そして
三人の猫たちが
入っている
布団の中で
まどろんでいたら
ふと
10年以上前
SNSで出会った女性を
思い出した
彼女は
ある日
小学生の子ども二人と
ご主人を置いて
突然
好きな人と
家を出た人だった
彼女は
長い間鬱だったらしく
ご主人に離婚をしたいと
何度も話したが
聞いてもらえず
そんなときに
出会ったひとと
突然家を出て
わたしは
家を出て
二人で暮らしているときに
SNSで出会った
そして
二人に
会いに行ったことも
あり
それはもう
うっとりするような
非現実的な
二人だった
でももちろん
家族、子ども、親戚との
その後は修羅場だった
と言っていて
でもそれは
時間をかけて
解決していき
最後は
元ご主人と彼氏と
心身共に成長した
子どもたちと皆が
笑って話せるまでに
なったと言い
でも
結局二人は別れ
それぞれの道を歩き始めた
と後に聞いた
それは
わたしにも
起こり得たことだと
当時思った
それはわたしも
子どもの頃も
結婚してからも
子どもがいても
なぜわたしの家族は
この家族なんだろう…
なぜわたしは
ここにいるんだろう…
といつも思い
埋もれきれずにいたから…
だから
後から知ったが
元夫はずっとどこかで
わたしの浮気を疑っていたらしく
子どもたちにも
「いつ、お母さんがいなくなるのか…」
といつも不安にさせていて
それは
浮気願望があるとか
そんな次元ではなく
わたしの
命や魂は
いつも何かを探し
叫んでいたからだった
だから
元NEWSの手越くんを
泣くほど好きになったとき
たまたま
四柱推命などで
視てもらった方から
「手越くんでよかったですね…笑」
と言われ
わたしは頷き 笑
でも
わたしは
どこにも誰とも
行かなかったが
いつも
ここで
だから
わたしには
彼女のようなことは
起こらなかった
でも
何の障害も
無くなってきた
今
非日常と日常が
フラットになり
毎日になった
今
何か
扉が開かれ始めた
気がしていて
ああ、わたしは
ここだったのか…
と思いながら
どこに行くとも行かないとも
誰がいるともいないとも
わからないが
ああ、彼女のように
飛び立つのかもしれないな…
とふと思った