8/4は箸の日、橋の日も? | 力太郎のブログ

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先日ニュースで

一級河川荒川改修事業に伴うJR川越線荒川橋りょう改築工事に係る基本協定

が行われたそうです。

 

 

荒 川 調 節 池 工 事 事 務 所 記者発表資料 「荒川第二・三調節池整備事業」に伴う 「JR川越線荒川橋りょう改築工事に係る基本協定」 の締結について PDF

 

荒川第二・第三調整池を作るためJR川越線荒川橋りょう改築工事を行うそうです。

荒川第一調整池(彩湖)

 

JR川越線・荒川橋梁の架け替えが決まったそうですが…あくまでも改築工事で沿線自治体や利用者の悲願…?

工事該当区間は川越線の単線区間ですが橋梁を改良するついでに複線化を行う訳では無いようです。

 

 

令和元年東日本台風

2019年10月13日、台風19号で

東日本全域や荒川流域でも大きな被害がありました。

 

 

荒川でも最高水位を上回るなどしたようです。

 

その時の様子を動画で撮っていましたが

普段の荒川の流れを知っていると信じられない程の水量で怖かったです…

 

 

 

 

 

↑荒川左岸のポタリングしていると通る度に気になっていた堤防中腹にある水神宮碑は、この地での水害との闘いを強く感じる碑です。

これは慶応三年、遊馬村中で建立との事ですが昔の川越道の往来かつ、昔の囲堤の高さが分かる場所です。

近くの住宅街に小字名で【押切】や堤外地に荒川が洪水時に破堤し洗堀されできたであろう落堀、押堀、おっぽり池と思われる場所がありますが

【丸堀】

平時は堤外地の貴重な灌漑用水に使われていたようです。

小字名で【吾庵】という所が昔の旧荒川が湾曲していた頃は特に水当たりが強く度重なり起こった水害被害に荒川左岸流域の土屋村・遊馬村などが対応したそうです。

荒川総合調査報告書・写真集に昔の水神宮碑

この時でも堤防嵩上げされていますが今は倍以上の高さに嵩上げされています。

 

【馬宮のあゆみ】に注連縄を飾り付けられた水神宮碑(仲野)

昔は地域の人達に牛蒡型の注連縄を飾られていたみたいで今は堤防中腹に寂しくポツンとある水神宮碑も

語り継がれて大事にされていたように感じます。そこに建てられた意味を深く感じる写真です。

昔ながらの茅葺屋根にトタンを貼った主屋の家が近年まで残っていましたが更地になって今は建設会社の土地になってますね。

日産レパードが写っていて驚きました。

 

 

堤外地に立派な馬頭観音がありましたが調整池建設でどうなるでしょうかね…

 

 

 

 

↑荒川左岸堤外地の仲野・高木地区など少し調べた事ありますが

昔の川越道のある所は渡船場(千手堂の渡し)や河岸場(下河原河岸)があり古くから往来が多かったようです。

 

また洪水常襲地帯でも家々は水塚で高く盛ったり氾濫した土砂が運んだ肥沃な土は肥料が要らないほど作物が良く育ち旱の時は水利得やすい土地だったようです。

そんな土地も流域の堤防・河川改修やダム建設、横堤など気象変動などで洪水被害の深刻化や遭う頻度が増えた事で仲野地区などは一軒を除き(※古民家として店舗で活用)提内地へ移住されたそうですが堤外地でも民有地が多い高木地区は現住されているか?不明ですが殆どが空き家か企業の施設、農作業で利用されるため建物をそのまま取り残されている場合が多いようです。

高木地区は明治になり鉄道が大宮を通ると川越~大宮駅間に川越新道などが開通し

※Wikipediaより

地区を併用軌道で路面電車(川越電気鐵道・西武大宮線)が通るなど

こちらも冠水橋時代の

上江橋の往来で賑やかだったそうです。

明治43年の大水害では木製の冠水橋が流されたそうで以降、出水時は重し代わりに電車を置いた話がありますが本当なのか?見てみたかったですね。

 

そんな訳で

今回のJR川越線・荒川橋梁架け替えは荒川第二・第三調整池を作るためのものだそうです。

荒川左岸・堤外地のさいたま市西区【高木・仲野】などに所々にあった

昔の農村風景を思わせる家々も…無くなり

かつての主要道、川越道の一部や川越新道も調整池建設で変貌するかもしれません。

 

 

 

貴重な川越線、荒川橋梁建設時の工事誌が公開されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
さいたま市西区の荒川左岸堤防嵩上げ拡幅化は進んでいますが
川越線で止まっています。
荒川左岸【高木踏切】

 

 

この時は荒川右岸の川越市古谷本郷の

荒川右岸【荒川踏切】

川越線・荒川踏切周辺は橋梁が昔の高さのままで嵩上げ工事が進まず堤防の高さも実は足りずに荒川本流の低水路が右岸に近い所です。

計画では国道16号線の上江橋位の高さまで

JR川越線・荒川橋梁も高くして架け替えるそうですが…

あくまでも単線との事…謎

 

どうせ新しく上流側に作るなら複線対応で良いのではと思うけど

国の予算だと駄目なようです。

従来より4~5m高くなる橋梁の川越線築堤がある前後区間がどうなるのか?

個人的には前後に急勾配ができてしまうような感じで築堤のまま高くするのは用地問題で難しいでしょうからPC高架橋区間&橋梁になるのでは?と思います。

新しくしたばかりですが指扇駅含めて一体で高架化して近くを通る県道57号線の踏切も一緒に解消した方が良いのでは?と思います。

 

そんな訳で今後、荒川左岸堤外地の調整池化で周辺は大きく様変わりするのでしょうね。

 

今日もご覧頂きありがとうございます♪

 

 

 

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