燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」 -8ページ目
さて、館内へと足を運びます。以前、券売場だったスペースと出入り口は
壁で覆われていました。「どこが入口なのかな?」とキョロキョロしている
と「大江戸温泉物語」の屋号の大看板の真下に係員の女性が居まして
「こちらからどうぞ!」の旨の声を掛けられました。そして改札機を通って
館内に入るとまっさらなフロントがあります。どうやらホテルも日帰り入浴
もここで受付と精算を行うようです。フロントから右方が箕面観光ホテル
へ、左方が日帰り入浴の入口でした。思い返せば、このフロントがある
スペースは、以前は箕面観光ホテル宿泊者用のバーやボーリング場の
入口がある場所だったように思います。それをホテル・入浴のフロントと
し、業務を集約させるあたり、「大江戸温泉物語」グループの運営手腕を
垣間見たようでした。ホテル館内にはあの「ライブキッチン」があるんだろ
と思いながら、日帰り入浴の入口へ向います。入口には、寺社の鳥居を
模した朱塗りの梁が据えられて白提燈が幾つもぶら下ります。朱に白く
「天然温泉の入口」と大きく染め抜かれたノレンがあって、その右サイド
には箕面市のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」のグラフィックペナントが見えて
います。左サイドには同様にゆるキャラ系のオブジェがあります。
こうして朱色のノレンをクグれば、そこには日常の喧騒を忘れさせてくれ
る非日常の世界が待っているのです。

そのノレンの先のスペースは以前、箕面スパーガーデンの名物だった
ケーブルカー、そして展望エレベーターへの通路だった、な~んてヤボ
なことは忘れましょう!ノレンの先はここから迷路が始まるのか!?と
思うような、薄明かりの造りで鳥居が幾重にも連なっていて京都のあの
有名な神社を彷彿とさせる演出が施されています。そして館内には脱靴
で入場し、その靴は簡易のシューズバッグが用意されていて、そこに靴
を入れて館内の奥へと入っていくのです。そして館内に入ると一瞬、目
をクラマセルような明るい光景が目に入るのです。以前の「みのお」の
ことを思えば明るく清潔な館内。そして入口右側では浴衣姿の女性店員
が浴衣をススメテくれます。どうやらレンタル浴衣で館内を楽しむようです。
しかし入口のこの時点では館内の様子はウカガうことはできません。
浴衣に着替えるリターン式のコインロッカールームの入口が見えるだけ
なのです。ここにも「大江戸温泉物語」流の演出を感じるのです。時間を
掛けて館内中心に利用客を誘導することで非日常の世界への扉が開く、
その心憎い演出に感心するばかりなのです。こうして男女別のロッカー
で浴衣に着替えて、温泉、そして「テーマパーク」への期待を膨らませて
タドリ着いたその場所は「縁日」でした。お祭り櫓があって、威勢の良い
声や笑い声が聞こえてきます。そして「縁日」の夜店がズラッと軒を並べ
浴衣を着た人々が思い思いに、「食べ」て「飲み」、そして「寛ぐ」。
そんな光景が広がっているのです。子供の頃、日曜日に縁日に出掛け
たあの「ドキドキ感」そして、両親から少し離れて自分の行きたい夜店に
行ける「カイホウ感」とホンの少し芽ばえた「ボウケン心」。懐かしい景色
が広がる館内。少年時代に戻ったようでした。

ここで館内をご紹介すると、以前の箕面スパーガーデンの営業階、地下
1階から地上3階の営業面積はグッと集約され、1階がアクティビティ色
を持つ付帯施設、そして地下1階が岩盤浴、家族風呂、大浴場の温浴
施設となっています。まず1階ロッカーを出てスグ右手には話題騒然
の「お祭り櫓」がドーンと鎮座しています。イツでも「お祭り」をやっている
訳ではなく、時間帯があるようです。「お祭り」開催の際は、櫓を囲んで
盆踊りが行われるようです。誰でも参加できるようですよ!同じ踊るなら
おどらにゃソン!ってところでしょうか。詳細は「大江戸温泉物語 箕面
温泉スパーガーデン」公式サイトで御確認下さいませ!
そして、その「お祭り櫓」の右手奥には畳敷きの休憩スペースがズズズ
イーっと広がっています。100畳くらいはあるんでしょうか?まるで江戸城
の「大奥」のようです。この休憩スペースは「大江戸温泉物語 箕面温泉
スパーガーデン」公式サイトでは「ゴロゴロ広場(大広間)」と名付けられ
ていました。その「ゴロゴロ広場(大広間)」の一番奥にあるのは、エンタ
テイメントステージなのです。大衆演劇・歌謡ショー・お笑い・etc…
思いオコセバ、旧「箕面スパーガーデン」の名物であった大衆演劇一座
によるショーや歌は、昭和の巨大レジャー施設、びわ湖紅葉パラダイス
や有馬ヘルスセンターなどでは当然のごとく、御約束のアクティビティで
ありました。天然温泉が楽しめ、食事も楽しめ、ショーも楽しめる…そんな
レジャーのアリトアラユル形態を一つの施設で、老若男女問わず誰でも
楽しめる。そんなナンデもありのレジャーを家族みんなで楽しむ。それが
古き良き昭和の時代の「家族」の肖像だったのです。同じ屋根の下で、
おじいちゃん、おばあちゃん、とうさん、かあさん、おねえちゃん、おにい
ちゃんに、そしてボク。この家族全員が揃って週末を過ごすことが出来た
時代でした。しかしながら、時代の流れが「家族」から「個人」へと向って
行こうとする過渡期に、この巨大温泉レジャー施設たちは、その流れに
乗ることができなかったのです。人と人のコミニュケーションが、家族で
共用する固定電話から、個人が持つポケットベルになり、そしてケータイ
となり、そしてスマホへと移り変わったように、レジャーに対する嗜好も、
「家族」という団体よりも「個人」という御一人サマが楽しめる業界や施設
がハバを効かせていくのです。
その「御一人サマ」嗜好に関西の巨大レジャー施設たちは対応できず
に、集客を減らし、アレコレとあった付帯施設、例えば遊園地やプール
などを閉鎖させ、本体の天然温泉を楽しむ施設として営業する以外には
生き延びるスベがなかったのです。それは旧「箕面スパーガーデン」も
同様でした。2011年頃には2階のグルメ名店街、ゲームコーナーの営業
をストップ、ついには当時の2階大広間で開催されていた大衆演劇・歌謡
ショーなどのエンタテイメントステージも無くなり、その翌年に「箕面スパー
ガーデン」は一旦、その歴史に幕を降ろすこととなったのでした。
後発の温浴施設が客単価を下げてでも、利用客の回転率を追い求めて
「温泉」以外のアクティビティを限られた営業面積にグッと集約させること
で、時代のニーズを掴んだと思われるのですが、「大江戸温泉物語 箕面
温泉スパーガーデン」は、そんな時代の流れに立ち向かうように「大衆
演劇」「歌謡ショー」を復活させたのです。
昭和の巨大温泉レジャー施設が縮小の道をたどった、テカセ・アシカセと
なったアクティビティを復活させ、「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガー
デン」の新たな強みとしたことは嬉しい限りですね!

また、1階の他のアクティビティでありますが「お祭り広場」の正面はフード
コートとなっていて、和食から和スイーツまで揃っていて「縁日」の「夜店」
感覚で利用できそうですね!また「ゴロゴロ広場」と「フードコート」の間
に広大な面積を持つベランダがあって、喫煙所と足湯があります。その
ベランダからの大阪平野を一望できる景色は絶景カナ!絶景カナ!の
言葉が出てきそうなホド素晴らしい光景です。
続いて地下1階、1階から旧箕面スパーガーデンで使われていた階段で
地下1階に降りて行くと「癒し処」である岩盤浴サウナが目に入ります。
この岩盤浴サウナは入館料に加えて別途有料のようですが、ナカナカ
の工夫を凝らした浴房となっています。アロマの香りに身を委ねたくなる
「あろま段樂房」、岩塩の「岩塩房」、那智黒石を敷き詰めた「那智黒房」
そして檜の香り漂う「木洩日檜房」と4種類です。この4種類の岩盤浴の
他にはロウリュウも実施される「蒸癒房」、そして「涼冷房」、「リラックス」
と名付けられた休憩スペースもあります。
その岩盤浴サウナエリアの隣には「貸切風呂(露天風呂付き個室)」が
3部屋あります。モチロン、入館料金とは別途有料であります。
さあ!遂に大浴場のインプレッションでございます。ここまでタドリ着いた
オマエタチ皆々様には感謝!と共にオツカレッス!の言葉を御贈りさせ
ていただきます。m(_ _)m
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」では、以前の箕面スパー
ガーデンで女湯だった浴場が男湯に、男湯だった浴場が女湯になって
更なる改装を加えられています。モチロン、ワタクシは男湯を体験いたし
ました。館内はあちらこちらが改装されてピカピカになっているのと同様
脱衣所もピカピカでした。以前、利用に50円が必要だったロッカー(50円
はノーリターン!)はモチロン無料で利用できます。男性用のロッカーと
してはイササカ造りが小さいような気がするロッカーですが、1階にある
ロッカーで事前に浴衣に着替えていれば、浴衣だけなのでカサバラズ、
それほど気にならないです。しかもタオル・バスタオル・歯磨き歯ブラシ
・クシ・カミソリは脱衣所にフリーアメニティとして置いてあるので手ぶら
で利用できるのです。それでは浴室へと参りましょう!
以前と同様の入口ドアから足を踏み入れると、そこには古き良き懐かし
い昭和の時代の「みのお」が広がっていました。浴室壁から湯船、床も
旧箕面スパーガーデンのモノがそのまま使用されているのです。当然、
すべてがクリーニングされて、ピカピカに磨き上げられていました。
浴室入口から室内を見渡すと右方の壁には「富士」が描かれています。
その富士の前の大きな円形の湯船には丹頂鶴のオブジェが羽を優雅に
休めていました。その浴室の左側には横長のサウナがあり、その隣には
浅瀬の湯船が東西に伸びていて、そのまま奥に行くと檜の大きな湯船
があります。そして浅瀬の長い湯船と丹頂鶴の止まっている大きな円形
の湯船に隣接する洗い場。以前の「みのお」時代のように、「レモン石鹸」
が山積みになっている光景はありません。現代の温浴施設らしくボディ
ソープ・シャンプー・リンスがあります。肝心の露天風呂はというと、あり
ました!浴室の一番奥に更なるドアがあって、樹木に囲まれた大きな
湯船がありました。水風呂を除く、これらのすべての湯船は天然温泉が
使用されています。丹頂鶴に新たな「みのお」の復活の御礼をしながら
霊峰「富士山」のイタダキを眺めて温泉に浸かります。そのハッキリとした
ヌメリ感、肌への心地よい癒しを感じる湯触り、そして湯の香り。ユックリ
と目を閉じると、両親と弟と、家族で何度も「みのお」に来た子供の頃に
タイムスリップしたようでした。週末、近所の友達の誘いも断って、家族
全員で「みのお」の温泉に行こう!「お出掛け」する当時の「ドキドキ感」
が、よみがえりました。仕事で毎日帰りが遅い父親も、「みのお」に行く日
だけは夕方に帰ってきます。ワタクシも、ワタクシの弟も、母親も、おばあ
ちゃんも楽しみにしていた「みのお」の温泉。今では忘れ去られつつある
「家族」のあるべき姿、キズナがそこにはありました。
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」が、温泉で「元気」と「癒し」
を提供し続け、そして古き良き昭和の「家族」と平成の現代の「家族」とを
「温泉」によってつなぐ。その時代、時代により多様化する「家族」の思い
出・団らんを、つづる「御湯」となっていくことを望むばかりであります。
「温泉」ってヤッパリ、サイコー!

<御気軽度☆☆☆☆>
近隣の主要駅からシャトルバスが出ているようです。また巨大なパーキ
ングは土日祝3時間・平日6時間無料となっています。クルマでも電車
でも行けるって!料金は平日・土日祝、そして時間帯によってデイ入館
・ナイター割引となっています。因みにナイター割引(18:00以降の利用)
の料金を御紹介すると平日980円 週末1280円(いずれも大人、日帰り
温泉利用)となっていますが、近隣の温浴施設と比べても高めの設定は
否めません。ですが「温泉テーマパーク」に相応しい館内のアクティビティ
や大衆演劇・歌謡ショー、お笑いなどのステージが別料金無しで楽しめる
こと、そして大浴場内にあるフリーアメニティとレンタル浴衣。これが基本
料金で楽しめるなら、カナリ御気軽のような気がしますが。
なお利用料金など、このブログで御紹介した事項は必ず詳細を「大江戸
温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」公式サイトで御確認の上、御訪問
御利用をお願い申し上げます!

<レジャー施設度☆☆☆☆☆>
☆5つ最高点を付けてしまいました。現時点では関西エリア最強の温泉
レジャー施設でしょう!あくまでもワタクシ、燐夢の個人的な感想であり
ますが。また旧箕面観光ホテル・箕面スパーガーデンから引き続き夏季
の高原プール、ボウリング、カラオケもあるので、1日遊び放題でしょ?
詳細は「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」および「大江戸温
泉物語 箕面観光ホテル」公式サイトで必ず御確認の上、御訪問下さい!

<大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン>
http://www.ooedoonsen.jp/minoh-spa.index.html








その「大江戸温泉物語 箕面スパーガーデン」のグランドオープン前には
まずは平成25年7月「箕面観光ホテル」が「大江戸温泉物語 箕面観光
ホテル」としてリニューアルオープンします。メディア等の発表によれば、
約3倍の利用客があったということで、いきなりの大成功を収めます。
しかしながら、そのロケットスタートを支えたのはサマザマな人々の努力
と苦労でした。もちろん「大江戸温泉物語」の企業努力そして経営手腕が
その力を発揮したことは言うまでもありません。
まず、平日の宿泊料金を大人4名で1室利用で7800円としたこと。これは
素泊まりではありません。1泊2食付でこの破格の料金なのです。入湯税
は別途頂戴されてるようですが。この価格を実現できたのは、ワタクシが
個人的に想像するに、食事をビュッフェスタイルとしたことでしょう。大江戸
温泉物語 箕面観光ホテルの公式サイトには「和洋中の創作バイキング」
とあります。客室への配膳業務を簡略化することで宿泊料を下げることに
成功したのだと思います。これは近年のホテル・旅館業の新たなビジネス
モデルにもなっている手法であります。
ですが、基本的な宿泊料は下がったようですが、料理は斬新さと豪華さ
を持つ創作料理になっているようです。これは1度、御賞味していただく
方が良いと思います。その「美味しい」に加えてキッチンには演出が施さ
れているようです。全長17mのガラス張りの厨房は「ライブキッチン」と
名付けられ、料理人が並び、揃って調理をする様子が見えるのは正に
圧巻の光景でしょう。こうして順風満帆のスタートを切ったのであります。
ですがその反面、箕面観光ホテルのリニューアルオープンを迎えるまで
の期間、全スタッフによる汗と涙の努力のドラマがそこにはあったのです。
関西ローカルで放送されている情報ワイド番組「朝生ワイド す・またん」
にて、大江戸温泉物語 箕面観光ホテルのリニューアルオープンまでの
足跡を追った密着取材が放送され、ワタクシは待ちに待った「みのお」の
復活を追った、そのコーナーをシッカリと拝見しました。

箕面観光ホテルそして箕面スパーガーデンの運営会社の破綻によって
民事再生法の適用後に、裁判所が支援企業として決定した大江戸温泉
物語グループから、箕面観光ホテル・箕面スパーガーデン「再生」の為
に、ある人物が送り込まれました。その人こそ四国・香川県の「ニュー
レオマワールド」を再生させ、「大江戸温泉物語 NEW レオマワールド
ホテル レオマの森」として運営軌道に乗せた「K」さんでした。
ワタクシ、燐夢の個人的なブログでございますので、ここではイニシャル
での御紹介で御容赦下さいませ。大江戸温泉物語の再生手腕を体現
してきた、温浴施設再生のプロ中のプロである「K」さんは、「箕面観光
ホテル・箕面スパーガーデン」の総支配人として陣頭指揮を執ることと
なったのです。まず着手したのが従業員・スタッフの意識改革でした。
関西温泉レジャー施設の草分けであり、老舗中の老舗であった以前の
箕面観光ホテル、その独自の風土を長年に渡り守り、職務に従事して
きた従業員・スタッフには大江戸温泉物語の世相にマッチした運営方法
は、あまりにも斬新ですぐには受け入れられなかったようです。
「老舗」「名門」という言葉だけが従業員・スタッフの中で独り歩きをして
いたのかもしれません。ですが現実には箕面観光ホテル・箕面スパー
ガーデンは破綻したという現実を見つめなければならなかったのです。
そんな従業員・スタッフに総支配人「K」さんは叱咤激励を繰り返し、ある
時は鬼の形相で、宿泊客の前でも関係なく叱り飛ばしました。ある時は
目前の課題を従業員と共に切磋琢磨し、やり遂げた後は共に涙する。
また、総支配人だからと言って踏ん反り返る訳ではなく、自らが率先して
行動をし、規範を示す。箕面観光ホテルのリニューアルオープンまでの
悪戦苦闘の様子が紹介されていたのです。
実はワタクシ、燐夢がリニューアルオープンした「大江戸温泉物語 箕面
温泉スパーガーデン」に訪問した際、その総支配人「K」さんがフロントに
居られたので、写真撮影をお願いいたしました。それが下の写真です。
        ↓

「朝生ワイド す・またん」で拝見した、総支配人「K」さんの印象は迫力の
ある人で、大江戸温泉物語温浴施設再生請負人という表現がそのまん
ま当てはまるイメージだったのですが、「みのお」を復活させてくださって
有難うの言葉を述べると、茶目っ気タ~ップリにピースサイン!で撮影に
応じて下さいました。また「私の写真を載せてブログのアクセス数が落ち
ませんか?」なんて冗談も!ワタクシの自己満足のブログですが…
こうして箕面観光ホテルのリニューアルオープンを経て、平成25年10月
待ちに、待ち焦がれた「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」が
オープンとなるのです。そのオープン直後に、「朝生ワイド す・またん」で
箕面観光ホテルリニューアルオープンの密着取材に続いて「大江戸温泉
物語 箕面温泉スパーガーデン」が紹介されました。
その放送で、温浴施設のアクティビティとしては異例中の異例なモノが
紹介されていました。それは「祭り櫓」でした。番組で総支配人「K」さん
は「箕面スパーガーデンで毎日、お祭りをやります!」の旨のコメントを
されていました。大江戸温泉物語の公式サイトにある「温泉で、ニッポン
に元気を。」の言葉通りです。元気のない日本を元気にしよう!の合図
と共に「ワッショイ!ワッショイ!」の威勢の良い掛け声が聞こえてきそう
じゃない~ですか!温泉とお祭り、サイコーの組み合わせです。
さて、ここからがインプレッションであります!
171号線から箕面滝を目指すと「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガー
デン」の大きな看板がありました。ワタクシの世を忍ぶ幼少の頃からある
この看板、シンプルに変身しておりました。そして何度も通った「みのお」
への坂道を登り、パーキングゲートに到着。ここまでは以前の「みのお」
と何ら変わりありません。そして本館を目指して車を走らせると、そこには

生まれ変わった「みのお」の姿がありました。

以前の外観は「箕面スパーガーデン」の電飾看板も灯りを止め、古びた
外壁にうっすらと温泉苔も見えた、古き良き時代の「昭和」を感じさせた
建屋外観は、180度打って変わって「花のお江戸」を表現したピッカピカ
の豪勢な、ゴージャスな、ド派手な装いへと生まれ変わっていました。
そしてヒトキワ目を惹くのが「大江戸温泉物語」の巨大な看板、そして
その屋号の上にハートマークを3つ合わせた「家紋」がライトアップされて
います。そうして建屋正面を見渡すと東京の歌舞伎場を思わせる赤い
提燈と白い提燈がズラッと並び煌煌と壁面を照らします。そして壁一面に
据えられた「お江戸」風情を物語る大きな浮世絵。正にここは「大江戸」
そのものなのであります。嬉しいことに「みのお」のシンボルとも言える、
あの「箕面スパーガーデン」の赤い電飾はキレイに塗りなおされ、電飾
による文字の電装は為されてなかったものの、下方からシッカリとライト
アップされていました。この「箕面スパーガーデン」の文字看板は開業
当初からのシンボルであり、温泉レジャーの生き証人であり、古き良き
昭和の時代の家族団らんを見守ってきた歴史そのものなのであります。
ワタクシはシカと、関西温泉レジャーの草分け的存在である「みのお」の
復活をこの目に焼き付けました。
~後編へと続きます…。








今日のご紹介は「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」なのです。

<スーパー銭湯度☆☆☆☆☆>
昨年、2012年の師走を目の前にした11月に「箕面観光ホテル破綻!」
のショッキングな記事が新聞紙面、メディア報道に溢れました。
メディア発表によると「箕面観光ホテルそして箕面スパーガーデンの
運営会社は2012年10月31日に大阪地方裁判所へ民事再生法の適用
を申請し、同日保全命令を受けた。負債総額は約36億円~略~」という
内容でした。昭和40年代から続く、天然温泉利用の巨大レジャー施設
の草分け的存在であり、有馬ヘルスセンター(現在の有馬温泉 太閤の
湯)ともに二大温泉レジャー施設として、後進の温浴施設(健康ランドや
クアハウス、スーパー銭湯)の業態に多大な影響を与えた、正にベンチ
マーク的な存在だった「箕面スパーガーデン」。その破綻は関西の温泉
ファン、そしてワタクシには衝撃的な出来事でありました。
あれから1年…月日の流れるのは早いものですが、ナント!箕面スパー
ガーデンは装いも新たに「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」
として奇跡の復活を遂げたのであります!

民事再生法の適用を受けたもののシバラクは箕面スパーガーデンそして
箕面観光ホテルとも営業を続けていたのですが、その後は箕面スパー
ガーデンの営業をストップしました。箕面観光ホテル公式サイトに告知
されていたのは「箕面スパーガーデンはリニューアルオープンを目指して
ただいま改装中です!」の旨でした。その代わりに箕面観光ホテル内の
ホテル宿泊者専用の大浴場を特別料金で利用できるとのことでした。
しかしながら、この箕面観光ホテルの大浴場はホテル高層階にあって
大阪平野が一望できる素晴らしい景観の大浴場でしたが、浴室や湯船
などの老朽化は否めなく、箕面スパーガーデンの大浴場より小さいこと
もあってか、今後は箕面観光ホテルの大浴場を日帰り温泉として営業
するのか?と不安に感じておりました。
ですが、民事再生法により運営を続けていた箕面観光ホテルの支援
企業が決定したと2013年の4月に新聞などメディア発表があったのです。
その支援企業とは日本全国に温浴施設「大江戸温泉物語」を展開する
「大江戸温泉物語株式会社」グループでありました。
ウィキペディアによると、「日本初の温泉テーマパークとして、江戸開府
400年にあたる2003年3月1日に開業。~」とあります。
東京臨海副都心、通称「お台場」は東京都の港区の台場地区、江東区
の青海地区、江東区の有明北地区、江東区の有明南地区の4エリアで
構成される東京都が策定した7番目の副都心なのであります。(出典:
ウィキペディア 東京臨海副都心)
その「お台場」の青海地区に平成15年「大江戸温泉物語」が誕生する
のです。「大江戸温泉物語」はオープン前から、「日本初の温泉テーマ
パーク」との呼び声もあったようで、その前評判からか、大盛況となった
ようです。その成功へのカギはなんだったのか。
ワタクシが思うに、スーパー銭湯を初めとする温浴施設に利用者が求め
るのは日常の喧騒を一瞬でも忘れさせてくれる「非日常性」であると思う
のであります。そして極上の「癒し」。これらを安易に、御手軽に、安価で
提供してくれる温浴施設が、デフレスパイラル真っ只中の平成日本では
「勝ち組」になっていくのは自然の流れだと思うのです。
「大江戸温泉物語」は古き良き古来の「お江戸」をメインテーマに据えて
建屋外観は元より館内のあらゆる所に「お江戸」の街並を彷彿とさせる
演出が施されていて、館内に一歩足を踏み入れると、そこには懐かしい
匂いのする光景が広がっているのです。
そして本格的な泉質を持つ天然温泉。これ等がリーズナブルな料金で、
手ぶらで楽しめるのですから、何をやイワンヤでしょう。
しかしながら、この「非日常性」の演出、極上の「癒し」である天然温泉
は、シロウト目から見ても、それ相当な費用と経費、維持費が掛かって
いるように思います。それは以前にも御紹介した稚拙「スーパー銭湯へ
行こう」の「箕面スパーガーデン」
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11472563404.html
でも書いた「高度経済成長期の関西巨大レジャー施設」とダブってしまう
のはワタクシだけではないと思うのです。

「大は小を兼ねる」がまかり通った昭和の時代を彷彿とさせる営業面積、
そして趣向を凝らしに凝らせたサマザマなアクティビティ。
昭和の巨大温泉レジャー施設が、これらの設備を維持する為に肥大化
をタドリ、その後、閉鎖や廃業となった要因を「大江戸温泉物語」は全て
兼ね備えながら、大成功を収めている事実に驚愕するばかりなのです。
その「大江戸温泉物語」の大成功の秘訣は、ワタクシ燐夢が個人的に
想像できるのは館外・館内の至るところに感じる「豪華さ」と「簡潔さ」の
絶妙なバランスにあると思うのです。利用者が求める部分には徹底して
お金を掛ける。利用者が見えない、気にならない部分は徹底してコスト
カットする。その絶妙なバランス感覚が「大江戸温泉物語」を「勝ち組」に
押し上げたような気がしてなりません。しかしながら現在のスーパー銭湯
業態にありがちな「狭い営業面積」をイカニして広くみせるのか、という
部分を大江戸温泉物語には微塵も感じることがないのが、凄いことだと
思うのです!温泉に行って、ソンした気分になりたくないでしょ?
「お台場」での大成功を足掛かりに「大江戸温泉物語」は全国各地への
出店を展開していきます。
その全国展開でありますが、特筆するべきは、その出店方法でしょう。
その方法とは、「再生」であります。プロ野球を例に挙げてみれば、オフ
に戦力外通告を受けた、もしくは自由契約になった選手たち。元の所属
球団では黄金期を築いたものの、故障やサマザマな理由で成績を下降
させ、球団を離れた選手。しかし体力的にも気力的にもまだまだ一線級
の活躍が期待できる選手を名将と呼ばれる監督が広い上げ、低年俸で
契約をし、再び目の見張る活躍をするのです。言うなれば「再生」なので
あります。しかしながら、新たな球団でチャンスを与えられたからと言って
すぐに全盛期の輝きを取り戻す訳ではありません。拾い上げた監督の下
で、自分自身を変える努力が必要なのです。それには大幅な困難そして
苦労を強いられる選手も居たでしょう。名将のホンの一言で立ち直った
選手もいるでしょう。名監督のやり方一つで選手は再び輝きを取り戻す
のです。なぜならば、その名将は「再生」のプロだからで、あります。
大江戸温泉物語は正に「再生」のプロ集団であります。
その再生手腕により大江戸温泉物語は東京の店に続き全国出店第1号
店として「大江戸温泉物語 湯屋あいづ」を平成19年にオープンさせます。
この「大江戸温泉物語 湯屋あいづ」の前身はウェルサンピア会津でした。
ウェルサンピアと言えば、稚拙「スーパー銭湯へ行こう」で御紹介をした
「ヒルホテル サンピア伊賀」を憶えておいででしょうか。
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11291570026.html
そう、このウェルサンピア会津も財団法人厚生年金事業振興団によって
運営された福島厚生年金健康福祉センターだったのです。その後はどう
なったのか…御存知のように「ムダ」の烙印を押し付けられた、これらの
施設は一旦「ウェルサンピア」として厚生年金基金の外郭団体によって
運営され、その後、廃止もしくは清算への道を歩んだのでした。

こうして「大江戸温泉物語 湯屋あいづ」を皮切りに全国の避暑地・温泉
街にある、「温泉」を持つ旅館・ホテルを次々に「大江戸温泉物語」の新
店舗としてリニューアルオープンさせて行くのです。
ワタクシが個人的に思うに、この「再生」手腕はお見事!と思うのです。
まず、既存の源泉そして温浴・宿泊施設にピンポイントで手を加えること
で「大江戸温泉物語」流の温泉テーマパークとして演出したこと。これは
温泉・宿泊に加えてエンタテイメント性を加えることで、新たな付加価値
を生み出すことになったと思うのです。
そして既存のホテル・旅館はサマザマな理由で廃止の憂き目に会った
ものの、地場の温泉処として固定客もあり、地元での知名度もあった所
が殆どだったようで、温泉テーマパークという新たな魅力を加えることで
以前の固定客を呼び戻すことができたでしょうし、また「東京」「お台場」
の「温泉」という目新しさによって、新規の客層も開拓できたということは
想像似難くありません。
そして記憶に新しいところでは関西圏初出店として平成23年にオープン
させたのが「大江戸温泉物語 城崎温泉きのさき」でした。以前にも稚拙
「スーパー銭湯へ行こう」でも御紹介した7つの外湯を擁する、北近畿の
名湯処「城崎温泉」にあった「ホテルブルーきのさき」が前身でした。
コウシテ関西圏での2号店として、また大阪府での初出店として平成25
年に満を持して「大江戸温泉物語 箕面スパーガーデン」がオープンの
運びとなったのでした。
~中編へと続きます…