邦楽新曲レビュー -90ページ目

SEAMO『Fly Away』

Fly Away(初回生産限定盤)(DVD付)
シンガー・ソングライター、SEAMOの2007年第2弾シングル。ホーンやストリングスなどを用いた、華やかで躍動感に満ちたサウンドが耳を引く。前向きな詞も印象深いソウルフル・ナンバー。
『ルパン・ザ・ファイヤー』から『マタアイマショウ』まで、「大ネタ」から「泣き」まで生み出す楽曲の触れ幅が魅力の塾長ことSEAMOのニューシングル。前作『Cry Baby』から一転して、ポップでキャッチーなサウンドに「勇気を出して前に踏み出そう!」という塾長流の熱いメッセージが込められたリリックが乗った、夏を揺るがすダイナマイト・ファンキー・チューン。ブレイク・ビーツに、ストリングス、ホーンセクションを重ねた豪華かつグルーヴィーな楽曲になっています。スガシカオがスペシャル・ゲストとしてギターで参加。メロディが突き抜けた爽快なナンバーに、スガさんのファンクネス溢れるギターが加わり、一層ゴージャスな1枚になってますね。ラジオでスガさんが嬉しそうにギターで参加したことを語ってたのか印象的。
カップリング『Rising Dragon feat.2BACKKA』は、盟友2BACKKAとの初コラボ曲。BENNIE Kの楽曲でお馴染みの2BACKKAのHAMMERが手掛けた、「昇り竜」をイメージしたアジアンテイストのトラックがカッコいい。2BACKKAの2MCによる高速ラップが冴えたアゲアゲのアッパーチューンになってます。塾長が食われてる気もするけど(^▽^;)塾長自身が大ファンでもある中日ドラゴンズの応援歌としてCBC中部日本放送「ザ・プロ野球 燃えよ!ドラゴンズ2007」のテーマソングになってるそうです。
『I Wanna Be... feat.KOZUE (TinyVoice R&B Remix)』は、アルバム『Get Back On Stage』収録のライブで人気が高いナンバーのリミックス。原曲は、もっとしっとめのR&Bチューンでしたが、かなり雰囲気が変わりましたね。元B@by SoulのKOZUEをフィーチャリング。日本を代表するR&B、HIP HOPのプロデューサー、トラックメーカーである今井了介をリミキサーとして迎え、クールでスウィートなトラックに仕上がっています。
試聴はコチラです。
追記:Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~8/31)GyaO 音楽からも。(~8/26)

大塚愛『PEACH/HEART』

PEACH/HEART(DVD付)
フジテレビ系ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」主題歌。大塚愛の通算15枚目となる両A面シングル。『PEACH』は夏の澄みきった青空を思わせるアップ・チューン。一方の『HEART』は、どこか懐かしい雰囲気を漂わせるミディアム・スロー・ナンバー。
『CHU-LIP』以来、約5ヵ月ぶりとなるニューシングル。『PEACH』は、親しみ易さがあって、夏をイメージさせる元気で爽やかなポップチューン。王道のサマーチューンという感じのサウンドも珍しいですね。個人的には、ブリッ子な歌い方と寒くてふざけた歌詞がイマイチでした。
『HEART』は一転して、ノスタルジックな雰囲気が漂う切ない恋心を歌ったミディアムナンバー。いつもの切ない系とは違って、優しいヴォーカルが印象的。夏の終わりを感じる楽曲になっています。昨年10月にリリースされたシングル曲のリアレンジ・バージョン『恋愛写真-春-』も収録。包んでくれるような温かみのあるアレンジに変わって、以前の辛い感じとは違って、どこか幸福感を感じる歌い方になってますね。魅力である表情豊かなヴォーカルが全開です。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~8/22)GyaO 音楽からも。(~7/29)

ONE OK ROCK『努努-ゆめゆめ-』

努努-ゆめゆめ-
5人組バンド、ONE OK ROCKのメジャー2ndシングル。夢を諦めない大切さを歌った、同世代の心を揺さぶるメッセージ・ソング。アレンジャーに平出悟を迎え、ポップなミクスチャー・サウンドを完成させている。
今年の4月に『内秘心書』でメジャーデビューした、同世代を中心にファンを着実に集めている5人組ティーン・ロックバンド、ONE OK ROCK(ワンオクロック)。Vo.Takaは、元森森夫妻の息子さんで元NEWSのメンバーということでも話題ですね。今作は、ファンクのテイストが強めのサウンドに、果敢に夢へ挑もうと叱咤激励するストレートな同世代へ向けたメッセージチューン。タイトルはインパクトがありますね。この夏を盛り上げる、軽快かつソウルフルな歌声も熱いファンキーでロッキンなダンスナンバーに仕上がってます。ちょっと歌詞は青過ぎるけど、そこがいいのかもしれません。
カップリング『カラス』はRADWIMPSを彷彿させる、ギターサウンドがカッコいい自由なミクスチャーロック。少年犯罪の裏側を描いたようなリアルな歌詞で綴ったダークなナンバーになってます。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~8/25)BARKS(~8/8)やGyaO 音楽からも。(~8/12)

熊木杏里『七月の友だち』

七月の友だち
シンガー・ソングライター、熊木杏里の9thシングルは、独特の奥深い詞世界と心にまっすぐ響くヴォーカルが堪能できるナンバー。
「♪本日私フラれました…」というフレーズが印象的な資生堂のCMソング『新しい私になって』や映画「バッテリー」の主題歌『春の風』がロングヒットとなった熊木杏里。今作は、熊木自身の学生時代の思い出をもとにしたという、しっとりと胸に響くミディアムバラード。憧れと親しみを同時に感じ、学校に足を向かせてくれた実際の友達について綴った優しい気持ちになる曲です。じんわりと共感と感動を覚える歌詞と柔らかで透き通った歌声が印象的。
カップリングは、力強く未来を切り開いていこうとする想いが歌われたドラマチックな展開の青春ナンバー『ゴールネット』、5月に放送されたフジテレビ系スペシャル・ドラマ「奇跡の動物園2007~旭山動物園物語~」EDテーマになった柔らかなスローナンバー『朝日の誓い』を収録。『ゴールネット』は、泣きそうになりました(つД`)
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPV1コーラス視聴できます。(~9/5)

BEGIN『ここから未来へ』

ここから未来へ
NHK地域応援キャンペーン「ここから未来を作ろう」のテーマ・ソング。BEGINのニューシングルは、3人の人間味あふれるハーモニーが胸に響く仕上がりで、温かなメロディに心癒される。
映画「涙そうそう」の挿入歌『三線の花』やBEGINの曲が原案となった映画「恋しくて」の主題歌『ミーファイユー』と、映画関連の楽曲が続いていたBEGIN。2007年第1弾シングルとなる今作は、「それぞれの地域と密着し、活性化を計り発展していこう」という主題にふさわしい、彼らならではのハートウォーミングなナンバーになっています。平凡な日常、そこにある静かで懐かしい時間の流れが特別に輝き出す優しい曲です。
カップリングはハーモニカがいい味を出してるアコースティックナンバー『青のまま』、1番心に引っ掛かったインストナンバー『アレグレット』も収録。
試聴はコチラです。PVフル視聴はGyaO 音楽から。(~8/26)Yahoo!動画のコチラで過去のPVフル視聴できます。(~8/29)

JYONGRI『Lullaby For You』

Lullaby For You
Nintendo DS専用ゲームソフト「すばらしきこのせかい」テーマソング。女性シンガー・ソングライター、JYONGRIの3rdシングル。ゲームの世界観をイメージして制作されたバラードで、艶っぽいしっとりした歌声を披露している。
2006年12月にデビューを果たした才気あふれる18歳の女子大生シンガー・ソングライター、JYONGRI(ジョンリ)。3つのタイアップが付いた初のバラードシングルとなる今作は、ゲーム・ソフトの世界観をイメージして書き下ろした妖艶な歌声が印象的なバラードナンバー。男性目線で綴った包み込むような優しいナンバーになっています。今までのキーボードのイメージとは違って、ピアノのしっとりしたメロディと「優しさ」と「強さ」のある前向きな勇気を与えてくれる歌詞が印象的ですね。
カップリング『Catch me』はフジテレビ系「クロノス」テーマ・ソング。ジャネット・ジャクソン等を手掛けている、ジャム&ルイスがアレンジを担当。勝気な女の子をイメージさせるクールでカッコいいアップチューン。時の流れを表現した、目まぐるしいスピードを感じさせるナンバーになっています。『Lovers DRIVE』は、神戸コレクション2007 AUTUMN/WINTERテーマソング。ファッションやメイク等を歌った、等身大の女の子目線の可愛いポップナンバー。ドライブで聴きたい曲として書いたそうです。そして、ジュエリーマキ「2007年春」CMソングにもなった1stアルバム『Close To Fantasy』収録の人気曲のライブバージョン『~約束~Live Version』を収録。オリジナルとはちょっと雰囲気も違うし、切ないバラードで高音が心地いい。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~10/1)GyaO 音楽からも。(~8/5)

THE LOCAL ART『夏の終りがまだここにある』

夏の終わりがまだここにある
テレビ東京系アニメ「ミュータントタートルズ」EDテーマ。4人組ロック・バンド、THE LOCAL ARTの2007年第2弾シングル。寂しい想いが切々と歌い上げられるバラード・ナンバー。
心に突き刺さるメロディと、ストレートな歌詞が魅力のバンド、THE LOCAL ART。石原真理子が監督・原作のお騒がせな映画「ふぞろいな秘密」主題歌になったデジタルシングル『ラストスパート』に続く、ニューシングル。ドラムス&ヴォーカルの岡田さんのエモーショナルな個性が十分に発揮されつつ、「夏の終わり」という普遍的なテーマを歌った哀愁溢れるミディアムナンバーに仕上がってます。言葉にできないような淋しさを表現した優しい歌声が斬新でした。いつもの馬鹿デカい声で歌った男臭いナンバーとは違って、ゆったりと心に響きます。
カップリング『すべてをあなたに』は、インディーズ時代からの代表曲の再録で、ライブでもお馴染みの疾走感溢れる爽快なロックナンバー。キャッチーで、すごく聴きやすい。こっちをリード曲にしても良かったと思います。個人的にはカップリングの方が好きです。
試聴はコチラです。SOUND-TVで『すべてをあなたに』のPVフル視聴できます。

宮脇詩音『BOY』

BOY(DVD付)
テレビ東京系ドラマ「女子アナ一直線!」イメージソング。異なる魅力を持った2人の女性アーティストが、同日に同一楽曲でデビューする企画「ザ・ライバル」のうちの1作。本作は、愛らしいルックスとエモーショナルなパフォーマンスが魅力の宮脇詩音のシングル。
2007年夏、rhytum zoneがイチオシする2組の新人を同じ日に異なるアレンジの同一楽曲でデビューさせるプロジェクト「ザ・ライバル」のうちの一人、宮脇詩音(みやわきしおん)のデビューシングル。(詳しくはザ・ライバルTVで)同日リリースされる光上せあらのデビューシングル『JOY』と同じ楽曲といっても、共通のメロディにそれぞれのアーティストイメージに合わせたアレンジを施し、本人たちが作詞しています。BoAや平井堅を手掛ける松原憲がアレンジを担当した今作は、エモーショナルな夏のミッドチューン。1990年生まれで、わずか11歳の時に大規模オーディションで審査員賞を獲得するなどして実力を培ってきたそうです。ドリーミーなトラックに乗せ、17歳とは思えない情感豊かな歌声を披露しています。歌声は、低音はBoAちゃんに似てて、高音になるとボニピンに似てますね。逢えない相手へ向けた切ない恋愛感情を等身大のメッセージで綴った、甘酸っぱいラブソング。同じメロディとはいえ、ライバルの光上せあらのアップナンバーとは全く異なる楽曲に仕上がってます。
カップリング『Bluff』は、強がる女の子の気持ちを歌ったアッパーなダンスナンバー。カップリングの曲調が反対なのも面白いですね。
試聴はコチラです。GyaO 音楽の特集からPVフル視聴できます。(~8/25)Yahoo!動画の特集でも。(~8/9)

光上せあら『JOY』

JOY(DVD付)
テレビ東京系ドラマ「女子アナ一直線!」イメージソング。異なる魅力を持った2人の女性アーティストが、同日に同一楽曲でデビューする企画「ザ・ライバル」のうちの1作。本作は、ユニークなキャラクターとパワフルなヴォーカルが魅力の光上せあらのシングル。
2007年夏、rhytum zoneがイチオシする2組の新人を同じ日に異なるアレンジの同一楽曲でデビューさせるプロジェクト「ザ・ライバル」のうちの一人、光上せあら(こうじょうせあら)のデビューシングル。同日リリースされる宮脇詩音のデビューシングル『BOY』とは一線を画し、アップテンポのアレンジが施されいます。宮脇詩音と同じメロディとは思えないですね。倖田來未、EXILEなどを手掛ける今井大介をアレンジャーに起用。ハスキーでハイトーンな歌声で、彼氏に対する攻撃的な女の子の感情を歌ったパワフルで爽快なダンスチューン。ダンサブルなトラックに映える個性的で力強いヴォーカルが印象的。ハスキーなので、ちょっとだけ歌声が倖田來未に似てますね。同じメロディを、自らの個性と才能によって、どこまで深く、より魅力的な世界へと昇華できるか。相反する個性を持った2人のアーティストによる真剣勝負という企画自体は面白いですね。それぞれの歌声に合った曲になってますよ。顔や曲調は光上せあらの方が好きだけど、歌声とか総合的には宮脇詩音が好きかな。
カップリング『Angel』は、もうひとつの光上せあらの魅力が凝縮された『JOY』とは対照的にしっとり歌い上げた極上バラードになっています。
試聴はコチラです。GyaO 音楽の特集からPVフル視聴できます。(~8/25)Yahoo!動画の特集でも。(~8/9)

加藤和樹『instinctive love』

instinctive love(DVD付)
通算3枚目となる加藤和樹のシングル。エイベックス移籍第1弾でもある今作では、ミュージカルやドラマで培った表現力を見事に活かし、説得力のあるヴォーカルを披露している。
2007年秋に仮面ライダーシリーズの劇場版公開も控え、注目上昇中の俳優でもある加藤和樹。2005年に人気ミュージカル「テニスの王子様」で跡部景吾役を演じて脚光を浴び、2006年2月にテレビ朝日系「仮面ライダーカブト」でライダードレイク/風間大介役、2006年11月に日本テレビ系ドラマ「地獄少女」に出演してたそうです。現在、日本テレビ系ドラマ「ホタルノヒカリ」で、ヒロインが恋に落ちるイケメン・デザイナーを好演中。今作は、作曲にTAKUYA氏(元JUDY AND MARY)、作詞にササキオサム氏(SCRIPT)を迎え、俳優の顔とは異なる男らしさを表現したアグレッシヴなロックナンバー。挑戦的な歌声にエッジの効いたギター、疾走間のあるビートが融合した鮮烈な印象のサウンドになってます。前作の方が良かったかも。ちなみに、ドラマ「ホタルノヒカリ」は意外と面白くて、ハマってます。
カップリング『melody』は、本人作詞で作曲に都啓一氏(SOPHIA)を起用し、ピアノサウンドをベースにした壮大なサウンドに、飾らないストレートなメッセージを伝えるバラードナンバー。さらにCDのみにボーナストラックとして、スタジオライブならではの激しくストイックな面を感じさせてくれる『Venus(Meet the Drastics Live Session)』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~7/29)