そして
わたしは
昔何度も
セックスの度に
泣いた
ずっと
このままでいたい
どうしてひとは
このままで
生きられないのか
と
そして
そう生きるには
どうしたらいいのか
と思ったとき
誰かとではなく
自分と
統合すればいい
ということに
気づいた
そして
自分との統合とは
自分のなかに在る
男性性と女性性の
統合で
宇宙との
神との統合でもあり
いかに
喜びを
爆発させて
いかに
大安心で
宇宙に
運命に
身を任せるか
いかに
ありのままで生きるか
ということでもあり
それが完全な
悟り
覚醒
目覚めで
それが
自我の死で
純粋さで
息子が
絵を描くときが
それだと思った
息子が
絵を描くとき
まるでそれは
セックスで
まぐあいで
そこから
わたしたちが
生まれたように
絵という
子ども
奇跡が
生まれている
いつも
そう思うから
そして今
さらに
それだけに
集中していて
それは
解放で
大解放で
狂ったように
泣いている