ここまで13章に渡って、僕の学生時代から、渡米、渡乳、そして渡豪の日々、そして2016年の「キャメロンの謀叛」の事件に至るまで、日記帳の文体で書かせていただきました。

 

「貸切」になった準急電車(ソウルデスティニー 11-2の雲路・第1章)
 

キャメロンの謀叛とエビスの哀歓(ソウルデスティニー 11-2の雲路・第13章)

 

 因みに、この最後の「キャメロンの謀叛」事件(2016年)をきっかけに、スピリチュアルなものへの傾倒が加速していったその後の体験記は、実は、この1月にこのブログを始めた頃に最初に書き始めた部分でして、同じようなものに興味を持たれた人たちの旅のプランの参考か何かになればと思い、綴らせていただきました。もしもご興味がありましたら、ご覧ください。

 

セント・ヘレナからのイニシエーション(ローマ巡礼・第1章)

 

イェシュア(イエス)の軌跡探訪(ローマ巡礼・第2章)

 

聖パオロの温かい抱擁(ローマ巡礼・最終章)

 

羅馬で取り戻した左足(マグダラのマリアの軌跡・前編)

 

サント・ボームの大天使ポータル(マグダラのマリアの軌跡・後編)

 

聖フランチェスコの遜譲への困惑と昇華(聖母マリアのヒーラー・ポータル・第1章)

 

ルルドの巡礼と聖水の鯨飲(聖母マリアのヒーラー・ポータル・第2章)

 

モンセラートのブラック・マリアの頬笑(聖母マリアのヒーラー・ポータル・最終章)

 

ラムセス2世の熱い懐抱(エジプト随想録・前編)

 

ハトシェプストの震慴とエドフの曙光(エジプト随想録・後編)

 

トートのアメンティ・ポータル(ニュージーランドのテ・アロハにて)

 

北アメリカ大陸での過去世の浄化(バンフ国立公園にて)

 

中・南アフリカ大陸での過去世の浄化(イグアスの滝にて)

 

オセアニアでの過去世の浄化(ウルル・カタジュタ国立公園にて)

 

ロンドンでのイェシュア(イエス)の降臨

 

ベリンガムの試練を越えて(シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの拝謁)

 

多賀宮の創造神のエネルギー

 

セドナの空のイェシュア(イエス)

 

バクティマルガの雲翳

 

 こうして書かせていたいだ文章の中で、唯一、僕の体験そのものとは直接関係ない説明的なものもありました。

 

地球にあるエネルギー的パワースポット(ノードとヌル)

 

 このノードとヌルという概念は、リー・キャロルのチャネリングするクライオンという存在から齎された情報に基づいたもので、「私は、クライオン派ではなくて、バシャール派だから、この情報はピンと来ない」と反応される人の存在を予想しながらも、「信じる人だけ信じてください」という、一種カジュアルな気持ちで書かせていただいたものです。

 

 このカジュアルさをもうちょっとだけ使わせていただき、ここまでの旅録や随想録的な文章はまず一旦終了させていただいて(また、いずれ書かせていただきます)、情報提供に徹した文章を少し書かせていただこうと思います。

 

 昨今、Youtubeなどを閲覧すると、「人類の滅亡は既に予言されていた」とか、「第3次世界大戦が起こって世界は終焉」みたいに、激動の時代を生きている私たちの不安や恐怖を煽るような内容のものが多いですよね。ま、こういった「人類滅亡の予言」や「世界終焉思想」みたいなものはずっと昔から実は言われていて、ついこの前にも(つい20年ちょっと前)ノストラダムスの予言通りに世紀末に地球が滅びると信じて戦々恐々としていた人はたくさんいました。しかし、その予言が大きく外れても、誰もノストラダムスのことを腐すわけでもなく、何事もなかったように彼のことは忘れ去られ、そして気づくと「来年の5月に大地震が来ると未来人が教えてくれた」とか、恐怖感を煽る新しい都市伝説的な情報が次から次へと流布するんですね。

 

 

 とは言いましても、今現在、世界のあちこちで戦争が勃発していて、また地震や洪水、火山噴火などの自然災害が追い打ちをかけるように不意に襲ってくるような昨今、「世界終焉思想」を煽る動画の再生数が伸びるという現象そのものは、ある意味で納得できるんですよね。

 

 そこで、ちょっとそういった恐怖の波動の気持ちを和らげるというか、違った視点で今の世界の動向をみられるような情報を提供させていただきたいと思います。もちろん、「こういうのは信じられない」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、それはそれで全然構いません。「こういう見方もあるんですよ」という参考程度の情報として書かせていただくだけですので、サイエンスフィクションの小説ぐらいのカジュアルさで読んでいただければと思います。

 

 まず、私たちが本当は肉体などを持たない多次元的存在であるということから始めましょう。そんな我々にこの宇宙という場(フィールド)が提供されたとき、映画の「マトリックス」のような発想が生じます。多次元的存在である自分達を一時的に肉体という低次元の媒体に入れて、その低次元的な存在として場を経験するということを思いつきます。しかし、高次元のものを低次元の媒体に押し入れることは基本的にできないことですので、高次元なる自分のごく一部だけを持ち込んで肉体に宿します。自分の残りは「ハイヤーセルフ」となり、この「寸劇」のヴェールの向こう側に居残りになるわけです。そして高次元の一部である自分と、低次元の身体という媒体との間に、マインドや感情といった種々の層を形成するわけです。

 

 

 この「寸劇プロジェクト」では、(宇宙時間で)一度に一箇所のスターシステムをその劇場に選ぶことにしました。私たちが知っているリラやオリオン、アンドロメダ、シリウスなどはどれも、まさにこうしてかつてプロジェクトとして選ばれたスターシステムでした。「低波動の肉体に宿ったままの状態で、波動を上げていく」ということがプロジェクトの趣旨で、そこには自由意志という原則が用いられます。本来は全知全能で高波動な自分の、その一部だけを押し込んだ低波動の肉体で生きることは、一種の健忘状態であり、とても制限された窮屈な状態となります。ですので、そこから波動を上げてゆくどころか、はじめは自分が誰なのかもわからず、盲目的に殺戮や戦争の繰り返しとなります。しかし、やがて何かを機に、肉体を持った状態での波動が上昇してゆきます。これによりその星そのものの波動も上がるため、次に生まれてくる時の身体は、よりもっと多くの高波動なる自分を持ち込むことが可能となります。これを繰り返して、ある閾値を越えるとその変容がどんどん加速的にアセンションといき、その星でのプロジェクトが終了するわけです。

 

 

 そして、一番最近になって選ばれた「宇宙で今一番ホットなプロジェクト」の現場が地球です(因みに、地球のすぐ前のプロジェクトが、プレアディスでした)。このプロジェクトを開始するにあたり、地球で肉体を持って存在するための媒体である「人間」というものを創り上げる責務を担当したのが、プレアディスとシリウスの人たちです。実際には、シリウス人の遺伝子技術を使って、プレアディス人の遺伝子の一部を、地球に既にいた霊長類に組み込むことで、地球の人間という種族が誕生しました。ですので、プレアディス人が、地球の人間の祖先だというのは、ある意味当たっているのです。人間という動物が、進化の過程おける偶発的な突然変異で出来上がったものではあり得ないことは、すでに科学者たちにも分かりかけていることです。

 

 因みに、古代人は、この地球でシリウスやプレアディスからきた存在たち(言うなれば「宇宙人」)と共に生きていたと言われています。例えば、日本でも伊勢神宮の内宮にはプレアディスのエネルギー、外宮にはシリウスのエネルギーがまだ残っています。日本三景と呼ばれるところも、元はプレアディス人たちとの交信基地があった場所で、その本部が奈良の天河神社辺りにあったと言われています。「どうやって作ったの?」と永遠の疑問を投げかけるギザのピラミッドも、自然科学のマスターのシリウス人が関わったと言えば、もうそれ以上の説明を要しません。

 

 この「地球プロジェクト」の目的は、低波動の「人間」という身体に宿って自由意志の世界で生きながら、そのままやがて高波動な自分に覚醒してアセンションするということですので、ある一定のタイミングで、プロジェクトの成功度合いを測る「審判のタイミング」というものを設定することにしました。これには、地球の歳差運動というものが利用されました。地球は太陽の周りを公転していますが、自らの自転の軸は、この公転の軌道に垂直ではなくてやや傾いています。これによって春夏秋冬が生じるわけですが、それに加えて、この傾いた自転軸の周りにゆっくりと首振り運動もしているのです。コマを回したことがある人ならわかると思いますが、コマが自分の軸の周りに物凄い速さで回りながら、コマ全体がウオンウオンと畝ってゆっくりと円を描くのをみたことがあるかと思います。これが歳差運動です。

 

 

 この歳差運動の存在のため、例えば冬至の日に見える太陽の相対的な位置は、地球から見た12星座を用いた宇宙の位置表示で、地球時間で71.5年に1度の割合でちょっとずつ逆行(つまり、魚座から水瓶座そして山羊座の方角へという風に徐々に移動)するのです。ですので、71.5 x 360 = 25,740となり、ここに約26,000年という地球の歳差運動の周期が算出されます。そして、この26,000年という歳差運動の周期でやってくる36年間を、「審判のタイミング」として用いることにしたのです。

 

 因みに、この「地球から見た太陽の宇宙における位置」を、12星座の方角(360度/12星座=30度)で表すので、71.5年 x 30度で、「魚座の時代」(つまり「水の時代」)が約2,145年続いたあとに、逆行して「水瓶座の時代」(つまり「風の時代」)がやってきて、同じく約2,145年続く計算になります。

 

 この「審判」において、「だめだこりゃ」という判定になりますと、その時点で一旦人間を地球上から完全に抹消して、また最初からプロジェクトを開始するようにプランしました。再開の時に用いる人間のDNAは鯨やイルカといったクジラ目 (Cetacean)の海洋動物のDNA内に保管されました。これらの海洋性哺乳類の動物の知能が異常に高いのは、この理由からです。

 

 

 こうして地球でのプロジェクトが開始してから、26,000年ごとに行われた4回の審判において、残念ながら人間プロジェクトは「だめだこりゃ」と判定されました。ですので、その度に、地球レベルでの大きな自然災害が起こり、人間は地球上から一旦抹消され振り出しに戻されました。

 

 そもそもこの「審判」には、「光と闇のエネルギーバランス」というものが物差しとなっています。実は、デフォルトで、大天使やアセンデッドマスターなどのガイド的存在によって、地球における「光vs闇」のバランスが、既に50(ガイド)対50(人間)の均衡状態になっているのです。そこで地球上にいる人間のごく一部が覚醒して光の方へ移動しただけで、この天秤は大きく光の方へ傾き、「今回の審判は『合格』」となるようにできているのです。

 

 

 それで、5度目の審判のタイミングが、西暦で1994年から2030年前までの36年間です。ノストラダムスその他の世紀末予言などに見られるように、本来ならば、人間は戦争を続けて、今回も失格になって地球上から抹消される方向に進んでいました。しかし、「さすがに、5度目は合格しようぜ」っていう気運が高まり、よって私たちの知っている種々の預言者が歴史上に出現しました。また、この「審判の36年間」に備えて、たくさんの古い魂たち、殊に他のスターシステムで同様な経験をしてきた海千山千の魂たちが、このタイミングに合わせて地球にスターシードとして転生して生まれてきて、天秤を闇から光の方へと傾けようと尽力したのです。

 

 この審判の36年間のターニングポイントは、そのど真ん中の年になります。もしもこの審判で「失格」となると、このど真ん中の年を生きて越えることはできずに、地球上から抹消されます。マヤ暦が2012年12月で終わるのは、まさにこの理由からなんです。「世界終焉となるか」あるいは「『合格』して、さらなるアセンションを加速させていくか」の合否の発表がまさにこの2012年12月というタイミングだったのです。

 

 そして、驚くなかれ、僕たちは、無事に合格して通過しました。これを読まれている方の中には、「私は結構スピリチュアルだと思うんだけど、今のところ何も人類のためにやっていないような気がする」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、とんでもございません。他のスターシステムでも貢献してきたあなたが、こうしてこのタイミングで地球上で生きることを選んで、地球の波動を上げてくれたおかげで、私たちは無事に通過できたんです。地球での「ライトワーカー」(光を携えた人間として生きることで、天秤ばかりを闇から光へ傾けた立役者たち)であるあなたの存在そのものが、地球のタイムラインを変えたのです。ありがとうございました。

 

 

 地球上のグリッドの干渉で起こる「ヌル」(あるいは「ナル」)と呼ばれるエネルギー的に静謐な場所には、この時期に備えて、プレアディス人によって、種々のタイムカプセルが設置されました。そのほとんどは、この特別な時期に特殊な任務をもって生まれてきた人たちの尽力によりアクティベートされてきました。僕の文章で度々登場したナタリアもその一人です。もう後戻りはしません。私たちの進化はどんどん加速していきます。

 

 この特別な36年間は、2030年まで続きます。この間も、地球がものすごい勢いでアセンションしていきます。地球と人間はエネルギー構造的に、そして波動的に常に相関するように造られていますので、人間の波動が上昇(アセンション)すれば、地球の波動も上昇(アセンション )し、そのため、これから生まれてくる人間は、最初から私たちよりもエネルギー的にそして波動的にずっと進化した人間となって生まれてきます。逆に、これまでの古い概念に囚われ、いまだにダークな波動にしがみついている古い人間たちは誰一人、このアセンションしている地球で生き延びることができません。そして、こういった人間たちは最後まで光の波動に抗して戦い続けるので、2030年ぐらいまでは、一見「世界の終焉」と思ってしまうような「光vs闇」の争いが続くでしょう。また、新しい地球の開始を準備するために、古い波動を洗い流そうと、一過性に大きな自然災害が起こることも十分考えられます。

 

 

 でも、世界は終焉しません。今、新しい世界が始まろうとする、ものすごい過度期を私たちは生きているんです。そんな過度期であるからこそ、とかく人々の不安や恐怖を煽る動画などが再生数を伸ばしたりするものです。しかし、自らのダークな波動にしがみついて生きている古い人間たちに、新しい地球そして新しい人間の時代の幕開けを止めることはできません。自由意志の原則は普遍原理として存在し続けますので、古い波動に賛同して一緒に滅びていくか、新しい波動を受け入れて、地球と共にアセンションしてゆくか、その選択は私たち次第なわけです。