右に見える
国道16号線4車線の橋梁は現在の上江橋(かみごうばし)
旧上江橋は
昭和15年までに橋脚25基、橋台3基完成した時点で日中戦争による物価高騰と資材難により工事は中断、戦後になって架橋された上江橋が板橋のまま重量制限もあり昭和27年に再着工し昭和32年3月5日にようやく完成したそうです。
↓確かに…途中まで架橋工事をしていたので橋脚のみです。
戦後ようやく1957年3月5日に出来た旧上江橋。
横堤の天端道路(馬宮第三横堤)
は廃道化で舗装が剥がされています。
行き止まりです。
一脚だけ旧上江橋の橋脚が保存されています。
いつも思うのですが…
行き止まりですが途中昔の側道脇へ進める道も残っています。
※側道は舗装があります。
ちょうど二度目の草刈りが済んだ頃でよく見えます。
進むと滝沼川排水路上のこのグレーチングは
載っても大丈夫?ですかね…
猫も端っこを通っているので…w
往時の上江橋の遺構はこの橋脚だけです。
↑こういう橋だったようです。
行き止まりの手前で盛り土しているので注意です。
ここが市境でもある郡境です。
荒川や入間川で境界と思いきや、かつての指扇領村々(さいたま市西区宝来)の悪排水を速やかに流す目的だった滝沼川が境目です。
今の上江橋(外回り1977年完成と内回り1997年完成)
20年の差がありますが外見では違いが見られず
外回りの歩道の方がやや狭く欄干が低く感じます。
ここから先がどんな風に架かっていた道か?
廃橋で残っているなと思った記憶があれど
う~む…忘れてしまいましたね…
廃道化
↑昭和10年に完成した馬宮第三横堤の堤防天端の道が旧上江橋の導入路として使われています。
廃橋後も治水上、横堤として利用するので残されています。
↑当時からある道路標識?
ようやくここで、ブログタイトルですが
埼玉県の特別配信のアーカイブで完成当時の上江橋の動画があります。
旧上江橋開通当時の橋上ですね!
後年造られた人道橋はまだないですね。
旧上江橋は荒川側と入間川側で架橋の向きが異なっていたのが意外です。
※同一名の橋梁では珍しいですね。
旧荒川流路の古川の合流部分に当たるから避けたようです。
旧荒川(古川)右岸の堤防跡を天端道路で活かしたようです。
↑今まではこの冠水橋(木橋)で荒川と入間川を行き来ですか…
※二㌧の重量制限あり
荒川流域の大雨で出水時は何日も通れず往来のネックになっていたそうです。
生コン流して最後の仕上げ
シャブシャブ…
従来の川越新道は旧道になり新上江橋は有料道路です。
車が時代を感じさせますね。
開通当時の物価だとラーメン40~60円だと通行料は少し高いかな?と思いましたが有料道路だった上江橋も償還が進み無償化されたのは1968年(昭和43年)6月1日との事です。
有料の上江橋と
無料の一般道として川越新道が木製冠水橋時代の上江橋共々旧道で残っていた時代もあるようです。
よく見ると不鮮明ですが
左端に『川越市』と読める標識が…
あっ!!
開通初日に事故りそうな予感…汗
間一髪w互いに逸れて無事にすれ違えましたが二車線にしては当時から狭い橋だったようです。
※この新上江橋が出来てから後年は上下線分離し一車線でした。
大宮行きの西武バス?
短い動画ですが開通当時の旧上江橋の様子が分かりました。
バスが通っていた同じ所とは思えないですねw
↑こういう造りだったようです。
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有料橋の料金所が大宮市側にあったそうですが
↑白い建物が道路上にありますね。
料金所があった周辺は
西大宮バイパス開通でだいぶインターへの道路が複雑に変わりましたが
高木バス停が、今はここにありますね。
現在は大宮と川越(本川越)を結ぶ西武の路線バスは無いですが
停留場(バス停)を見ると西武大宮線があった頃からの歴史と代替路線のような役割があったのでしょうね。
川越グリーンパークへ本川越駅・大宮駅西口双方の駅からの西武の路線バスはあるので途中で乗り換えれば行き来出来ます。
路線バスの便数が減って廃止路線が増えたのも
JR川越線が電化されて本数が増えて便利になったからとの事です。
川越線を見る鳥鉄…(鷺)
一定の間隔で鷺がジッといて面白いなと思いましたが
刈り取った跡の田圃でザリガニとか探していました。
同じ様な場所で貴重な動画がありました。
新潟から来る祖母ちゃんを大宮駅まで迎えに行ったのが懐かしいです。
次の年か翌々年からは緑の電車になっていてびっくりしたのを憶えてます。
ローカル然とした川越線が通勤路線に変貌して…
大宮過ぎると埼京線になりますがw
こんな素敵な?長閑な田園風景が見られるのも川越線ならでは…
上江橋を渡った所にある川越市側の
古谷地区の良い所です。
今日もご覧頂きありがとうございます!