ゴミ箱 -11ページ目

ゴミ箱

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当然の結果なのだろうが、俺はどうしようもなく悲しくなった。
ナナリーの為にブリタニアを…と思ったのは、ずいぶん昔だった。
けれど、行動するきっかけとなったのは、他でも無いギアス--C.C.--との出会いだった。
C.C.と出会わなければ今のような事にはならなかった。
しかし、C.C.と出会わないというのは可能だったのだろうか。
七年前、もしスザクと別れなければ、今とは違っていただろうか。
そんな事を考えても無駄なのは百も承知だ。だが、そう思ってみたくなった。
ユフィ--…御免。手を取りたかったよ。
けど、汚れきった自分には不可能だったみたいだ。
そして、今スザクが俺を殺そうとしている。当然だよな。
それでも俺は--…。
「ルルーシュ様…こんな所で何してるんですか。」
「カレンか…見て分からないか?」
「読書ですよね。」
「そうだ。天気がいいから外の空気でも吸おうかと思ってな。」
「…それはいいですが、そろそろスザクが帰ってきますよ。」
「……もうそんな時間か?」
「はい。」
「じゃぁ行こうか。」
「イエス・マイ・ロード」
ここはアッシュフォード学園生徒会室。今ここにいるのは男性陣のルルーシュとスザクそれにリウ゛ァルだった。
今日は静かに仕事が進んでいた。
「スザーク!君は悪戯をしたことがあるかー!」
リウ゛ァルが沈黙に耐え切れずそんな話しを持ち掛けた。それにスザクはペンを動かすのを止めた。
「うん。色々とやったよ。」
その返事にリウ゛ァルは食いついた。ルルーシュは無視を決め込んでいる。
「えっ、何々?教えて下さいスザク君!」
「そうだなぁ…簡単なのだったらマヨネーズを練乳を入れ換える…とか。」
リウ゛ァルはレタスに練乳をかけるところを想像して青ざめた。
「うっわー、それ引っ掛かったら嫌だなー。」
「他にはタイヤに癇癪玉を付けたりした事はあるかな。」
スザクが笑う。リウ゛ァルは苦笑い。感想はやりこんでる。
リウ゛ァルは今だ無視を決め込んでいる、ルルーシュに目を向けた。
「ルルーシュは?」
「…悪戯か…そうだな。落とし穴を掘ったり…まぁ…色々だ。」
「そんな事やってたの?」
リウ゛ァルはルルーシュがそんな事をしている所が想像できなかった。
するとルルーシュはムッとした顔になった。
「スザクはいつも何故か引っ掛からなかった。」
スザクが苦笑して言う。
「引っ掛からなくて良かった。」
「ちなみにさ、何か入れてたりーとかしてたわけですか?ルルーシュ君。」
「あぁ、ドロドロの土を入れてた。」
「「何でドロドロの土!?」」
二人が同時に叫んだ所で会長が入ってきて、その話しはお開きになってしまったわけだが…。
「ルルちゃん、男女逆転祭の開催が決まったわよ!」
「「「えっ!」」」
それと同時に男子陣三人に爆弾が投下されていた。
「ルルーシュ、キスを誰かとした事ある?」
クルリとシャーペンを回しながら聞いてくるものだから何かと思えば…
「キス?した事無いな、それがどうかしたのか?」
「うん、ルルーシュにキスしたいな~と思って。」
「なっ。」
真顔で何を言うんだ。
「駄目?。」
「……。」
スザク、そんな目で見るな。
「ルルーシュ。僕じゃ、嫌かな。」
「誰もそんな事、言ってない。…スザクは俺と…したいのか?」
「もちろん…ルルーシュがいいんなら。」
「そうか。………。」
してやっても良いかな。
「ルルーシュ?どうかした?」
「スザク、目を閉じろ!」
「はい、で、何。」
「絶対、目を開けるなよ。」
「…分かったよ。………。」
「……。」
とんっ
ルルーシュはスザクにキスをした
「失敗した……。」
「…………ルルーシュ。」
「な…んんっ。」
「大好きだよ。」
「………恥ずかしい奴。」
スザクはナナリーが一人笑うのを見ていた。そしてスザクは目を細め、口元を吊り上げた。
「ナナリー御免ね。例え君でも、ルルーシュを渡せない。おやすみナナリー。リフレイン、欲しくなったら自分で使って。」
そう言ってスザクはナナリーの手にそっと、新しいリフレインを握らせた。
「それと教えておいてあげるよ。君の愛しのお兄様はね、今僕の所にいるよ。」
にっこりと笑い、部屋を出て鍵をかけた。
廊下を歩きながら電話をかける。
「ルルーシュ、今から帰るね。…うん。君が元気になってくれて良かった。……気にして無いよ。だって、たった一人の妹、ナナリーが……御免。…分かった。明日にでも一緒にお墓参りに行こう。…うん。どういたしまして。……これから二人で頑張ろうね。すぐ帰るからいったん切るね。……また。」
ぷつりと電話を切る。ルルーシュ…嘘ついて御免。
けど、君が関わると僕は何処までも汚くなれる。
ルルーシュには僕以外必要ない。
君だってそう思ってたんだろう、ナナリー。
ルルーシュには自分しか必要無いって。
げほっ…ごほっ…げふっ…ぴちゃっ…
「もう時間が無い…俺は…どうしたら良い?」


今日は天気がよく。吹く風も心地がよかった。
ルルーシュは学校への道を一人歩きながら、ぼんやりとしていた。そこに突然声が響いた。
「ルルーシュ!おはよう。」
振り返ってみればそこには幼なじみの枢木スザクの姿をみとめる事ができた。
「おはよう、スザク。」
にこりと笑って挨拶をしたにも関わらず、スザクは心配そうに顔を近付けてきた。
「ルルーシュ?顔色が良くないけど…大丈夫なの?最近はよく学校を休むし…来てもすぐ帰るだろ?」
「大丈夫。ちょっと体調が悪いだけだから。」
実際は少しなどでは無く、かなり悪い。もう手遅れだという。病名は不明…まだ研究が進んでいないそうだ。
「そう?病院とか行った?」
「あぁ。」
頷いた時視界が大きく揺れた。
やばい…ヤバイ…くらくらする…時間が無いのに…少しでも皆といたいのに…。
「絶対に無理は駄目だよ。」
「分かっ-……。」
ルルーシュは返事をしきる事無くその場に崩れ落ちた。
「ルルーシュ!」
「枢木、いつも学校では先生だと言っているだろう。」
「ごめん。今日家に行ってもいい?」
「駄目だ。もうすぐ学校も卒業じゃないか。我慢しろ。」
「う。でも。」
「ん?それとも特別な用事でもあるのか?」
「う…やっぱりいいや。」
「ちょっ…待てスザク!」
「ルルーシュ君どうかしたのー?」
「ミレイ先生…いえ何でもありません。」
「そ?ならいいんだけど。枢木君と喧嘩してたみたいだから。」
「喧嘩なんてしてません。ただ…」
「ただ?」
「分かりあえないだけです。」
「ふーん。喧嘩したなら早く仲直りしなさいよー、君の転勤願い通ってるんだから。」
「…あと一週間なんですね。」
「お別れ会でも開く?」
「遠慮しておきます。朝会だけでいいです。」
「そーう?残念。」
「気持ちだけ貰いますよ。」
「ちょっ…何やってるんだ!!」
「何って、分かんない?」
「分かりたくも無い!」
「…会長命令で男女逆転祭の衣装を着せてるんだけど。」
「そんな話し聞いて無いぞ。」
「うん。そうだろうね、こっそり準備してたみたいだし。」
「……はぁ。」
「あれ?もう文句とか言わないの?」
「言っても仕方ないからな。それに制服ならまぁ…いいか。」
「うぇぁっ?!」
「何?どうかしたか?」
「いや、スカートが短い…。」
「?見せてみろ。」
「はい。」
「こんなもんだろ。前々回もこれ位だったぞ。」
「でも、前屈みになったりしたら…その…見えるんじゃ。」
「は?誰が男の尻見て喜ぶんだ。そんな事より時間だ、行くぞ。」
「いるから言ってるんだよ。」
「スザク…何か言ったか?」
「何にも。行くんだろ?ルルーシュ。」
「?あ…あぁ。」
「ルルーシュ、どうして眼鏡をかけてるの?」
スザクは生徒会室に入るなり目に飛び込んできたルルーシュの普段との違いを指摘した。
「企画に眼鏡祭があがってるからな…事前に試しておこうかと思って。」
「へー、それは会長の提案?」
「そうだ。男女逆転祭よりはマシだから良いと思っているんだが、スザクはどう思う?」
ルルーシュがスザクを見て小首を傾げるものだから、スザクの心拍数が速くなった。
「似合ってるけど…眼鏡かけてると雰囲気が違うっていうか…少し無防備かな。」
その返事を聞いてルルーシュは、眉間にしわをよせた。
「―…は?そういう事を聞いてるんじゃないんだが。」
「分かってるよ。企画事態は賛成、だけどルルーシュが見られるのは反対。」
「………あのな、お前は俺の事ばっかり言ってるが…その、何だ?えー、スザクも眼鏡かけたら…変わると思うんだが。」
「そうかな?サングラスは結構かけるんだけど、眼鏡は分からないや。」
「スザク、あのおかしなサングラスまだかけてるのか。」
「それを言わないでよルルーシュ。一様気にしてるんだよ。」
「どうして似合うのを探さないんだ。」
ルルーシュは何かを手に持つと、立ち上がりスザクの側に行った。
「まあいい、とりあえずこれかけてみろ。」
差し出されたのは眼鏡。
「どうしたのコレ。」
それを受け取りながらスザクは尋ねた。
「会長からスザクにプレゼントだそうだ。」
「え、僕に?」
「そうだ、御礼言っておけよ。」
「うん。どうかな。」
さっそくスザクがかけてみると、ルルーシュは言葉を無くしてしまった。
「さすが会長だな………。」
顔を赤らめて目線を逸らすものだから、スザクは不審に思い尋ねた。
「どうかした?」
ちらっとスザクを見てルルーシュが言う。
「何か…いつも以上に…か…可愛い…で、す。」
その姿があまりに可愛いくて、スザクは手を伸ばしてルルーシュを抱きしめた。
「ルルーシュってば、あーもう…そう言ってる君の方こそ可愛いって気付かない?」
「え。」
「やっぱり僕は、この企画反対だから。どうしてもやるなら当日ルルーシュは休んで。」
「スザク…無理だろそれ。というか一度離してくれないか?」
ルルーシュはスザクの腕のなかで身じろいだ。
「嫌だ。」
「拗ねるな、嫌だって子供か!」
そう言うとスザクは、そっと身体を離した。
「少なくとも大人じゃない。」
拗ねているあたりを否定しないのはスザクらしいか。
「…はぁ。ならスザクも眼鏡禁止、俺もかけない…なら良いか?」
そう言うと、いきなり後ろから声がした。スザクは気付いていたみたいだったが。
「二人が当日やるイベントで私が決めた事やってくれるなら良いわよ。」
「会長…。」
「いいわよね?」
有無を言わせない威圧感。
「何するんですか?」
「生徒会からのプレゼントが入った箱を持って逃げる!」
絶対それだけじゃない!とルルーシュは思った。スザクが返事するのを止めなくては。
「それ位なら、ねぇルルーシュ?」
「いや、待てスザ…」すでに遅し。
「じゃぁ決まり!当日が楽しみね~。」
女王様は不適な笑みで笑いながら歩きだしていた。
何時までも君を待ってた。
忘れきることもできなかった。
会えなくなって涙した日もあった。
サッカーをしていることが目印になる気がした。
君とまた廻り合い、手を伸ばしたけれど、手が届くことは無かった。
でも、それでも、少しも君を忘れなかった自分を信じて手を伸ばし続ける。
未来がどうなるかなんて分からないけど、二人一緒なら少なくとも悲しいことは軽くなるはずだよ。