神様 1.(前日談) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















この話には
後日談だけでなく
前日談もあった

























わたしは
息子のリハビリ
一区切りを付けたとき











息子には
社会性が必要で
そろそろ集団生活に入る頃だ
と思った












でもリハビリに
一区切りを付けたとはいえ
まだアレルギーを考慮した食事や
療育的なことを自宅でしていたし












発語は出てきて
話したい欲求も出てきて
理解力があることもわかり
これから言葉もどんどん繋がりそうだ
と思ったが










まだその時は
家族やわたし以外との
言語などでのコミュニケーションは
難しい状態だった











だから
幼稚園の年長にあたる
息子には
どんな幼稚園や保育園が
合うのか












またそんな息子を
理解して下さる
安心できる先生がいるのか













またその時
夏休み前だったので
この年度途中で
受け入れてくれる園があるのか
など













多少は考えたが
でもそんな事を
深く考えた記憶はあまりなく 笑












多分わたしは
息子が
いつか幼稚園に入るなら










わたしも25年前に卒園し
長女も次女も卒園し
家から徒歩2、3分にある
公立の幼稚園しか
考えていなかったので











息子の状態は
丸っきり変わったが
わたしはなぜか 笑
その時の気持ちのまま













ある日突然思い立ち
平日の夕方前の
園児たちが帰宅した後の
幼稚園の職員室に
向かった 笑




























そしてそこには
長女の時とも
次女の時とも替わった
園長先生がみえた










そして
娘たちの担任だった
わたしたち家族が
大好きだった紀子先生
不在だったが











担任の先生ではなかったが
長女次女の時からみえる
ベテランの










息子を
障害を負う前から
知っていて









息子が障害を負い
その時年中に入園したばかりの次女が
家の色々なストレスから
過敏になったり













わたしが鬱々しいときに
大きな桜の木の下で
話を聞いて下さり












その大きな懐と存在で
安心して泣くことができた
大好きな先生と
他1、2名の先生がみえた













そしてわたしは
園長先生に
突然の訪問を詫びながら














息子のこれまでのことや
息子にそろそろ社会生活が
必要だと思い始めたことを
必死に話していたら
涙が止まらなくなった














すると園長先生は
ゆっくり静かに
時折涙を流しながら
聞いてくれ











お母さん
本当にがんばったね
と言ってくれて
わたしはさらに
涙が止まらなくなった












そして
よし!
りんくんをこの幼稚園に入れよう!
と言ってくれ













わたしは
びっくりした













そして
先生は…
と言われ













わたしは
先生は長女も次女も
紀子先生にお世話になり
紀子先生は息子のことを
障害を負う前からご存知で…
と話したら 












じゃあ
担任の先生は紀子先生で!
と言われ













もちろんわたしは
その幼稚園に入園できたら
という思いがあり
相談に行ったのだが











でも
まさか入れるとは
まさか今日決まるとは
まさか紀子先生が担任になるとは
全く考えていなかったので













その想像以上すぎる流れに
本当に本当に
びっくりした













だから
紀子先生が不在中に
いいんですか?
と言うと












紀子先生と
公私共に仲が良く
紀子先生をよく知る
ベテランの先生は











紀子先生も
いいと思うよ
と言われ











わたしは
ああ、もう一人で
頑張らなくてはいいんだ












この先生たちに
安心してお任せし
一緒に息子を育てたらいいんだ
と泣いた






























そしてその時
夏休み前だったことから
入園は
夏休み明けになった













そして息子は
まだアレルギーの除去食を
食べていることから
とりあえず給食までの
2〜3時間だけの
通園となり













そしてすぐに
補助の先生を
付けることは無理だから











しばらく
お母さんも一緒に
幼稚園に通ってほしい
と言われ












それはもう全てが
願ったり叶ったりどころか
想像以上で
また本当にびっくりし















このように
息子の幼稚園生活は
モーゼが海を割ったように
わたしたちの前に












また
有り得ないくらい
想像以上の
素晴らしい世界が













何の障害もなく
簡単に
どんどん
一気に広がり













わたしは
喜びと安心で
泣きながら帰った