京都盲唖院・盲学校・視覚障害・点字の歴史 -11ページ目

京都盲唖院・盲学校・視覚障害・点字の歴史

視覚障害教育の歴史を研究しています。京都盲唖院、古河太四郎、遠山憲美、鳥居嘉三郎、石川倉次、好本督、鳥居篤治郎、小野兼次郎、斎藤百合、エロシェンコ、楽善会、雨宮中平、点字

 これらについて少しでも詳しく知りたいと思っています。

 また、これ以外のものをご存知でしたら、教えください。

 よろしくお願いいたします。

 

象牙の塔 神戸盲唖院出版部 

むつぼしのひかり 東京盲学校同窓会 

比加梨⇒光 京都市立盲唖院ブライユ社 

新星 (大阪)

玄海 (福岡)

星影 岐阜盲学校同窓会

明治ノ光 (豊橋)

盲人世界 東京盲唖学校盲生鍼按学友会 

盲生同窓会報告 東京盲唖学校盲生同窓会 

篤交会報 京都市立盲唖院盲生篤交会 

点字世界 京都市立盲唖院盲生同窓会 

世の光 (明治44年頃)

学友会誌 長崎盲唖学校 

兼六の光 石川県立盲学校同窓会

あかつき 志岐與市

訓盲 千野良泉

日の本 日向訓盲院

無碍の光 阿久津淺吉

星の花 愛媛盲唖学校校友会 

信夫之睦 福島訓盲学院

星之友 天王寺盲唖学校

 

 【写真は、キセキレイ】

 

ルイ・ブライユ(Louis Braille)は、1852年1月6日に亡くなった。彼は生前に写真に撮られたのだろうか。

 現存する世界最古の写真は、1825年の「馬引く男」だとか。肖像写真が流行するなか、1851年に<湿式コロジオン法>も発明されていたというが。

 生前のルイ・ブライユを写した肖像フォトが存在した可能性はあるのかもしれない。

 しかし、管見の限りでは、生前の彼を撮った写真は確認できない。ネット上などで見ることができるのは、肖像画や胸像を写したものばかりだと思われる。・・・はたしてどうなのだろう?

 

https://www.google.com/search?q=Louis+Braille%E3%80%80%EF%BD%90%EF%BD%88%EF%BD%8F%EF%BD%94%EF%BD%8F%EF%BD%87%EF%BD%92%EF%BD%81%EF%BD%90%EF%BD%88&sxsrf=ACYBGNRbUuFPMGNZOEQIf9zMnyInEF9kww%3A1575436494501&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwj5svuknpvmAhUQa94KHVJ6DVsQ_AUoAXoECAsQAw&biw=1280&bih=578&fbclid=IwAR0s5urtLqtZuni5Cvr2pljTOBIm2g4c3BB0v2HYTzF7ylBC8YRAhByA6s8#imgrc=_

 

森敏之記者の署名入りで、≪府立盲学校教員「盲唖院」テーマに出版 視覚障害教材“情熱の宝石“≫などとして、明石書店から出していただいた拙書と先人の知恵を紹介してくださいました。ありがとうございます!

 

 

 

松本操貞は、『天夜の星』の他に『心の糧』という雑誌も刊行したのか!

(讀賣新聞第7898号)

●盲人松本操貞氏ハ毎月第二第四の日曜に篤志者を集めて語格歌書を講義し居たるが今回社中より美麗の雑誌「心の種」を発刊せり

 【写真は、イソシギ】

 

   讀賣新聞附録 明治26年3月29日 第五千六白三十九号(五)

◎あまよの友第一号(神田中猿楽町十四番地雨夜の友発行所)天下遑々として心盲の徒多し反ツて此の失明不幸の人を笑ふハ何ぞや彼れハ目を以て此れを笑ひ此れハ心を以て彼れを笑はんとす見すや彼の塙保己一を見すや彼の大谷刑部を、あまよの友ハ盲人の機関雑誌なり盲人に新智識を与へんとする大光明なり松本操貞・心聞舎宇逸・奥村三策等諸氏の文章燦然として見るべきものあり

 

   朝日新聞 明治26年4月2日 第二千五百四号(五)

●あまよの友 あまよの友と題する雑誌ハ盲者に新智識を与へ盲者の眠をさまさんとて出せるものなり世に不具者ほと哀れなるハなけれと本誌の如きものありて其智識を開発するを得バ蓋し盲者も亦心に盲せざるに至らんか発行所ハ神田中猿楽町十四番地あまよの友発行所

 

   朝日新聞 明治26年7月21日 第二千五百九十七号(五)

●あまよの友 是ハ盲人の為めに作られたる雑誌なり即ち盲人教育の実行を期せんとするものなりけれバ盲人に読で聴かせるため文章も平易を主とし且其立志の道を教へ懇切丁寧なり又盲人の手に成れる文多く此編輯人も盲人なり尚此外に盲人講習所といふを設置し之と相聯絡せんとするものゝ由社告に見ゆ本社ハ神田区仲猿楽町 あまよの友発行所

 【写真は、賀茂川の草から顔を出したカイツブリ】

 

 当時の京都府立盲学校が描かれていた!私が働き始める2年前に出版されたこの本、どうして今まで知らずに過ごしたのだろう・・・。

 吉富先生、金子校長、内藤副校長、そして仮名で登場する子どもたち。私は、金子校長のもとで新採教員となり、吉富先生などに手ほどきを受けた。金子校長は、そののち京都府の教育長に就任なさった。

 <石のすべる音をたよりに、コンクリート・テラスの上で石けりをする子ら。コツン、カラカラ…。一人のけった石がかたわらの草むらに落ちた。音はない。「あっ、石がお空へ消えてしもうた」>と表現した盲児と、後には私も触れ合ったのかもしれない。誰だったのだろう。。。

 桃陽学園、宇多野病院、青葉寮、向日が丘養護学校、呉竹養護学校、盲学校、聾学校、二条中学難聴学級など、さらに滋賀の盲学校などにも取材が入っている。「どろんこ」と「天使」の組み合わせが、当時の雰囲気を想起させる。

 今日届いたこの一冊には、どなたかかが、1972年5月11日と書き込んでいる。購入の日付だろう。だが、名前は削られていて読めない。ネットの古書店で購った。  【写真は、四つ葉の混じるカタバミ】

 

 

 

 讀賣新聞 明治18年8月29日 1885年 (以下、記事中の漢字については現代の表記に改めた。また、助詞のハに続く人名のカタカナを区別するため、ハの後に1字空けるなどした。ハウイはアウイもしくはアユイを指す。ブライユの新聞を凸字体と説明されているが、それは点字であろう。東京教育博物館の刊行物には点字という語もすでに表れていたが、新聞には浸透していなかったようだ。写真は、記事の全体)  ★新聞名を修正しました(11月16日22時58分)

 

〇仏国盲人新聞 仏国に於て始て盲人の為に新聞紙を発行せしハ僅かに二箇年前の事なり該新聞ハ二種ありて定時発刊を一ハ ル、ウアランタン、ハウイ 一ハ ル、ルイ、ブライユと称す共に仏国人の名にして其の人元来世に知られざりし者なりしガ此の新聞一たび出てより大いに名声を博せり

ル、ウアランタン、ハウイ新聞ハ俗文を以て綴り盲人学校の校長及び教師等に送致し又ハ盲児の父母其の他仏国内にて四万を以て数ふる盲人に直接の関係ある諸人に発送す

ㇽ、ルイ、ブライユ新聞の盲人ルイ、ブライユなる者の工夫を以て凸字体に印刷するものにして直ちに盲人に送る而して該紙上を二類に別ち第一類ハ特に盲人に関する教育、勧告、新報等の有益にして且つ盲人ガ他に知得する能はざる事柄を記載し其の第二類ハ文学理学及び音楽に関する事項を記載し文字ある盲人をして朗読の助けを借らずして直ちに学芸の現状を明白に知悉せしむ

右二新聞発行の功績と云ふべきハ其の実用に適応するを以て徴するに足れり而してル、ウアランタン、ハウイハ大いに世上に伝播し南米里約日路内(りよひやねろ)、聖彼得堡(しんとぺいとるばると)、倫敦(ろんどん)、及び米普尼(めるぶるぬ)(墺太利の地名)の各地に至る又ル、ルイ、ブライユを読む者ハ特に仏国の盲人に多しと雖も又白耳義(べるじい)、瑞西(すいつる)、日耳曼(ぜるまん)、加納達(かなだ)等に伝播す亦以て二新聞の幹事にして広く世間の盲人教師と交はり専ら身を此の業に委ねて余念なきガ故に該新聞ハ終に盲人に関する諸報告の中央部を占むるに至れり二新聞とも代価ハ極めて廉なり云々 (明治十八年八月二十八日官報)

 

 

 漢字かな交じりの本文も点字の例文(ひらがな)も、右から左にむけて印字されているのがありました。通常の点字器で書くときのスタイルを意識したのでしょうが、さすがにこれは読みづらい。
 点字普及へのいっしょうけんめいさは伝わってきますけれど。。点字の書きと読みの関係を衝撃的に認知させるのには役立つかもしれませんが。。・・・とにかく読みにくい!
 1冊全部で30ページ近く、このスタイルで徹底されています。。。
 試みに書き写してみました。カギカッコや句読点は、原本通りには転記できていません。下のは、もとの冊子の当該部分を撮った写真です。 

              (いかづなか)法記表字国 A
なかの般一点のそ。く書てっよにいかづなか的音表は字点 1
行わ」はけだ(を)の詞助しだた。るいてっな異ややはといかづ
                           。るい用を(を)の「
           。たしまきい えーこっが わしくたわ 1例
            。すできんてお いよ んへいた わーょき
  き をくがんお 。るえかむ をれか 。むよ をんほ 2例
                                    。く
なか的史歴、はに合場な要必に特、でどな法文国・文古、おな
                 。いよもてい書てっがたしにいかづ

 

 盲人・松本操貞が1893(明治26)年に発行した、盲人教育をテーマにしたとされる雑誌『天夜の星』(あまよのほし)の実物もしくは所蔵・所在情報。