自分がクライアントとしてヒーラーからセッションを受け、ダメ出しや心ない言葉(批判や非難)をセッション中言われ続け、マウンティングをされて、癒されるどころかエネルギーを取られるだけで消耗した、という経験が過去に数回ありました。
そのヒーラーの方は知り合いの知り合いで、一応先輩にあたる方です。
そして女性です。
年代も近い方でした。
自分の経験だけでなく、似たような経験をされた方の話を聞くことも何度もありました。
ヒーラーやセラピスト、カウンセラー、占い師等から、批判や否定だけしかされず、深い傷になったという経験をされた方も、意外と少なくないのかもしれません。
今回は、なぜ癒す立場のヒーラーやセラピスト等が、逆にクライアントを傷つける人がいるのか。
その人たちがなぜそういうことをするのか、心理を考察してみます。
セラピスト自身の感情的問題(傷)、癒されてない部分を投影しているから
多いのは、そのヒーラーやセラピスト自身の感情的な問題(傷)や癒されてなく蓋をしている部分を、クライアントの相談や悩みに投影しているということです。
自分が隠していたり蓋をしている傷、または自分で否定していて向き合いたくない何かを、クライアントを通して見せられると、自己防衛したくなるからです。
その自己防衛とはこうです。
「これ(自分の認めたくない傷や何か)は相手の問題であって、私の問題ではない」
と思うことです。
そして、それを正当化するためには、相手を否定して、相手にそれは相手の非や問題だと認識させたいわけです。
そうすることで相手も自分の問題にしてくれるし、これは相手の問題であって自分の問題ではないのだと、自己防衛することができます。
その自己防衛の心理として、自分の傷をクライアントに投影した時に、クライアントを否定や非難することがあるということです。
これはセラピストとクライアントという関係に留まらず、スピリチュアルが好きな人同士やコミュニティ内の仲間同士などでも似たようなことは多いように感じます。
プライドが高いから またはマウンティングしたかったから
他に考えられるのは、そのセラピストのプライドが高いからという理由です。
プライドが高いと、自分の能力や実力、知識等を誇示したくなり、クライアントを否定したり見下す(マウントを取る)ことで、相対的に自分を上げようとする場合もあるようです。
プライドが高い人は、マウンティングをしたがる人も少なくない印象もあります(もちろん全員ではないです)
特に、自分と同じ年代の人や年齢が近かったり、自分とキャラが似てる人だと、マウンティングをする人は対抗心が出やすいようです。
クライアントがそれらに当てはまっていて、対抗心が出てしまい、クライアントをダメ出ししたり自信をなくさせることで相手を下げて、勝とうとしていたというケースもあるかもしれません。
つまり、そのクライアントに無意識に対抗心が出ていたということです。
私の過去の、クライアントなのに傷ついた経験でも、これが当てはまってたように感じます。
セラピストの経験不足や訓練不足
他に考えられるのは、そのセラピストがまだ経験不足だということです。
こういうケースもわりとあると思います。
まだ経験が少ないと、つい不適切な言動や態度をしてしまうこともあります。
ヒーラーやセラピスト、カウンセラーが全員熟練しているわけではなく、当然段階があります。
まだ初心者だったり、経験が足りない人だって当然います。
また「原因を見つけて自覚させないといけない」と、間違い探しのような感覚に陥ってしまう人もいるように感じます。
例えば「掘り下げ」「リーディング」などのように原因を探すことの方を目的にセッションをしてしまい、癒すよりも原因探しに走ってしまい、間違い探しのようにクライアントの問題を探ろうとして、否定や批判ばかりになってしまった、というパターンもあるようです。
というわけで、クライアントを否定や批判しかしないセラピストやヒーラー等の、心理について考察してみました。
3番目に書いた、経験値も関係してくるので、全員が悪気があるわけではないかなと思います。
ですがほとんどの人は悪気があるというよりは、プライドや自己防衛ゆえなのかなという気もします。
・発達障害が関わっている場合もある
今回は主に心理的観点から考察してみましたが、他の可能性としてはそのヒーラーやセラピスト等が発達障害を持っている可能性もあります。
発達障害の方の中には「相手を傷つける言動をしてしまう」人もいるようです。
感情コントロールが苦手だったり衝動的な言動や行動をしてしまいやすい特徴もあるようです(もちろん全員ではないですが)
悪気なく相手を傷つける言動や一般的に失礼とされる言葉を相手に言ってしまう人も少なくないようです。
発達障害については素人が判断できないので、相手がそうなのかは判断しづらいですが、そういう可能性もあるということも付け加えておきます。