革命後の映画の変遷を理解するには、ICAICという組織の特徴やトップ(長官が誰か)を知ることが不可欠です。
今日は、ICAICの組織的変遷について、概略のみ記しておきます。
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1959年3月24日 キューバ映画芸術産業庁(通称ICAIC=イカイック)設立法の公布
初代長官:アルフレド・ゲバラ
1976年 ICAICが文化省(大臣はアルマンド・ハート)の管轄下に入る。
アルフレド・ゲバラは、副大臣として映画部門を指揮する。
*ICAICは、映画製作機関として名を残し、その精神も失われなかった(ピエドラ教授)
1982年 アルフレド・ゲバラの更迭 → ユネスコ大使としてパリに赴任
フリオ・ガルシア=エスピノサが、後任として副大臣に就任
1989年 ICAIC、組織としての独立性を回復
1991年 「アリシア騒動」および ICAICとテレビ局の合併計画
映画『(仮)不思議の村のアリシア』(1990年)の騒動・背景・余波 | MARYSOL のキューバ映画修行 (ameblo.jp)
フィデルの特命によりアルフレド・ゲバラが帰国
ICAICスタッフの要請により、ICAIC長官に再就任
「アリシア騒動」(1991年)とアルフレド・ゲバラの復職について証言する監督たち(登場順に):
ダニエル・ディアス・トーレス、マヌエル・ペレス、フェルナンド・ペレス、エンリケ・ピネーダ
革命政権下で最初の文化組織であることへの誇り、批評精神の重要性を熱く語っている。
2000年 アルフレド・ゲバラ長官を辞任
オマール・ゴンサレスが長官に就任
2013年9月 ロベルト・スミスが新長官に就任
2019年?~現在 ラモン・サマーダ・スアレス長官