順大陸上部混成ブロックコーチ林田章紀のブログ
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陸上十種競技コーチの林田です。

 

僕のやりたいことの一つに

恩返しというものがあります。

 

 

恩返しとは

「人から受けた恩に報いること。報恩。」

 

 

最近は恩返しではなくて、

「応援返し」かなと思っています。

 

ここまで僕が成長することができたのは

自分一人の力だけではないです。

 

親、兄弟、友達

先生、コーチ、先輩

チーム、学校、会社など

 

沢山の人の応援で

今の自分がいると思います。

この沢山の人たちは

「恩返し」を求めて

応援してきたわけではないと思います。

 

 

応援とは

「力を添えて助けること。加勢。」

 

 

応援してもらったらその人に

応援で返すことが大事だと思います。

 

 

僕のイメージだと

恩返しはとても重たい感じがします。

義理人情云々だったり

良いものを返さなきゃいけないとか

立派にならないと返せないだったり

 

 

そうこうしている間に恩返しの期が

どんどん遠退いていく気がします。

 

シンプルに応援してくれた人に

今の自分ができる応援を「行動」

という形に変えて返せば良いと思います。

 

 

また「恩返し」からくる言葉で

「恩を売る」は見返りを求めている

言葉だと思うので本当の意味で

人を応援していないと思います。

 

そういう意味で「恩返し」より

「応援返し」のほうが最近は

自分にはしっくりきます。

 

 

これからは「恩返し」できるように

頑張るのではなく

今できる「応援返し」を続けながら

頑張りたいと思います。

陸上十種競技コーチの林田です。

 

僕はアスリートのセカンドキャリア

という言葉が大嫌いです。

 

なぜかというと

セカンドキャリの意味

「セカンドキャリアとはプロスポーツにおいて用いられている言葉であり、プロスポーツ選手の引退後のキャリアを意味する言葉である。」

 

Wikipedia参照

 

第二の職業的なことも

書いてあったりしますが、

 

そもそもキャリアにファーストも、

セカンドもないと思います。

 

キャリアを調べてみたら、

「経歴」とあります。

 

経歴というのは生きている限り

ついて回るものだし

その人の人生だと思います。

 

その人生は1度きりのものなので

引退して新しい人生が始まるみたいなのは

おかしいと考えています。

 

なのでアスリートが競技を引退した後に

次のステップに進みにくいことは

その先の自分自身のキャリアを

考えないまま競技に

打ち込んでいるからだと思います。

 

競技での成績をおさめることは

誰でもできることではないし

素晴らしいことだと思います。

 

しかし、

オリンピックに出ることや

日本で1番になることが

彼らの目的になっているように感じます。

 

僕はアスリートがスポーツで

成績をおさめることは

あくまでも自分の将来のビジョン・目的を

叶えるための、手段(目標)の一つだと思います。

 

「私は将来こうなりたい!そのためにオリンピックに出たい!」

 

というように考えられると

自然とキャリアが繋がっていく気がします。

 

将来のキャリアを考えることが

当たり前になれば

セカンドキャリア云々という言葉は

必要がなくなるはずです。

 

 

また、もう一つ思う事は

僕がアメリカに遠征に行っていた時の話です。

 

遠征で訪れていたクラブチームの陸上選手は

七種競技で6000点を

越えるような選手が3人いました。

6000点は日本記録を上回る点数です。

 

彼女たちは仕事をしながら競技をする

アスリートでした。

セラピスト

パーソナルトレーナー

ベビーシッターなどの仕事をしていました。

 

日本の陸上選手は就職先が厳しいと

言っている人がいますが

僕は全くそう思いません。

 

むしろ、世界的に見たら

まだまだ通用しない種目でも

競技だけに打ち込める

十分な環境がたくさんあるので

贅沢と言えると思います。

 

そのクラブチームの彼女たちは

強くなってスポンサーをつけて

やりたい気持ちもあると思いますが

それ以上に自分のやりたいことのために

仕事をやりくりしながら

競技をしているように見えました。

 

何が言いたいかというと

自分が本当に

「オリンピックに出たい、日本一になりたい」

と思うのであれば

自分自身でそうできるように

取り組めば良いと思います。

 

実業団入って競技に専念しないと

世界を目指せないとか

お金がないと競技を続けられないとか

全く関係がないことだと思います。

 

自分がやりたいことをやるための

取り組み方や環境を考えて

作っていけばいいだけです。

 

そういう自分自身で成立する・完結できる

アスリートが出てくれば

アスリートのセカンドキャリアも

クソもなくなるはずです。

 

それが実現できるように

僕はコーチとして

コーチングをしていきたいと思います。

 

陸上十種競技コーチの林田です。

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オリンピックは違いました。
スタジアムの熱気。
選手の緊張感。
指導者の真剣な表情。

マイナーと呼ばれている
競技種目もこの時ばかりは
とてつもない盛り上がりを見せます。





一言で言います。

凄い。

現地に行って見てみないと
感じられなかったと思います。
見れてよかった。


オリンピックは本当に凄かったですが、
それ以上にオリンピックの恐さも感じました。

世界のトップアスリートたちが全力で
照準を合わせる大会がオリンピックです。
そこで思うような結果を出すことは
並大抵のことではないです。

正直、日本人がやれる事をしらみ潰しに
全てやって戦えるかどうか。

しかもそこを目指して積み上げてきた
時間
エネルギー
応援してくださる方の思いも
本番で一瞬にして終わる可能性のほうが
遥かに高いはずです。


だからこそ、
アスリートは競技力を伸ばすことのみに
時間を注ぐんじゃなくて、
競技力を伸ばす過程で
何を手に入れられるかが1番大切だと思います。

オリンピックで戦うことはあくまでも目標。
オリンピックを踏み台にしてどう次に進むか。
そこまで明確にして4年後に向えば
どんな結果になっても自分に残るものは
大きいはずです。

4年後の東京オリンピックの結果は
オリンピック後のアスリートたちを
見ればわかると僕は思っています。

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陸上十種競技コーチの林田章紀です。

自分の競技力向上の近道をするためには
周りの人やモノを活用することは
必要なことだと僕は思っています。


例えば、コーチに教えてもらうことも
その一つだと思います。

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「見てもらって良いですか?」
「今の動きどうでしたか?」
「こういう動きをしたいのですが、どういう意識を持てば良いですか?」

などの依頼や質問をすると
コーチに見てもらう時間が増えます。


基本的に指導の質というのは
1対1より1対10の方が薄まります。
なぜなら物理的に関わる時間が減るからです。


1人対しては60分使える時間も
10人対しては6分になります。
(平等にした場合)

10人の中の1人に60分の時間を割く
コーチはなかなかいないと思います。


しかし、
選手からコーチへ
主体的なアプローチがあると
必然的にコーチは時間をコミットします。

逆に、
コーチから選手への
アプローチを待っている状態では
コミットしてもらえるとは限りません。



結局のところ何が言いたいかというと・・・
選手の主体的な姿勢は
競技力の向上につながるということです。

特に「取りに行く、奪いに行く姿勢」が
大事だと僕は思います。

例えば、
好きな歌手のライブチケットを取るために
ファンクラブに入ったりCDを買ったりと
自分から行動して掴み取りに行きますよね?

食べたいものがあったら、
食べものがあるお店に食べに行きますよね?

好きなアーティストのライブチケットが
たまたま誰かにもらえたり

食べたいものが帰ったら用意されてたり

そんなことってほとんどないですよね?


自分が強くなりたいと思うなら
強くなるために必要なものは
取り」に行かないといけないと思います。


たまたまの奇跡で強くなることなんて
ほとんどありません。

結局は自ら主体的に行動していかない限り
自分の得たいものは得られないと思います。


取りに行くこと」大事です。





コーチングは選手の主体性を引き出す

「取り行ける」選手を育成することが
僕の最大のテーマであり、永遠のテーマです。笑

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