先日12/1(金)にゲームブックに関する2つのニュースが、グループSNEから発表された。


 

良いニュース。


以前取り上げた、「ファイティング・ファンタジー・コレクション」のBOX第1弾、

「火吹山の魔法使いふたたび」が再販されるとのこと。


「火吹山の魔法使い」および著者「イアン・リビングストン」についての以前のブログはこちら。

 

「火吹山の魔法使い」「バルサスの要塞」「盗賊都市」の初期名作3作に加え、
「ファイティング・ファンタジー」シリーズの最高傑作「モンスター誕生」、
そして社会思想社版では日本未発売だった「火吹山の魔法使いふたたび」の5作による、

完璧なラインナップ。

既に完売してしまっていたため、最近のAmazonやヤフオクでは定価の2~3倍のプレミア価格で販売されているようだが、新規で購入したいと考えている人は、それに手を出す必要がなくなったということだ。

 

価格は8250円(税込)から8580円(税込)に少しだけ値上がりすることになるが、
プレミア価格から比べれば大したことはないはず。

完全受注生産、そして最後の再販になる可能性が高いので、

これまで機会を逃していた人は是非とも確保されることをオススメする。

(既に自分でも所有済だが、保存用にもう1箱買おうか検討中)

 

(2023/12/15追記)
BOX第1弾、楽天でも予約開始。

 

 

 

悪いニュース。


今年12月に発売予定となっていた、「ファイティング・ファンタジー・コレクション」のBOX第4弾、
「サラモニスの秘密」の発売が2024年2月に延期となった。


こちらのラインナップは「ソーサリー」4部作+呪文の書に加え、
2022年の最新作「サラモニスの秘密」が含まれている。


「ソーサリー」と著者「スティーブ・ジャクソン(英)」について取り上げた以前のブログはこちら。

 


「発売中止」というわけではないので、最悪のニュースではないのだが、

年末年始を「ソーサリー」+新作の「サラモニスの秘密」で楽しもうとしていた人たちには少し残念なニュースとなった。

翻訳の校正チェックの中で、何か大きなミスが見つかったのかもしれない。
 


まあ、このBOX自体1年近く前から待っていたし、
スティーブ・ジャクソンの新作ゲームブックに至っては、「モンスター誕生」(前述のBOX第1弾に含まれている)以来で35年以上待っていたことになるのだから、あと2カ月ぐらい待つのはそれほど苦にはならないかもしれない。

折角のコレクションボックスがエラッタ(正誤表)満載となるよりはよっぽどましと言えるだろう。


余談ではあるが、本家FFシリーズの公式サイトによると、
「ソーサリー」シリーズは今年2023年11月24日で発売40年を迎えたのだそうだ。
(日本語版の発売は2年後ぐらい)


40年前、1983年。
日本では初代「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)が発売されたばかり。

先日のブログでも書いたように、「装甲騎兵ボトムズ」や「聖戦士ダンバイン」の放送が始まった頃で、

日本のホビーやサブカルチャーの黄金期が始まった時代、と言えるだろう。
40年前を振り返ることで、次の時代への手がかりが見えるかもしれない。


以前書いた「装甲騎兵ボトムズ」、「聖戦士ダンバイン」のブログはこちら。

 

 


他にクラウドファンディングで支援していたゲームブックやボードゲームの類が、少しずつ到着し始めているし、ヤフオクやメルカリで落札したアナログゲームの旧作コレクションも増えつつある。

それらを楽しみながら、BOX第4弾の発売を待つことにしよう。