4月30日のこと。
ゴールデンウィークの前半最終日は映画を2本観た。

1本目は、ヒューマントラストシネマ渋谷にて『ワンダーストラック』を鑑賞する。
少女は1927年のニューヨークに。
少年は1977年のニューヨークに。
時代を超えて運命が交差する。
二人の音のない世界を象徴するように少ない語りで物語が淡々と進行していく。
懐かしい、ちょっと大人になったような12歳の自分を思い出す。

2本目は、文化村ル・シネマにて『ザ スクエア』。
うってかわって、シニカルな大人のコメディー。
印象に残ったのは、類人猿みたいなパフォーマーが大暴れしたところ。
そのほかにも、スピード感ある演出に、色々な仕掛けがあって、まだ頭の整理がつかない。
これが作り手の狙いだとしたら、まんまとハマったな。

2本の映画、全く異なる雰囲気の作品だが、どちらも、ミュージアムのキュレーターという変わった職業で繋がった。
面白い、何か始まるかな?




魂はいびつだ。
かつて魂を共有した相手と分離したときに、そんなふうに不均等な分かれ方をしたのかも知れない。
相手の嫌がることをわざと言ったりやったりしてしまう。
相手を傷つけてしまうとき、自分も痛くてたまらないのに。
そんなとき魂はいびつだと思う。

その相手は傷口を舐め合う関係ではない。
一緒にいると自分自身の傷を見ざるをえなくなる。
結果的に傷口を確認し合う関係とでもいおうか。
自分の傷を確認したあとにどうするのか。
それは自分の問題であって、相手の問題ではない。
癒すも良し。
放っておくも良し。
そこに相手の関与はいらない。

1つの磁石のSとN、正反対の性質、近くて遠い他人の自分。
出会えた奇跡に感謝。

本日は、お世話になっているセミナー協会の特別講演で、協会代表のカウンセリングのお師匠さんのお話を聴くことができた。

協会代表と、別のトレーナーのお二人の先生ということで、どのような方なのか興味があった。
 
見た目、髪は全体に白髪(ハゲてない)だが、肌はハリがあって、にこやかな表情を常にたたえている。
年齢は聞かなかったが、70歳代であろう。
 
そのカウンセラーの大御所にお会いして、自分と向き合って、向き合い続けて、そして行き着く先の一つがここか、という想いを抱いた。
カウンセリングの手法自体、私にとって、そんなに新しいところがあるとは思わなかったが、その言葉の端はしから、「この方は、本当にご自身と向き合い、その可能性も限界も知り尽くしているのだな」と感じた。
 
カウンセラーは、まず自分を守らなければならない。
自分の手に負えないクライエントは相手にしない。
カウンセリングの対価はしっかりもらうことがクライエントを尊重することになる。
そのような言葉が印象に残った。
 
大学院を修了した臨床心理士の収入が安いことを嘆いておられた。
 
講演のあと懇親会があった。
大御所先生は、一人一人と握手とハグをして、その握手とハグで、その人に対して感じた印象を語ってくれた。
私には、「あなたは、自分の気持ちを人に伝えるのが上手じゃないんだね。もっと、思ったことを口にしても大丈夫だよ。」とおっしゃった。
「この人、私のこと、わかってるー。」と思ってしまった。
が、次の人にもほとんど同じことを語っているのを耳にしてしまい、
「これって、典型的な、そして、初歩的なコールドリーディングじゃん!」と気づき、興ざめした。
 
さりながら、立派なカウンセラーであり、この域に達するまでに多くの涙を流されたに違いない。
 
私はカウンセラーではないが、自分との向き合い方としては、とても参考になった。