このブログは小さな家に暮らすアラカン主婦の日常を綴ったブログです。

 

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少し前に私達を捨てた両親の事を書きました。

ご覧になっていない方はこちらからどうぞ!

 

 

2019年にそんな親の介護が始まりました。

私の父親です。

 

序章はこちら!

 

 

アルツハイマー型認知症だけじゃなく同時に胆管がんが発見されました。

 

 

 身体拘束された父親

 

 

入院中は点滴を抜いたり、洗面台に排泄したり、看護師さんにだいぶ迷惑をかけたようです。

 

事前に、身体拘束の同意書にはサインをしています。

認知症なので、治療の妨げになる時に拘束されるのは仕方ありません。

 

 身体拘束の条件

 

介護でもそうなのですが、身体拘束には条件があります。

 

 

クローバー切迫性 

利用者本人又は他の利用者等の生命又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高い事。 

 

クローバー非代替性 

身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替えする方法がな

 

クローバー一時性 

身体拘束その他の行動制限が一時的なものである事。

 

 

つまり・・・

身体拘束しないと危険性があるので、安全を確保するために最低限の身体拘束はやむを得ないということです。

 

拘束のためのベルト。

 

 

手には、ミトン(保護手袋)をはめました。

 

更に、万が一を考えて徘徊に気付くように、出入口にはナースステーションに知らせるマット。

(踏むと音楽が流れます) 

 

 

入院中にだいぶ認知症が進むかと覚悟をしましたが・・・。

 

入院期間は1週間でしたが、退院する頃には気持ちも落ち着いて、入院前と変わらない位に回復しました。

 

 退院後の様子

 

そして落ち着いた頃に約束していた寿司をご馳走しました。

回る寿司だけどね(笑)

 

 

このような入院を何度かしました。

 

そして「家に帰ると」と言っては看護師を困らせて💦
そのうち、病室ではなくナースステーション内にベッドが移され寝ていました(笑)

 

 

日中も夜も、看護師から「○○さんの不安が強いので、少し話をしてくれませんか?」と、電話がかかってきます。

 

 

お母さんどうしたの?看護師さん困らせちゃだめだよ

 

おじいちゃんそろそろ家に帰ろうと思ってな。

 

お母さんそうか、家が気になってしょうがないんだね

 

おじいちゃん留守にはしておけないよ

 

お母さんそうだろうと思って、戸締り確認して来たから大丈夫だよ

 

おじいちゃんそうか・・・

 

お母さん一人では帰れないし、今日はここに泊まらせてもらって

 

おじいちゃん自転車で来ているから、一人でも帰れるよ

 

お母さん自転車は家だよ。遠いから、歩いては帰れないよ~

 

おじいちゃん大丈夫だよ。そこを左に行って右に行って、踏切を渡れば家だろ

 

お母さん家に帰るのに、踏切は渡らないよ

 

おじいちゃんそうか?

 

お母さんもう寒いし、暗いし、明日先生と相談してみようね

 

おじいちゃんそうか、頼んでくれよ

 

お母さん痛いのが治れば、早く帰ってくれって言われるから大丈夫!

 

お母さんもう寝てよ

 

こんな会話の繰り返しです。

点滴を外したり、徘徊したり・・・・。

 

当時、看護師や父親とのやりとりを姉に報告していたのですが、それを知った姉からこんなLINEが届きました。

 

 

「涙出てくる・・」
姉の思いにびっくりしました。

 

介護職として20年近く高齢者と関わってきました。

なるほど、認知症の家族って、こんな風に感じるのかと改めて思いました。

(私も、家族ですが)

 

私と姉では温度差がありますね(笑)

 

姉は、周りに迷惑をかけていることが、ショックなんでしょう。

 

もっと進行した認知症を知っているだけに、父親の認知症はまだまだ可愛いもんだと思っていました。

 

それでも、家族は混乱して、不安になり、落ち込むんですね。

そんな私でも、父親が処置後に紙おむつを付けているのを見るのは、少しショックでした。 

 

私達姉妹を捨てて、蒸発した父親。

40年近く経って、思うようにいかない生活に戸惑い辛そうにしている姿を見て、初めて父親の事を可哀そうだと思いました。

 

そんな風に優しい気持ちになれたのも、父親がアルツハイマー型認知症になったから。

 

父親の病気のお陰で、心の強張りが少しずつ確実にほどけているなと感じます。

次回に続きます。

 

 

 

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