エルガイム40周年に続き、今年は「ドルアーガの塔」の40周年でもあった。
これまでアクリルブロックなどの発売の発表はあったものの、
記念に一つ買ってもいいかなと迷っていたぐらいで、
次の動きを期待していたところだった。
アクリルブロックなどの発売に関する4Gamerの記事はこちら。
そこに昨日(10/25)、大きなニュースがあった。
「ドルアーガの塔」の記録全集の発売である。
同じく4Gamerの記事はこちら。
未公開の開発資料や、サウンドトラックCD、復刻版インストラクションカードなどなど。
1200ページ、4.6kgというボリュームとなるようだ。
サウンドトラックCDには以下5作分の曲が入っているようだが、
このうち上4作は「バビロニアン・キャッスル・サーガ」と呼ばれていて、
ドルアーガシリーズの「正伝」的に扱われている。
(この中では「迷宮」だけはプレイしたことなかったな・・・)
- 「ドルアーガの塔」
- 「イシターの復活」
- 「カイの冒険」
- 「ザ・ブルークリスタルロッド」
- 「ドルアーガの迷宮」
個人的にはPS2で発売されたローグライクゲーム(いわゆる「不思議のダンジョン」系ゲーム)、
「ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ」も結構気に入っていたので、そこもカバーしてもらえると有難かったが、
ナムコorバンダイナムコから発売された作品だけが対象なのかもしれない。
気になるお値段は・・・27500円(税込)。
あ、うん。まあ、そのくらいするよね。
ということで早速ポチっとして来た。↓
昨年の「ボトムズ」、「ダンバイン」に、今年の「エルガイム」。
ファミコンの40周年も昨年あったし、今は40周年ブームと言ってもいいかもしれない。
「うる星やつら」、「らんま1/2」、「るろうに剣心」、「キン肉マン」、「ベルサイユのばら」などのアニメ作品も40周年前後を迎えてやリメイクや実写化が行われている。
なぜ40周年なのか。
キリの良い数字であるということはもちろんだが、
ユーザーが比較的金銭的に余裕があったり、子供たちと一緒に楽しめる年代であることに加え、
クリエーターの方々が存命であることが挙げられるだろう。
話は少々脱線するが、
神道の総本山である伊勢神宮には、「式年遷宮」(しきねんせんぐう)と呼ばれる行事がある。
20年に1度、内宮と外宮と別宮の全てを建て替える(すぐ隣に作り替える)というものである。
建築物の老朽化対策という目的もあるが、儀式と技術の継承という意味合いもあるようだ。
↓公式から拝借した画像。左が新社殿、右が旧社殿
この近年の40周年ブームは、アニメやゲームなどのサブカルチャーにとっての「式年遷宮」なのかもしれない。
伊勢神宮の「式年遷宮」は、日本全国の神社からの寄進によって成り立っていると聞く。
あの輝かしかった80年代の熱狂を次の世代に伝えるためにも、
もうしばらく財布の中身を擦り減らすことになりそうだ。