スピリチュアルの世界では、天使はお馴染みですが、悪魔という概念も珍しくないです。
悪魔というと人間の心の隙を突いて不幸を呼ぶ悪い存在というイメージが強いと思います。
悪魔=悪
単純にいうとこんなイメージです。
悪魔について、最近個人的に思ったことを書いてみます
悪魔には本来は神だった存在もいる?
悪魔というのは聖書(キリスト教やユダヤ教など)に出てくる概念です。
天使も聖書由来です。
悪魔というのは聖書においても、人間を堕落させたり不幸にさせる悪役です。
ですが、聖書の悪魔というのは複雑な面もあったりします。
それは聖書は「一神教」の世界観ということが大きいです。
神は1柱しかいないという考えです。
そうなると、他の神々は神ではなくなります。
他の国で信仰されている多神教の神が、一神教において悪魔と見なされる
そんな背景も、悪魔にはあるのです。
人間の都合というものが関わっているわけですね。
例えば聖書に登場するバアルという他国の神は、邪教とみなされてます。
バアルはソロモン72柱の悪魔であるバエルと同一かなと思います(おそらくです)
バエル(バアル)は悪魔として有名ですが、信仰されていた神でもあったわけです。
悪魔は神や精霊でもある?
悪魔に関しては精霊という考え方もあるようです。
スピリチュアル的観点から考えてみると。
精霊は願い事を叶えてくれたりする有り難い存在です。
精霊の力を借りることでスムーズに物事が進んだりもします。
ですが精霊は怖い面もあり、気に入らないと祟りを起こす怖い面もあります。
闇も強く持っているわけです(人間ほどではないでしょうが)
その闇の面は、悪魔のように見える可能性もあります。
良い悪魔だっているかもしれない
そんなわけで悪魔と言っても、複雑な背景もあったりします。
本来は神だった存在が、一神教の布教により悪魔と見なされてしまった
そういう事情もあるようです。
悪魔=悪
そんな単純な図式ではないんだなあと個人的に思ってます。
今はスピリチュアルの世界でも「光と闇の統合」というのを見聞きしますが。
悪魔の話からも、闇=悪、排除しないといけないという単純な図式ではないんだなと。