大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン(大阪府 箕面市)~後編~2013年末スペシャル | 燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」
さて、館内へと足を運びます。以前、券売場だったスペースと出入り口は
壁で覆われていました。「どこが入口なのかな?」とキョロキョロしている
と「大江戸温泉物語」の屋号の大看板の真下に係員の女性が居まして
「こちらからどうぞ!」の旨の声を掛けられました。そして改札機を通って
館内に入るとまっさらなフロントがあります。どうやらホテルも日帰り入浴
もここで受付と精算を行うようです。フロントから右方が箕面観光ホテル
へ、左方が日帰り入浴の入口でした。思い返せば、このフロントがある
スペースは、以前は箕面観光ホテル宿泊者用のバーやボーリング場の
入口がある場所だったように思います。それをホテル・入浴のフロントと
し、業務を集約させるあたり、「大江戸温泉物語」グループの運営手腕を
垣間見たようでした。ホテル館内にはあの「ライブキッチン」があるんだろ
と思いながら、日帰り入浴の入口へ向います。入口には、寺社の鳥居を
模した朱塗りの梁が据えられて白提燈が幾つもぶら下ります。朱に白く
「天然温泉の入口」と大きく染め抜かれたノレンがあって、その右サイド
には箕面市のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」のグラフィックペナントが見えて
います。左サイドには同様にゆるキャラ系のオブジェがあります。
こうして朱色のノレンをクグれば、そこには日常の喧騒を忘れさせてくれ
る非日常の世界が待っているのです。

そのノレンの先のスペースは以前、箕面スパーガーデンの名物だった
ケーブルカー、そして展望エレベーターへの通路だった、な~んてヤボ
なことは忘れましょう!ノレンの先はここから迷路が始まるのか!?と
思うような、薄明かりの造りで鳥居が幾重にも連なっていて京都のあの
有名な神社を彷彿とさせる演出が施されています。そして館内には脱靴
で入場し、その靴は簡易のシューズバッグが用意されていて、そこに靴
を入れて館内の奥へと入っていくのです。そして館内に入ると一瞬、目
をクラマセルような明るい光景が目に入るのです。以前の「みのお」の
ことを思えば明るく清潔な館内。そして入口右側では浴衣姿の女性店員
が浴衣をススメテくれます。どうやらレンタル浴衣で館内を楽しむようです。
しかし入口のこの時点では館内の様子はウカガうことはできません。
浴衣に着替えるリターン式のコインロッカールームの入口が見えるだけ
なのです。ここにも「大江戸温泉物語」流の演出を感じるのです。時間を
掛けて館内中心に利用客を誘導することで非日常の世界への扉が開く、
その心憎い演出に感心するばかりなのです。こうして男女別のロッカー
で浴衣に着替えて、温泉、そして「テーマパーク」への期待を膨らませて
タドリ着いたその場所は「縁日」でした。お祭り櫓があって、威勢の良い
声や笑い声が聞こえてきます。そして「縁日」の夜店がズラッと軒を並べ
浴衣を着た人々が思い思いに、「食べ」て「飲み」、そして「寛ぐ」。
そんな光景が広がっているのです。子供の頃、日曜日に縁日に出掛け
たあの「ドキドキ感」そして、両親から少し離れて自分の行きたい夜店に
行ける「カイホウ感」とホンの少し芽ばえた「ボウケン心」。懐かしい景色
が広がる館内。少年時代に戻ったようでした。

ここで館内をご紹介すると、以前の箕面スパーガーデンの営業階、地下
1階から地上3階の営業面積はグッと集約され、1階がアクティビティ色
を持つ付帯施設、そして地下1階が岩盤浴、家族風呂、大浴場の温浴
施設となっています。まず1階ロッカーを出てスグ右手には話題騒然
の「お祭り櫓」がドーンと鎮座しています。イツでも「お祭り」をやっている
訳ではなく、時間帯があるようです。「お祭り」開催の際は、櫓を囲んで
盆踊りが行われるようです。誰でも参加できるようですよ!同じ踊るなら
おどらにゃソン!ってところでしょうか。詳細は「大江戸温泉物語 箕面
温泉スパーガーデン」公式サイトで御確認下さいませ!
そして、その「お祭り櫓」の右手奥には畳敷きの休憩スペースがズズズ
イーっと広がっています。100畳くらいはあるんでしょうか?まるで江戸城
の「大奥」のようです。この休憩スペースは「大江戸温泉物語 箕面温泉
スパーガーデン」公式サイトでは「ゴロゴロ広場(大広間)」と名付けられ
ていました。その「ゴロゴロ広場(大広間)」の一番奥にあるのは、エンタ
テイメントステージなのです。大衆演劇・歌謡ショー・お笑い・etc…
思いオコセバ、旧「箕面スパーガーデン」の名物であった大衆演劇一座
によるショーや歌は、昭和の巨大レジャー施設、びわ湖紅葉パラダイス
や有馬ヘルスセンターなどでは当然のごとく、御約束のアクティビティで
ありました。天然温泉が楽しめ、食事も楽しめ、ショーも楽しめる…そんな
レジャーのアリトアラユル形態を一つの施設で、老若男女問わず誰でも
楽しめる。そんなナンデもありのレジャーを家族みんなで楽しむ。それが
古き良き昭和の時代の「家族」の肖像だったのです。同じ屋根の下で、
おじいちゃん、おばあちゃん、とうさん、かあさん、おねえちゃん、おにい
ちゃんに、そしてボク。この家族全員が揃って週末を過ごすことが出来た
時代でした。しかしながら、時代の流れが「家族」から「個人」へと向って
行こうとする過渡期に、この巨大温泉レジャー施設たちは、その流れに
乗ることができなかったのです。人と人のコミニュケーションが、家族で
共用する固定電話から、個人が持つポケットベルになり、そしてケータイ
となり、そしてスマホへと移り変わったように、レジャーに対する嗜好も、
「家族」という団体よりも「個人」という御一人サマが楽しめる業界や施設
がハバを効かせていくのです。
その「御一人サマ」嗜好に関西の巨大レジャー施設たちは対応できず
に、集客を減らし、アレコレとあった付帯施設、例えば遊園地やプール
などを閉鎖させ、本体の天然温泉を楽しむ施設として営業する以外には
生き延びるスベがなかったのです。それは旧「箕面スパーガーデン」も
同様でした。2011年頃には2階のグルメ名店街、ゲームコーナーの営業
をストップ、ついには当時の2階大広間で開催されていた大衆演劇・歌謡
ショーなどのエンタテイメントステージも無くなり、その翌年に「箕面スパー
ガーデン」は一旦、その歴史に幕を降ろすこととなったのでした。
後発の温浴施設が客単価を下げてでも、利用客の回転率を追い求めて
「温泉」以外のアクティビティを限られた営業面積にグッと集約させること
で、時代のニーズを掴んだと思われるのですが、「大江戸温泉物語 箕面
温泉スパーガーデン」は、そんな時代の流れに立ち向かうように「大衆
演劇」「歌謡ショー」を復活させたのです。
昭和の巨大温泉レジャー施設が縮小の道をたどった、テカセ・アシカセと
なったアクティビティを復活させ、「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガー
デン」の新たな強みとしたことは嬉しい限りですね!

また、1階の他のアクティビティでありますが「お祭り広場」の正面はフード
コートとなっていて、和食から和スイーツまで揃っていて「縁日」の「夜店」
感覚で利用できそうですね!また「ゴロゴロ広場」と「フードコート」の間
に広大な面積を持つベランダがあって、喫煙所と足湯があります。その
ベランダからの大阪平野を一望できる景色は絶景カナ!絶景カナ!の
言葉が出てきそうなホド素晴らしい光景です。
続いて地下1階、1階から旧箕面スパーガーデンで使われていた階段で
地下1階に降りて行くと「癒し処」である岩盤浴サウナが目に入ります。
この岩盤浴サウナは入館料に加えて別途有料のようですが、ナカナカ
の工夫を凝らした浴房となっています。アロマの香りに身を委ねたくなる
「あろま段樂房」、岩塩の「岩塩房」、那智黒石を敷き詰めた「那智黒房」
そして檜の香り漂う「木洩日檜房」と4種類です。この4種類の岩盤浴の
他にはロウリュウも実施される「蒸癒房」、そして「涼冷房」、「リラックス」
と名付けられた休憩スペースもあります。
その岩盤浴サウナエリアの隣には「貸切風呂(露天風呂付き個室)」が
3部屋あります。モチロン、入館料金とは別途有料であります。
さあ!遂に大浴場のインプレッションでございます。ここまでタドリ着いた
オマエタチ皆々様には感謝!と共にオツカレッス!の言葉を御贈りさせ
ていただきます。m(_ _)m
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」では、以前の箕面スパー
ガーデンで女湯だった浴場が男湯に、男湯だった浴場が女湯になって
更なる改装を加えられています。モチロン、ワタクシは男湯を体験いたし
ました。館内はあちらこちらが改装されてピカピカになっているのと同様
脱衣所もピカピカでした。以前、利用に50円が必要だったロッカー(50円
はノーリターン!)はモチロン無料で利用できます。男性用のロッカーと
してはイササカ造りが小さいような気がするロッカーですが、1階にある
ロッカーで事前に浴衣に着替えていれば、浴衣だけなのでカサバラズ、
それほど気にならないです。しかもタオル・バスタオル・歯磨き歯ブラシ
・クシ・カミソリは脱衣所にフリーアメニティとして置いてあるので手ぶら
で利用できるのです。それでは浴室へと参りましょう!
以前と同様の入口ドアから足を踏み入れると、そこには古き良き懐かし
い昭和の時代の「みのお」が広がっていました。浴室壁から湯船、床も
旧箕面スパーガーデンのモノがそのまま使用されているのです。当然、
すべてがクリーニングされて、ピカピカに磨き上げられていました。
浴室入口から室内を見渡すと右方の壁には「富士」が描かれています。
その富士の前の大きな円形の湯船には丹頂鶴のオブジェが羽を優雅に
休めていました。その浴室の左側には横長のサウナがあり、その隣には
浅瀬の湯船が東西に伸びていて、そのまま奥に行くと檜の大きな湯船
があります。そして浅瀬の長い湯船と丹頂鶴の止まっている大きな円形
の湯船に隣接する洗い場。以前の「みのお」時代のように、「レモン石鹸」
が山積みになっている光景はありません。現代の温浴施設らしくボディ
ソープ・シャンプー・リンスがあります。肝心の露天風呂はというと、あり
ました!浴室の一番奥に更なるドアがあって、樹木に囲まれた大きな
湯船がありました。水風呂を除く、これらのすべての湯船は天然温泉が
使用されています。丹頂鶴に新たな「みのお」の復活の御礼をしながら
霊峰「富士山」のイタダキを眺めて温泉に浸かります。そのハッキリとした
ヌメリ感、肌への心地よい癒しを感じる湯触り、そして湯の香り。ユックリ
と目を閉じると、両親と弟と、家族で何度も「みのお」に来た子供の頃に
タイムスリップしたようでした。週末、近所の友達の誘いも断って、家族
全員で「みのお」の温泉に行こう!「お出掛け」する当時の「ドキドキ感」
が、よみがえりました。仕事で毎日帰りが遅い父親も、「みのお」に行く日
だけは夕方に帰ってきます。ワタクシも、ワタクシの弟も、母親も、おばあ
ちゃんも楽しみにしていた「みのお」の温泉。今では忘れ去られつつある
「家族」のあるべき姿、キズナがそこにはありました。
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」が、温泉で「元気」と「癒し」
を提供し続け、そして古き良き昭和の「家族」と平成の現代の「家族」とを
「温泉」によってつなぐ。その時代、時代により多様化する「家族」の思い
出・団らんを、つづる「御湯」となっていくことを望むばかりであります。
「温泉」ってヤッパリ、サイコー!

<御気軽度☆☆☆☆>
近隣の主要駅からシャトルバスが出ているようです。また巨大なパーキ
ングは土日祝3時間・平日6時間無料となっています。クルマでも電車
でも行けるって!料金は平日・土日祝、そして時間帯によってデイ入館
・ナイター割引となっています。因みにナイター割引(18:00以降の利用)
の料金を御紹介すると平日980円 週末1280円(いずれも大人、日帰り
温泉利用)となっていますが、近隣の温浴施設と比べても高めの設定は
否めません。ですが「温泉テーマパーク」に相応しい館内のアクティビティ
や大衆演劇・歌謡ショー、お笑いなどのステージが別料金無しで楽しめる
こと、そして大浴場内にあるフリーアメニティとレンタル浴衣。これが基本
料金で楽しめるなら、カナリ御気軽のような気がしますが。
なお利用料金など、このブログで御紹介した事項は必ず詳細を「大江戸
温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」公式サイトで御確認の上、御訪問
御利用をお願い申し上げます!

<レジャー施設度☆☆☆☆☆>
☆5つ最高点を付けてしまいました。現時点では関西エリア最強の温泉
レジャー施設でしょう!あくまでもワタクシ、燐夢の個人的な感想であり
ますが。また旧箕面観光ホテル・箕面スパーガーデンから引き続き夏季
の高原プール、ボウリング、カラオケもあるので、1日遊び放題でしょ?
詳細は「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」および「大江戸温
泉物語 箕面観光ホテル」公式サイトで必ず御確認の上、御訪問下さい!

<大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン>
http://www.ooedoonsen.jp/minoh-spa.index.html