《遠くへ行きたい》みたいな | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

 

五木寛之氏が案内する『百寺巡礼』という番組がある。

 

 

たまに番組表で発見して録画しておいて時間のある時に観ている。すでに訪れたお寺も多いが、ぜひ訪れてみたいお寺は名前をメモしておいて、次の小旅行の行き先の候補にする。

 

 

先日、初めてエンディングの曲を聴いた。とても切なくて涙が出そうになった。歌うのは桑名正博!驚いた。こんないい歌を歌っていたなんて知らなかった。

 

 

早速You Tubeで検索したら、桑名正博のこの歌の動画はこれだけだった。歌が聞こえるだけの動かない動画。遺影のようで暗い。故人だからよけいに胸に迫るものがある。

 

 

 

 

初めて聴いたにも関わらず、この曲のメロディーはとても懐かしく、歌詞もまた心に染み入るものだった。

 

   もし 孤独を感じたら

   もし こころが乾いたら

   旅に出よう あてもなく 今すぐに

   地図にない 遠い国はるばると

 

   この世界の どこかにある

   やさしさに 真実に 出会ってみたくて

   この世界に きっときっといる

   ともだちに 恋人に 

   めぐりあう そのために

 

   もし 空を飛べたなら

   もし 翼があったなら

   飛んで行こう  どこまでも 今すぐに

   永遠の 故郷を 探すため

 

   この世界の どこかにある

   やさしさに 真実に 出会ってみたくて

   この世界に きっときっといる

   友だちに 恋人に

   めぐりあう そのために

 

 

上の動画には歌詞がなかったが、松原健之という歌手が歌っている歌詞入りの動画を見つけたので貼り付けておこう。

 

 

 

 

そして、この曲のためだけに買ったCDがこれ左下矢印

 

 

 

いままで知らなかったが、五木寛之氏は意外に多くの曲の作詞をされたようだ。

 

 

 

歌詞が好きでお気に入りの歌は、《遠くへ行きたい》だった。

 

 

 

作詞は先日お亡くなりになった永六輔氏。

 

  

   知らない町を 歩いてみたい
   どこか遠くへ 行きたい


   知らない海を 眺めていたい
   どこか遠くへ行きたい


   遠い街 遠い海
   夢はるか 一人旅


   愛する人と めぐり逢いたい
   どこか遠くへ 行きたい

   愛し合い 信じ合い
   いつの日か 幸せを


   愛する人と めぐり逢いたい
   どこか遠くへ 行きたい

 

 

歌詞の内容はとても良く似ているが、五木寛之氏の詩はなんとなく仏教の匂いがする。