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ひより plus

パピヨン三姉妹との日常。

ノンカフェイン生活で臨んだ精密検査ですが、無事事なきを得ました。

今回、少し体調が思わしくなく心電図をとったら、軽い虚血性疾患の異常所見が出たらしく。
元々今の治療で心臓に負担をかけていることもあり、念の為検査しておこうとなりました。

結局受けた検査は「心電図」「心エコー」「心筋シンチ検査」の三つで、心筋シンチの為のノンカフェイン生活でした。

私世代の女性では先天的なものを除けば、ほぼ異常所見は出ないでしょうということで検査になりましたが、I先生から「検査どうしましょう」と問われて「先生にお任せします」と全面的に信頼して任せることにしました。
信頼できる医師に恵まれていて、年の割にポンコツですが幸せな事だと思っています。

「少し高い検査ですがいいですか」と問われ、否やはなく当然お任せだったのですが、お会計で驚きました。
心筋シンチ検査、3割負担で3万弱。
協会けんぽ様、いつもご面倒をおかけしております。

術後の安定期に入っていると判断されていた私、G先生の回診は減っていました。
部長回診では、G先生は部長に解説して、「頑張って」と部長先生に言われて、G先生に相談する事など出来ません。
看護師さんにG先生に相談したいと言ってると伝えてくださいとお願いしていましたが、G先生は忙しいのかなかなか来てくれない。
たまたま廊下を早歩きしているG先生を見つけ、声をかけました。

痛みが増してきた気がしている事。
手の対立障害が増してきている事。
夜間痛が堪え難いレベルである事。
それに対する先生の答えは「まず食べなさい。話はそれからだ」。

食べられるなら食べます。食べられない事にストレスと情けなさを感じているんだから。
点滴だって早く外して欲しいんだから。

食べて痛みが良くなるものか。
G先生は大好きで信頼しているけれど、食べる事で痛みが何処かに行くんだろうか。

看護師さんにどのくらい食べられたら点滴が抜去出来るのか聞いてみました。
3割位は最低でも食べて欲しいと。必死で食べました。でも吐き戻してしまいました。
摂食障害になったことはないのだけれど、摂食障害はこんなに苦しいものなのかと感じました。


本能に打ち勝つ痛みをロキソニンで誤魔化しながら、病室ではカラ元気を出していました。
もちろんリハビリでも。
ただ、連絡事項としてほとんど食べていない事、寝ていない事がK先生にも伝わっており、リハビリしながら何でかねぇと。
「動かないからお腹すかないんですよ」
「他の患者さんは食べてるよ」
みんな手術で痛い思いを乗り越えています。
みんなは平気で、お腹がすいたと食事時間を待ち、きちんと3食食べて、上げ膳据え膳だから自宅に帰ると炊事しないといけないなぁと、ある意味入院生活に楽しみを見出しています。
痛いばかりで、食欲も無い私はやっぱりおかしいのかな。
うつらうつらする時以外はみんなと楽しく話し、病室でできるリハビリをできる限りやり、食事時間は少しブルーで。

入院生活が辛くない人はいないと思う。
後は治るだけの整形外科だからこそ、みんなが元気にしているけれど、きっとカラ元気は私だけではない筈だ。

やっぱりおかしい。
自宅では夜間痛が出ていても、それなりの食事は作ってきてし、食べてきた。
睡眠欲もそこそこあり、夜間痛で徹夜になることもなかった。

このおかしさと、左手のおかしな動きをG先生に相談しなければと思いました。
リハビリが本格的になり始めた頃、食欲不振と共に私を苦しめたものがある。
夜間痛。

術前これに苦しみ、夜間痛の酷さも手術を受ける動機の一つだったのだけど、術後の痛みと同化していたのか?特に夜間が酷いということはなかった。
ところが、ぶよぶよと浮腫んでいた手がほんの少しだけ硬さを取り戻してくると、痛くて痛くて。
当然眠れない。

食事が採れないので、点滴での栄養補給だけではやつれてくる。
そこに睡眠不足も重なるからダブルパンチ。
点滴を押しながら歩く私は夢遊病者のよう。
点滴に糖のアンプルが追加されることもあり、この時はビリビリと血管痛まで起こり。

何だか上半身は痛い所だらけだよ。
私よりあとに手術した人達も当然のように点滴は取れていて…
装具で持ち上げられた姿勢は辛いし、右手は点滴だし。
ひとり内科で入院しているかのような、怪我人ではなく、病人の姿で。

昼間うつらうつらすることはあっても短時間。夜は痛くて長くて、夜明けはいつ来るのだろうと。

看護師さんの巡回で寝たふりもやめてしまったから、息を吐くような声で「眠れない?」「はい」の繰り返し。
眠りたいなぁ、食べたいなぁ。
人間の本能は、案外簡単に痛みに負けてしまうのだと実感していました。
葡萄が最盛期ですね。

我が家にとって特別な品種があります。
「藤稔(ふじみのり)」
犬に葡萄を食べさせてはいけない事を知らなかった頃、たまたま食べて美味しくて、ひよりさんも喜んで食べて。
後日岡山旅行で最高に美味しいらしいピオーネを試食したら、ひよりさんはいらないらしく…

そんなに好きならと、みのりさんの命名になりました。
とても仲良しなお嬢さんたち。
色んな果物を少しづつ食べさせますが、今はもう葡萄は食べさせません。
でも藤稔を見ると、ついつい手が伸びてしまいます。

今年の藤稔も美味しいといいな。