冥王星が水瓶座に移動しました。
冥王星の公転周期は247.8年。
平均して20.65年。
でも冥王星は離心率のある軌道なので、各星座の滞在期間は開きがあります。
というわけで各星座の滞在期間を調べてみました。
冥王星の星座滞在期間ついでに大きな事件と外惑星発見日も入れてみました。
水瓶座 20年間(1778~1798)
天王星発見 1781年3月13日
魚 座 22年間(1799~1821)
牡羊座 28年間(1824~1852)
海王星発見 1846年9月23日
牡牛座 32年間(1853~1884)明治維新
双子座 30年間(1885~1914)産業革命
かに座 22年間(1915~1937)第一次世界大戦
冥王星発見 1930年 1月23日・2月18日
獅子座 21年間(1938~1958)第二次世界大戦
乙女座 13年間(1959~1970)学生運動
天秤座 13年間(1971~1983)就職氷河期
蠍 座 11年間(1984~1994)バブル、ゆとり教育
射手座 13年間(1995~2007)ITバブル、リーマンショック
山羊座 15年間(2008~2022)企業の巨大化と格差拡大
水瓶座 22年間(2023~2044)
惑星は発見されたときから人々の意識を変えると言われるので文字色変えてみました。
何となくこの辺を境に「昔」「現代」という区分けがある感じがします。
ざっくりした数字と事件なのでかなり誤差がありますが、大まかにこんな感じかと。
冥王星は太陽から見ると離れている時と近づいている時があり、しかも軌道は傾いています。
海王星以内の惑星はほぼ円状に回っているのですが、冥王星は太陽を中心とした軌道からかなりずれています。
最長は牡牛座期間で、最短はさそり座。三倍弱。
社会が目まぐるしく変化すると感じていたのは冥王星の影響もあったのかも。
太陽に近づくと言う事は、地球にも近づいているわけですから。
冥王星軌道が海王星軌道の内側に入った期間
1979年2月7日~1999年2月11日(天秤座~射手座)
今後も同じサイクルが続くはず。
これまでのような目まぐるしい時代は終わり、安定した時代になっていくのかな。
でも自分の時代が合ってないと辛い期間が長くなるということにもなりそう。
さて、冥王星が惑星移動した時何が起きたのかを調べました。
双子座期間で産業が発達したら、かに座期間は発明品を使って戦争がはじまりました。
乙女座期間で全共闘による大学紛争の終結があり、バブル崩壊も重なり、
いて座期間でITバブルと投資ブームがおこり、
山羊座に入ってリーマンショックで一気に投資ブームが去って株価が落ちました。
冥王星はその時代の潮流を支配し、人々は誰もがそこに目を向ける。
その時代の中では花形で、人々が乗り遅れまいと殺到する。
そして頂点に達した頃、一気に崩壊。
Sさんはお知り合いのおじさんに「全共闘の時は参加してる人がかっこよく見えたんだよ」と聞いたことがあったそうです。
私は東大紛争とかあさま山荘などの危険なイメージがあって、おぼろげにしか見聞きしたことがないので驚きました。
最も光り輝くように見えたことが次の時代では最も厄介で忌まわしいことになるのが冥王星と言えそう。
冥王星は月よりも小さい天体で天文学的には2006年に惑星から準惑星に区分けされましたが、今の社会にも影響を与えてそうな感じを見ると今も有効そうです。
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現在はインターネット、AI、SNSの発達などが非常に注目されていますが、22年後魚座に冥王星が移動した時、一気に反感を持たれるのがこれらのような気がします。
というのは時代の花形になる事柄は華やかな時代が始まった頃には既に問題点は指摘されていて、その問題が冥王星が移動する頃一気に噴き出すサイクルだなと思うので。
現在のうお座土星の事件を見ていると、どのようなことがやってはいけない事なのか、ある程度は予測できるかと。
白黒はっきりさせようとし過ぎない、人の心を置き去りにしない、寛容であること、弱者に寄り添うことでしょうか。
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ちなみにディズニーのプルートは冥王星発見から名前が付けられたそう。
当時のアメリカは新惑星発見を心待ちにしていたそうで冥王星発見をいかに喜んだのかが想像できます。
そして2022年アメリカは冥王星回帰でした。