を被ったと信じこもうとする意識です。
被害者意識が強い状態の特徴として
「自分は何も悪くない、悪いのは〇〇だ」という意識が強い状態があります。
「自分は悪くない」というのが強いと、悪いのは全て誰かや何かと外側のせいにして他責が強くなります。
「自分がしたこと、与えたことは自分に返ってくる」という法則があります。
このことについてはこちらに詳しく書いてます。
被害者意識が強い状態の特徴として「自分がしたことが返ってきた」ということが受け入れられない、認めたがらないというのもあります。
例えば誰かにぞんざいに感じる態度をされたとします。
これも自分がしたことが返ってきてるという要素はかなりあります。
ですがこう思う人は多いと思います。
「私はあんな風に、誰かに対してぞんざいに扱うような態度や行動をしたことなんか一度もない!自分がしたことが返ってきてるはずがない!明らかにあの人が悪いし間違ってる!」
自分がしたことは自分に返ってくるというのは、行動のみだと思っている人は多いです。
ですが心の中で思ったこと、考えたことも含まれてきます。
他に無意識に念を送って攻撃や妨害していることも多いです。
「何だよ!あんな奴、〇〇ばいいのに」
こんな風に怒りや恨みから心の中で悪態をついたり、または相手の不運や不幸を願う心理は人間は珍しくないです。
妄想で、相手が悲惨な目に遭っているのを想像したり、頭の中で相手にやり返したり悪態や暴言を吐いた想像をしたなど。
実際に行動に移さず胸にしまった場合は「私は何もしてない」と思いたくなるのは仕方ないでしょう。
だって何もしてないのですから。
ですが心の中で思ったこと、もしくは相手に発した感情(エネルギー)も、無意識で波長やエネルギーを発しています。
それが何かの形で返ってきてくるということです。
自分は誰かを傷つけるような行動をしてなくても、心の中で誰かを嫌って否定や非難していることはよくあることではないでしょうか?
もちろん、実際に行動に移さず胸にしまう方が大人で、人としては立派ですし余計な恨みを買わずに済むのでそれ自体はとても良いことですが。
良い悪いの話ではなく、良い悪いも善悪もなく働くのが法則というものだったりします。
ですがこれを認めたがらず「私は悪くない、何もしてない、私に原因は何もない、全て相手のせい」と思わせようとするのが被害者意識が強い状態の時です。
「自分とは一切無関係に理不尽に他人や外側のせいで被害を受ける」という信念が強いということです。