旨いもの of the year 2020 栄えあるグランプリは  | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(続き)

(「東京ららばい」1978中原理恵 曲:筒美京平 詩:松本隆 東京をモチーフとする歌の中で「東京砂漠」

 と並んで一番好きな曲 中原理恵が「男はつらいよ」のマドンナになったのもこの頃か)

 

 コロナや安倍さんの退陣が世間を騒がせた2020年。

 この一年間で多くの有名人が亡くなられたが、中でも私が感慨深かったのが、

 志村けんさん(3月29日逝去 享年70)、

 横田滋さん(横田めぐみさんのお父上 6月5日逝去 享年87)、

 筒美京平さん(10月7日逝去 享年80)、

 なかにし礼さん(12月23日逝去 享年82)

の4人だ。

 「昭和がとうとう終わってしまった」

 彼らの訃報を耳にするにつけ、そんな足元がガクガクするような虚脱を感じたのである。

 

 一方不思議なことに老母の死は私にとってそれほどショックではなくて、むしろ「いよいよ次は自分の番」という清々しいような、晴れがましいような高揚を感じたのであった。

 

 そんな「終わりの始まり」を予感させた2020年。今年の旨いもの第一位は、

 

 阿佐ヶ谷「ラ・メゾン・クルティーヌ」の「マグレ鴨のロティ」  に決定

 

 

 

 マグレ鴨は食いでがあって、旨い。

 鴨一羽ごとに通し番号が打ってある、なんていう有名レストランもあるらしいが、ここ「ラ・メゾン・クルティーヌ」は阿佐ヶ谷駅周辺でもあまりよい場所とはいえない所にひっそりと佇んでいる。なんせ向かいは

大衆居酒屋「東京コケコッコ本舗」なのだ。まさに「家賃と人件費にカネをかけない店は旨い」という法則どおりの良店である。

 

 ネタに窮して始めた「旨いものオブ・ザ・イヤー」も今年で3回目。

 これまでの旨いものを振り返ってみたら和洋、肉魚と意外にバラけていて、栄養バランスに注意しているかのようで我ながら大したものだ(そうでもないか)。また高齢化のせいか今年はとうとうランキングからスイーツが姿を消してしまった。

 

(2019年は八ヶ岳南麓勢が上位を独占した)

 

 立って半畳 寝て一畳

 天下とっても二合半

 

 人は食うために働き、

 食うために眠り、

 そして食うために生きる。

 

 ゆるふわ日記ご覧の皆様が来年も健康で旨いものをたくさん召し上がれますように。

 

(「たそがれマイラブ」1978大橋純子 曲:筒美京平 詩:阿久悠  東京と関係ないけど好きな曲)