日記「今日見た映画 2016」17『蜜のあわれ』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『蜜のあわれ』
☆☆☆☆★★[90]

2016年/日本映画/105分
監督:石井岳龍
出演:二階堂ふみ/大杉漣/真木よう子/韓英恵/岩井堂聖子/高良健吾/永瀬正敏

■2016年 劇場公開作品 17本目

「韓英恵」が見たくて観た。「徳田秋聲」「泉鏡花」と並ぶ、「金沢三文豪」の一人である「室生犀星」など、今日まで全く知らなかった。「二階堂ふみ」の「金魚」のファンタジーな姿を見て、「エロバカ映画」かと思ったが、話が進むにつれ極限のくそリアリズムな芝居が多くなり引き込まれる。これは「エロバカ映画」じゃない……。観終わって調べ「石井岳龍監督」と知り「はうあ!!!」となった。「『蜜のあわれ』は、室生自身を投影しているともいわれている」ことを知り納得する。作家が創作を生み出す中で気が狂ってく様子に僕は感じた。他人事ではない共感できるものを感じる。また恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「韓英恵」を『たとえば檸檬』以来見たが、その「極限の美」に釘付けとなった。「映らなかった」が、「全裸」になる芝居で僕の「時間が止まった」。「僕の目に絶対間違いがない」ことを、さらにまた「確信」した。


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画像 2018年 10月