山形県を横断する形で山形から鶴岡へ移動の日。
残す山形県滞在期間の天気は降水確率90%という予報。とうとう【晴れ女】の名前を返上かと思いながら、雨の山形を出発した。
鶴岡までの道中に、さくらんぼで有名な寒河江(サガエ)があり、そこの道の駅《寒河江チェリーランド》に立ち寄った後、本来なら前日の午後に訪れるはずだった《本山慈恩寺》に行くつもりだった。
【知恵袋】で教えてもらった道の駅《寒河江チェリーランド》と、その裏を流れる寒河江川
お土産は鶴岡から山形へ戻る日に買うことにして下見だけをしておいた。
雨の日は外歩きをしなくても行ける場所を考えていたのだが、《本山慈恩寺》はこの旅の主目的なのだから雨でも外すわけにはいかない。
なんで本山慈恩寺?
BS朝日に《五木寛之の百寺巡礼》という番組があり、以前にこの番組のテーマ音楽について記事に書いたことがある。
今年の3月16日にこの《本山慈恩寺》が放映されて、それまで知らなかったこのお寺を是非訪れてみたいと思った。未踏の県である山形、立石寺のある山形、そして本山慈恩寺。この番組以後、山形行きのモチベーションが高まり、今回の小旅行となったのだ。
そしたら驚いたことに、この小旅行の出発数日前の5月25日にまた《本山慈恩寺》が放映されたのだ!たった2ヶ月でまた再放送だなんて!
こういう偶然の好きな私が〈慈恩寺が私を呼んでいる〉と確信したのも無理はない。と同時に〈テレビ放映された後は観光客が押し寄せて混んでいるのではないか…〉と少々焦ったのも事実だ。
前日に走ってみて山形の道路は広いという印象だったが、このお寺への道のりは少々狭い道もあった。駐車場と思って停めた場所でレンタカーの写真を撮った。私の愛車
とよく似たオバサンカラー。
ところが、有名なお寺にしては駐車場が狭い気がしたので、慈恩寺まで行って確かめたら隣のお寺の駐車場だったのだ。せっかく上ったこの階段を降りて車を移動。階段の上は山門。
この山門の立派なこと!奥に本堂への階段が見える。
くぐって裏から見た山門
ヨコから見た山門はこんなに奥行きがある。この山門には二階があるのだが公開されていない。
山門の写真はいっぱい撮ったのに本堂の写真を撮り忘れた!
三重塔
鐘楼本堂も鐘楼も茅葺きだ。
境内にある釈迦堂と阿弥陀堂
慈恩寺は、法相宗、真言宗、天台宗の三派をとり入れた慈恩宗の本山となっているそうだ。
天台大師堂とコデマリ
大津では5月10日ごろに咲いていたのだが、この日は6月。やはりずいぶん北に位置しているのだなぁ。
予想に反してこの日の拝観者は私一人。本堂では慈恩寺のお坊さんが仏像や十二神将など一つ一つ丁寧に説明をしてくださり、混雑を予想していた私にはうれしい誤算だった。
都から遠く離れた東北のお寺だからか、鄙びた風情が心を穏やかにしてくれる。〈ずいぶん遠くに来たもんだが、来て良かった!〉
不思議なことに、慈恩寺の駐車場を降りてから、雨は上がり、境内を散策している時も傘を使うことは無かった!《晴れ女》の面目躍如
このお寺の本殿には鋳鉄仏餉鉢(ちゅうてつぶっしょうばち)があって、ここに頭を入れると、若返るとか頭が良くなるということで、頭を入れてきた。
〈画像はネットでお借りしました〉
そして買ってきた御守はこれ御利益があるといいけど…