「ペルソナ」シリーズ第1作の「女神異聞録ペルソナ」が発売されたのが、1996年の9月20日。

今年でちょうど30周年なのだそうだ。

 

公式の30周年サイトはこちら

 

 

30年前の1996年と言えば「次世代ゲーム機」戦争の真っただ中。

セガとの関係の深かったアトラスは、

1995年末、セガサターン向けに「真・女神転生 デビルサマナー」を発売。

しかし翌1996年にはプレイステーション向けにも「女神異聞録ペルソナ」を発売。

これがペルソナシリーズ第1作となる。

 

当時熱狂的なセガサターン(SS)ユーザーであった自分としては、

「デビルサマナー」と「ソウルハッカーズ」(1997年発売)に十分満足していて、

「デビルサマナー」シリーズこそが真の「真・女神転生」シリーズの後継だと信じ切っていた。

 

とはいえ「女神異聞録ペルソナ」自体が気にならなかったわけではなく、

いつかはセガサターンやドリームキャストでも発売されることを夢見ていたのだった。

 

 

■シリーズの特徴

 

改めて「ペルソナ」シリーズの特徴を振り返ってみると、

「真・女神転生」シリーズの世界観や、悪魔を仲間(仲魔)にするシステムに加え、

「もう一人の自分」を具現化させた「ペルソナ」を上手く組み込んだ点が挙げられるだろう。

 

この「もう一人の自分」の具現化は、

マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部から登場する「スタンド」の影響が大きいと思われる。

発売当初、ゲームの紹介記事を見て、「ジョジョに似ているな」と感じたのを覚えている。

(後に荒木飛呂彦先生から事前に許可をもらっていた、という話を何かで読んだ)

 

どちからと言えば「真・女神転生」シリーズのドロドロした雰囲気が残る「ペルソナ」シリーズだったが、

明らかに流れが変わったのは「ペルソナ3」からだろう。

これまでも学校は登場していたものの、あくまでイベントを発生させるための舞台に過ぎなかった。

「ペルソナ3」以降は、学校という舞台よりも、学園生活そのものに重きが置かれるようになり、

プレーヤー自身が主人公の学園生活を体験しているようなゲーム感に変わった。

 

これが「存在しない記憶」や「体験していないはずの望郷感」となり、大ウケしたのである。

(このような心理現象は「アネモイア」(Anemoia)とも言うそうだ)

 

何らかの理由で男女共学の高校生活を送らなかった・送れなかった人々はもちろん、

海外のファンにとっても日本の高校で青春を謳歌できる機会が提供されたのである。

 

さらにアニメやライブイベントなどのメディアミックスも成功し、

現在にまで続く「ペルソナ」シリーズにつながっていく。

 

 

■Switch/Switch2版ペルソナ

 

先日のニンテンドーダイレクトでは、「ペルソナ4リバイバル」のSwitch2版リリースが発表された。

他機種に比べると3カ月遅れにはなるが、これまで情報が出て来ていなかったSwitch2ユーザーとしては、

非常に嬉しいニュースだった。

さらに「ペルソナ6」についても、タイトルのみであるがリリースされることが発表された。

 

 

ここで現時点でのSwitch/Switch2版の情報を振り返ってみよう。

P3P、P4Gといった旧作を含めれば、Switchでも3~5の各作品を遊ぶことが可能だが、

リメイクされた最新バージョンや「ペルソナ6」をプレイしたければ、Switch2が必須となる。

後は「女神異聞録」と「2罪/罰」のリメイクが期待されるところだ。

  Switch Switch2
ペルソナ3 ポータブル
(P3P)

2023/1/19発売
※DL版のみ

2023/1/19発売
※DL版のみ
ペルソナ3 リロード
(P3R)
×
2025/10/23発売
ペルソナ4 ザ・ゴールデン
(P4G)

2023/1/19発売
※DL版のみ

2023/1/19発売
※DL版のみ
ペルソナ4 リバイバル
(P4R)
×
2027/5/20発売(予定)
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
(P5R)

2022/10/21発売

2022/10/21発売
ペルソナ6 ×
発売日未定

 

 

なおアトラスの作品については、いわゆる「完全版商法」についても触れておかなければならないだろう。

 

「完全版商法」とは、一度ゲームソフトを発売した後に、

シナリオやキャラクターなどの追加要素を含めた「完全版」を改めて新作として定価で発売する方法である。

「ペルソナ」シリーズだけでも以下のように後から完全版がリリースされている。

  • 「ペルソナ3」→「ペルソナ3 フェス」→「ペルソナ3 ポータブル」
  • 「ペルソナ4」→「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」
  • 「ペルソナ5」→「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」

ただしこのうち、「ペルソナ3 ポータブル」と「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」は、

別機種(ポータブル)向けに発売されたものであるため、「完全版商法」からは若干外れるかもしれない。

 

 

「完全版商法」は、メーカー側にとっては、無印版の開発コストを早期に回収できると共に、

完全版により追加で利益を上げられるというメリットがあったが、

ユーザー側にとっては、似たようなゲームをもう一度買い直して、もう一度プレイし直すことになり、

デメリットしかなかった。

 

さらに「どうせ完全版が出るんでしょ」ということで、

買い控えするユーザーも出て来てしまい、折角の新作の売上がイマイチという事態になり、

メーカー側にとってもデメリットが出て来たのである。

 

 

PSに比べて後発組であったSwitchユーザーにとっては、

完全版リリース後のリリースであったため、これまで「完全版版商法」とはあまり無縁だったが、

「ペルソナ6」ではその洗礼を受けることになるのかどうか。

 

売り切りだったパッケージ版と異なり、

ダウンロードコンテンツ(DLC)という選択肢もあるので、

アトラス社には何とか最初から完全版をリリースしていただきたいものである。

 

 

■ファミ通

 

今週発売のファミ通では、

ペルソナ30周年の特集記事が組まれていた。

 

作品全体は広く浅く取り上げていたため、

コアなファンには物足りなく感じたかもしれないが、

業界人や著名人によるお祝いコメントや、

作品のクリエーターによる座談会はなかなか興味深いものだった。

 

既に完売しているショップもあるようなので、

ファンの方はすぐにでも確保しておくことをおすすめする。

 

 

 

■カードウエハース

 

キャラクターカード+チョコウエハースをセットにした、

「カードウエハース」シリーズはバンダイナムコから展開されている、

という話は、以前「プリキュアカードウエハース」の際に書いた通り。

 

そして「ペルソナ」シリーズでも、

このカードウエハースは過去2回に渡り発売されている。

 

今回この30周年に合わせて、第3弾が発売されることになった。

 

  • ラインナップ

「女神異聞録」、「2罪/罰」、「3」、「4」、「5」、「5X」の各作品の主人公やビジュアル、

30種類がカード化されている。

 

八景島シーパラダイスのコラボイベントや、ローソンで配布されたクリアケースと

同じビジュアルだと思われるので、完全な描き下ろしというわけではなさそうだが、

第1弾・第2弾と異なり、複数の作品のキャラクターが同じイラストに登場しているのがありがたい。

ペルソナファンやカードコレクターとしては揃えたい一品ではある。

 

 

 

  • 入手方法

発売日は2026年9月21日ということで、すでにコンビニの店頭に並んでいると思われるが、

自引きでコンプを目指すのであれば、ショップで箱買いするのがおすすめ。

 

 

 

 

せっかくの機会なので、過去弾のカード第1弾と第2弾についてもご紹介。

 

  • 第1弾 (2024年10月発売)

2024年に「ペルソナ3」が「ペルソナ3 リロード」(P3R)としてリメイクされたため、

それをきっかけに発売されたものと思われる。

なぜ「ペルソナ4」ではなく、

「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(P5R)と組み合わせたのかは謎だが、

キャラクター20人が一人ずつカード化されていて、
ペルソナファンとしては嬉しい限り。
 
 
  • 第2弾 (2025年9月発売)

2作のコラボだった第1弾と異なり、今度は3作のコラボ商品。

「ペルソナ3 リロード」(P3R)と「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(P5R)に加え、

「ペルソナ4 ゴールデン」(P4G)が追加されている。

3作のコラボであるものの、カードの総数が変わっていないため、

1作あたりの枚数は減ってしまっているのは少し残念。

 

 

 

■イベント

 

30周年公式の体験型イベント「PERSONA Memoria」(ペルソナメモリア)が、以下の3都市で開催されるようだ。

  • 東京(10/9~12/6)
  • 大阪(2027/1/22~2/23)
  • 博多(2027/3/5~4/4)

 

 

さすがに体験型アトラクションではしゃぐ年齢でもないが、グッズ販売もあるようだし、

東京会場は池袋のサンシャインシティらしいので、タイミングが合えば行ってみようと思う。

 

他にもいろいろイベントや展示会などの情報も出ているようだが、

全部追い切れていないので続きはまた今度。