順大陸上部混成ブロックコーチ林田章紀のブログ -2ページ目
陸上十種競技コーチの林田章紀です。


1年ぶりのブログです。


今日は毎年恒例行事
クラブ対抗に出場してきました!


僕が出たのは
砲丸投げ、ハードル、やり投げです。

せっかくなので
やり投げ渾身の一投をどうぞ。



吠えております。笑


クラブ対抗は165点という2位以下を
大きく引き離し
圧倒的な勝利で終わることができました。


チームアクセルは千葉の陸上クラブチームです。
各々の仕事に取り組みながら
空いた時間で競技力向上を目指す
社会人アスリートのチームでもあります。

こうやって仲間と同じ目標に向かって
挑戦できることは有難いことだと思います。


なぜなら
普段はあんまり会わないような仲間の
走りやパフォーマンスは
自分のモチベーションを高めるからです。


「あいつ、コツコツ練習してるんだな。」

「俺も負けてられない。」



チームアクセルはそういう人間の集まりです。
環境に恵まれるとはこのことです。

有難い。。

{E1E1FADC-168E-4651-A62B-29667408E9EB}

代表の大西です。
代表の思いが仲間に伝わってるチームです。
{8DCB5111-3E69-41DA-A92B-D3C568F11AD0}


順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。

日本選手権 十種競技が終わりました。



結果としては
川崎和也(M1)7679点(PB)第4位入賞
村中智彦(4年)7042点(PB)第13位


総合結果はコチラ

川崎は8000点を、村中は7300点を
目標にトレーニングしてきましたが
目標には届きませんでした。


川崎に関して言えば
自己ベストを大きく更新して
「右代選手、中村選手に割って入ること」
が最大のテーマでした。


近年、十種競技は
右代選手と中村選手の2強と呼ばれており
他の選手との差は大きく開くばかりです。


そんな状況を打開したいと
川崎といつも話をしていました。


なぜ、こんなテーマを掲げるかというと・・・

右代選手、中村選手に
他の選手が勝てないという思考・雰囲気が
充満していると僕は感じるからです。

もちろん、二人の選手は
「正直言って強い」
僕自身も現役時代から
一緒に試合をしてこともありますし
二人が強さの本質もわかっているつもりです。

しかし
彼らに勝てないという思考は
モチベーションを下げる
最大の要因だと思います。

モチベーションが上がらない選手は
高いポテンシャルを秘めていても
それを最大限に発揮することができません。
それでは絶対にもったいないと思います!


また、トップの選手に
チャレンジしていく選手がいないことは
種目全体のレベルが上がっていかないと
思っています。


そういう意味で
今回は「チャレンジ」の大会でした。



残念ながら、
チャレンジを成功させることは
できませんでしたが
今までの負け方とは
違う気がします。


また、僕が選手を指導する上で
最低限のテーマは
「選手を弱くしないこと」なので
選手たちはそれをクリアできているので
しっかりと自己ベストを積み重ねていけば
必ずチャンスは来ると思っています。


「現状維持は衰退の始まり」
どこかで聞いたことがあります。

毎日毎日チャレンジしていかないとダメ。
そして、最低でも1日1点を積み重ねる。

また、選手と一緒に取り組んでいこうと思います。

最後に
今大会まで選手たちに
チカラを貸してくださった
多くの方々

本当にありがとうございました。

そして、これからもご協力よろしくお願いいたします。


順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。




一昨日、行われた陸上日本選手権で
コーチングしている選手の
「松下祐樹」が優勝しました!


松下は大学時代は十種競技の選手で
関東インカレ、日本インカレを優勝して
社会人になってからは
十種競技から種目転向して
400mハードル一本で勝負をしていました。


種目転向の1年目は
力がありながらも
自分に自信を持つことができず
結果を出すことができなかったと
私は思っています。


その原因として
トレーニング拠点を変えたこと
一つ大きなことだと思います。


社会人として
彼が世界への挑戦をすることを決めた時に
僕はNTCをトレーニング拠点にすることを
提案しました。


なぜなら

「世界で戦っていくためには、どんな環境でも強くなることができる確固たる意志力を持っていないと戦えない」

と考えたからです。


1年目は
一人でトレーニングをしていく
不安を抱えていたり
思うように記録が出ず
苦しい思いをしたと思います。


また、周囲にも拠点を変えて
失敗するんじゃないかと
言われたことがありました。


不安や他人からの批判で
負けるようでは戦えない。

「自分で自分をどれだけ追い込めるかが勝負の分かれ目」
だと僕は思います。


今大会で松下は
そういったものを
振り払うことができた結果だったと思います。


競技結果は
少し遠回りをしましたが
アスリートとして精神面でも
成長できた1年だったと思います。


しかしながら、
松下自身も理解していると思いますが
まだ彼のポテンシャルの50%ほどしか
出せていないと僕は思っています。

ようやく世界で戦うための
準備が整っただけです!

ここからが本当の勝負!

正直、まだ標準はまだ切っていませんからね!笑


これからも彼のチャレンジを
皆さんに応援していただけると
コーチとしてありがたいです。

今後とも、よろしくお願いいたします。



松下祐樹Twitter→@asapan0909

松下祐樹コメント→コチラ

----競技結果----
6月27日(土)
男子400mハードル予選
2組1着 49秒57(自己ベスト)

6月28日(日)
男子400mハードル決勝
1位 49秒76

決勝動画→男子400mハードル決勝

第99回日本陸上競技選手権大会運営サイト
ミズノトラッククラブ大会結果報告

順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。


走り込み、投げ込みなどの
追い込みトレーニングが
僕はキライです。
なぜなら、キツイから





・・・嘘ですw



トレーニングするのには
「テーマ」が大事だと思っているから
※テーマ→どうやってやるか

走り込み→いっぱい走るぞ!
投げ込み→いっぱい投げるぞ!
追い込み→頑張るぞ!


こんな感じで抽象的な感じになって
頑張るかもしれないけど
結果的にただこなすだけの
トレーニングになりそうな気がします。


さらに
そもそも「○○込み」の量を沢山やる基準は
一体どこにあるのか?笑


一番嫌なのは
投げ込みをやっていない
→記録が出ない

走り込みをやっていないから
→走れない(長い距離)


・・・みたいな言い訳を作ってしまう
原因になるのがよくないと思ってます。


自分の課題に対して
目的
テーマ
効果
その日のコンディション


に合わせたトレーニングが
結果的に「量」多いのは
全然大丈夫だと思います。


ですが、
漠然といっぱい走ること
漠然といっぱい投げることを
漠然と頑張ることでは

効果的なトレーニングとは
言えないと思ってます。


追い込みに関して言えば
強くなるために
「頑張ること」は前提条件!


そこがテーマになってしまっては
自分や他者の想像を超えるような結果は
絶対に出ないと思います!


一つ一つのトレーニングに
意味を持たせることが
成長の最短距離を進めると思います!
順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。


例えば、高校生なら3年間
例えば、大学生なら4年間

みんな限られた時間の中で
パフォーマンスを高めて
結果を出さないといけないと思います。


そのためには
「目標設定と計画」が大事。


目標設定は「いつ、何を達成したいか」

計画は目標のに対して
今の自分に足りていないことを
具体的に考えて戦略を練ること。


トレーニング内容
栄養の摂り方
休養方法などのあらゆる角度から
自分の課題にアプローチしていくことだと思う。


自分の課題に対してアプローチの仕方には
プラスのアプローチとマイナスのアプローチの
2つがあると思う。

①プラスのアプローチ
例えば、
トレーニングの回数や種類を増やしたり
必要な栄養素を摂取したり
ケアをする時間を取るなど
物理的な行動を増やすこと


②マイナスのアプローチ
例えば、
お菓子などの感触をやめる
怪我のリスクのある練習をしない
練習後ダラダラせず、すぐ帰るなど
物理的な行動を減らすこと


競技力を高めるためには
自分を強くする要素を
増やすことだけではありません。

もしかしたら、
自分の競技を下げたり、妨げたりしている
要素もあるかもしれません。


やらないという選択肢
自分を高めるには必要なことだと思います。

また、やること(プラスのアプローチ)
ばかりになると
必ず、時間的にきつくなります。

時間は誰にでも平等で有限だと思います。


あくまでも
限られた時間の中で
自分のポテンシャルを最大限活かすこと
一番大事だと僕は思います。。