Paris, 1969
両親のハネムーンはパリだったという。
父親は母親が怒っていたことしか覚えていない。
--だっておなか空いてたんだもの。
--パパは頑張ってエッフェル塔に連れて行ってやろうと思ってたんだ、
どっちが大切なんだ。そんなのひどいと思わない?
おしゃれなカフェとかで一杯エスプレソを飲みたかったのだろうけども
父親はそういう時間の使い方をするひとではなかった。
多分数日間しかないパリで見られる美術館と観光スポットを見せて
あげようと頑張ってたのだろうと思う。
今思えば、父親は28歳で母親は23歳だから、とてもかわいいと思う。
張り切ってるひとも、その横でプンプンしてるひとも。
へんだとおもうー
ネイト(BF)が来週エジプトから帰ってくるんだけれども
帰ってきた週末に元カノが今の彼氏とSFにくるから*泊まってくんだってさ?
*ネイトはややベイエリアちかくに住んでます。
なにそれーぶぅ
いっとくけど私はどっちかっていうとこの関係に関しては全然嫉妬心はない。
けども、私の生活にはめちゃくちゃ口出してくるくせになによ?とはおもう。
じゃあさ、今とかJが来てもべつにいいんだ?
だったら夏に実はJリサーチで来てたけど、言えばよかったよ?
うちには泊まってなかったし、L.A.にいるって言ってたら大変だったくせにー
元婚約者だったら(嫉妬度の)格が違うっていうんだったら
じゃあさ、今とか学部時代の彼氏とかがうちに泊まったらどうなのよ?
ていうか学部時代の彼氏が今の彼女とくるとかうざすぎだから!
そもそも連絡とってないけど!
百歩譲って院生時代に3ヶ月とかつきあってこちらから別れたひととかは
まあ「悪かったな」と思ってるから彼女ときてもいいか?
いや、来ないだろう普通?
へんだよーどちらにしても大変になるくせにー
ダブルスタンダードだおー
ていうメール(をもうちょっと冷静に)書いたら
「僕は元カノに気持ちはないので変じゃないと思う」だってさ。
あったらおかしいでしょう?
ていうか彼氏つれてくるんだったら気持ちあるとかないとかいう問題じゃなくない?
そんだったら「気持ちはないので変じゃない」と思ってる男友達ともうちょっと
遠慮しないで普通に遊んでもいいことにしようさ?
(て別に時間あったらごはんとかしてるか。その時間があまりないだけで。)
下準備とテニュアクロック
文学研究でも人によってさまざまな文章を書く作業があると思うのですが、
私は結構自分のスタイルというのがある。
文学批評とか理論の場合はそうでもないんだけれども、
文学作品について書く場合は、書き出す前にノートをとらないといけなくて
それがかなり時間がかかります。
文学批評は単なる同業者の分析っていうか、参考書みたいなものだから
結構ノートなんてどうでもいいっていうか、「お、ナイス」と思った場所を
線引いとくぐらいでいいみたいなところがあるんだけど、
文学作品自体は別格。文字道理、芸術だからね。
「こういうことについて書こう」というアイディア自体はあって、
そのアイディアに使えそうなディテイルを全部把握しながら
作品の全体像をつかむ作業というか。
これが分析をするデータとりなので作業なので欠かせない。
とりあえず最初から最後まで隅々まで精読して気になることを全部書き出す。
一章ごとに吟味してどう作られているのかひとつひとつ見る。
文章のつくりかた、言葉の選び方、パターンなんかを見てるので、
大事だと思われるテーマに関する文章はタイプアウトもする。
しらべものも結構徹底的にする。
たとえば船の名前がNiobeだったらギリシャ神話とか。
たとえばRue de FleurusとかRue de l'Odeonとかいわれたらパリの地図みるとか
たとえばQuincesとかRambutanとか知らない果物の名前があったらいちいち辞書ひくとか。
もちろんこの過程で「お、これは!」ときづく事柄は多いし、
惚れ惚れとするような文章(が書ける人の作品しか研究しない)を鑑賞したりもしてるし、
新しいアイディアが生まれることもあるし、それなりに楽しいこともある。
けど私の場合は専門が詩ではなく小説とかナラティヴフィクションが多いので、
数百ページとかだし、結構かかるんですよね、、
本にもよりますが、毎日やったとして、1週間ぐらいかな。
かなりフラフラになります。あとやたらおやつを食べます。
ノートはどうだろう、30ページから50ページかなあ。
それが全部とれてからプリントアウトしてにらめっこをするというか、
それが終わってようやく、ペーパーのブレーンストーミングにかかるという。
そして、書くのはその最初のデータとりよりもはるかに時間がかかる。
だから新しい作品についてはエンジンかかるのがすごく遅いんですよね。
(この作業はじめたらこれぐらいの仕事量)っていうのはもうわかってて、
それも1日2日じゃないとわかってるから。
これもうちょっと要領よくやらないとだめかも、とかも思うのよね。
院生時代はある程度好きなだけ時間を費やせてたんだけど、
いかんせんテニュアクロックというものがあって。
子供を生むとかそういう普通の人のバイオロジカルクロック?がちょっと壊れてるんだとも思う。
いや、壊れてるっていうかテニュアクロックはなんか爆弾付いてますっていうかさ。
そのとなりでバイオロジカルクロックはかわいらしくてメルヘン、みたいな。
こっちのクロックは時間内に終わらなかったらアポカリプス。みたいな。
バイオロジカルクロックのほうはさ、「あ、時間きちゃったの?なんかちょっと残念?」ぐらい、多分。
あーこういうの怒られそう、誰かに。
もっとチャッチャカすっとばすとこはすっとばしていけるようにしないとだめかなあ。
院生時代も思ったんだけど完壁主義って結構命取りだったりするし。
とはいってもクオリティー高いものはそれだけ時間かかるんだと思うのよ。